おすすめ戦争映画10選【高評価だけど知られていなかった掘り出し物】

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こんにちは

映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。

私は、昔から映画が大好きでジャンルにこだわらずたくさん観てきましたが、特に戦争映画は大好きなジャンルの一つです。

特に、実話を元にした作品は積極的に観ています。

「こんなことが本当にあったのだろうか?」

「今の自分は何て幸せなんだろう」

と、いろいろなことを考えさせられます。

最近では、ロシアとウクライナの戦争がとても心が痛く、早く終結してほしいと願っています。

同じ失敗をしないためにも、私たちは戦争で何が行われているのかを知らなければいけないと思います。

今回は、戦争映画の中でも高評価だけど、あまり知られていなかった作品をご紹介したいと思います。

おすすめ戦争映画:1944年独ソ・エストニア戦線

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引用元:Amazon

第二次世界大戦時に、ドイツ側につくエストニア人とソ連側につくエストニア人が同胞同士で戦うという哀しい戦争です。

前半は、ドイツ側についたエストニア人を描き、後半はソ連側についたエストニア人を描いています。

主役は一人ではありません。

この作品は、アカデミー賞外国語映画賞でエストニア代表作品として選出されたそうですが、ノミネートには至らなかったそうです。

エストニア・・・あまり聞きなれませんよね。

この国は、ヨーロッパ北東部バルト海に面した国でバルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)の一つで、100万人前後の小さな国なんですが、世界最先端のIT国家で有名だそうです!

製作年:2015年

製作国:エストニア

時間:99分

監督:ルモ・ヌガネン

出演:クリスティアン・ウクスクラ、カスパール・フェルベルク、マイケン・シュミット、ヘンリク・カルメット等

見どころ:主人公の変わり方が面白い設定になっています。

同胞同士で殺し合うことに何の意味があるのかという虚しさを感じました。

おすすめ戦争映画:ジャドヴィル包囲戦-6日間の戦い-

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1960年代、コンゴ動乱を背景に自軍の何倍もの数の敵に囲まれた実戦経験のない国際平和維持軍アイルランド兵士たちの戦いを描いた作品。

しかもこの作品、実話に基づいた戦争ドラマなんです!

157人のアイルランド兵士が、フランス・ベルギーの傭兵3000人相手に戦い、アイルランド側は一人も死者を出さなかったというまさに奇跡の戦いです。
しかも実戦未経験者がほとんどの集まりにもかかわらず、相手に痛手を負わせたわけですが、結局弾が付き降伏。
映画では、描かれてしませんが、このあと捕虜として捕まり1年後に開放されたのですが、降伏したということで世間の冷たい目にさらされたそうです。
しかしながら、2000年代に入り、アイルランド兵への名誉回復がなされて、勲章を授与されたとのこと。
製作年:2016年

時間:108分

監督:リッチー・スマイス

出演:ジェイミー・ドーナン、ギョーム・カネ、エマニュエル・セニエ、ジェイソン・オマラ、ミカエル・パーシュ・ブラント、マーク・ストロングなど

見どころ:主役のジェイミー・ドーナンは、映画「フィフティ・シェイズ」シリーズでイケメンCEO役を演じ、「キングスマン」シリーズのマーク・ストロングが脇を固めています。

おすすめ戦争映画:13時間 ベンガジの秘密の兵士

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2012年9月11日、世界で最も危険な町リビアのベンガジでアメリカ領事館がテロリストに襲撃された事件を映画化した作品です。

近くのCIAの拠点アネックスでは、テロリストの襲撃をキャッチしたにもかかわらず、アネックス自体が極秘となっていたため、手が出せません。

そこで、民間の軍事組織GRSの精鋭6名が立ち向かっていきます。

GRSとは、紛争地にいるCIA職員を守るために2001年9月11日の同時多発テロ以降に設置された組織です。

製作年:2016年

時間:144分

監督:マイケル・ベイ

出演:ジョン・クラシンスキー、ジェームズ・バッジ・デール、デビッド・デンマン、マックス・マーティーニ、パブロ・シュレイバー、ドミニク・フムザ、トビー・スティブンス等

見どころ:「アルマゲドン」「トランスフォーマー」シリーズなど、大ヒット娯楽作を手掛けたマイケル・ベイ監督がメガホンを取った作品です。

とにかく銃撃戦がすごいです!

次から次へ湧き出てくるテロリストたちに6人の兵士たちは必死に反撃します。

途中、メンバーの家族の話などがドラマチックに描かれていたため、余計「生きて帰らねば」という彼らの気持ちが強く伝わってきました。

おすすめ戦争映画:ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実

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引用元:Amazon

1966年、ベトナム戦争時、空軍落下傘救助隊のピッツェンバーガーが、銃撃が激しく地上に降りることが困難だったにもかかわらず、一人で降り立ち多くの兵士の命を救い、戦死してしまったという実話です。

彼の両親と戦友タリーは、彼の死後30年ずっと名誉勲章を授与してほしいと請願してきて、やっと願いがかなったのです。

では、なぜ名誉勲章授与が30年も却下され続けてきたのか?

その理由を空軍省に勤務する青年が明らかにしてくれます。

製作年:2019年

時間:116分

監督:トッド・ロビンソン

出演:セバスチャン・スタン、クリストファー・プラマー、ウィリアム・ハート、エド・ハリス、サミュエル・L・ジャクソン、エイミー・マディガン等

見どころ:主役は、「ゴシップガール」「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」などに出演し、今回初の主演作となるセバスチャン・スタン。

脇役は豪華キャストで、「蜘蛛女のキス」でアカデミー主演男優賞を受賞したウィリアム・ハート。

ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐で一躍有名になり、その後いろいろな映画に出演し、82歳時に「人生はビギナーズ」で初の助演男優賞を受賞したクリストファー・プラマー。

「アポロ11」「ザ・ロック」「ライトスタッフ」などでヒット作に次から次へと出演してきたエド・ハリス。

エドの奥様は、この映画にも出演しているエイミー・マディガン。

その他、サミュエル・L・ジャクソン、ピーターフォンダこの作品が遺作です)、ジョン・サベージ等映画好きにとってはベテラン俳優ばかりでうれしい限りですよね。

最後は感動で涙が止まりません。

おすすめ戦争映画:スヘルデの戦い

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1944年、第二次世界大戦下でノルマンディー上陸作戦以降、連合軍が優勢にドイツ軍を追い詰めていったのですが、オランダ領のスヘルデ川河口でドイツ軍は必死に抵抗。

スヘルデ川河口で、1944年10月2日~11月8日までに行われた連合軍対ドイツの戦闘を描いた作品です。

成り行きでレジスタンスに加わった女性、オランダ人だがドイツ兵に志願した男性、親に嘘をついて軍の作戦に加わったイギリス兵の男性、この3人のストーリーが、それぞれ描かれて交差していきます。

製作年:2020年

時間:127分

監督:マティス・バン・ヘイニンゲン・Jr.

出演:ヘイス・ブロム、ジェイミー・フラッターズ、スーザン・ラデル、テオ・ベークレム=ビッグス、スーザン・ラゲル等

見どころ:監督は、「遊星からの物体X ファーストコンタクト」のマティス・バン・ヘイニンゲン・Jr.です。

後半の地上戦の迫力は、「プライベートライアン」を思わせる程の臨場感を感じました。

湿地、遮蔽物がない、ピュンピュン飛んでくる弾をよけながら前へ前へ進んでいく兵士たちを観ていると、こちらもドキドキしてしまい、怖くなってしまいました。

おすすめ戦争映画:ヒトラー最期の12日間

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1945年ナチス・ドイツの敗戦が色濃くなってきた頃、ヒトラーは少数の側近や家族などと共に総統の地下壕へ避難します。

そこでは、ヒトラーは、実情を知る側近から撤退をするように言われ続けますが、絶対に受け入れず、逆に不可解な作戦を提案したり、市民の犠牲よりも自分の命・・・、まさに自分中心に世界が回っている人だったようですね。

この映画は、ヒトラーの個人秘書官ユンゲの証言と回想録を元に作られました。

地下壕でのナチスドイツの象徴であるSS(親衛隊)や官僚、そして最後のゲッベルス一家の悲劇も描かれていて何とも複雑な気持ちになります。

製作年:2004年

時間:155分

監督:オリバー・ヒルシュビーゲル

出演:ブルーノ・ガンツ、アレクサンドラ・マリア・ララ、コリンナ・ハルフォーフ、ウルリッヒ・マテス、トーマス・クレチマン等

見どころ:主役のヒトラーを演じたブルーノ・ガンツの迫真の演技がすごいです。

穏やかだと思いきや急に激高したり、手が震えたり汗をかいたりなど、精神の病に侵されているのではと思ってしまうほどの狂人のような雰囲気を醸し出しています。

最初は心酔していた軍人たちが、ヒトラーの姿や言動を見聞きしていくうちに大きな葛藤を感じ始めていくシーンは哀しいです。。

ヒトラーを否定することは、今まで生きてきた自分自身を否定するようなものなのでしょう。

ゲッベルス一家の結末は何とも悲劇でしたね。

特に、ゲッベルスの妻役のコリンナ・ハルフォースは、残酷だけど最期までヒトラーを心酔して凛としていました。

おすすめ戦争映画:モスル ~あるSWAT部隊の戦い~

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アメリカの雑誌「ザ・ニューヨーカー」に掲載され、事実を元にして映画化された作品です。

21歳の若い警官カーワが叔父を殺され、自分も危機一髪の時にあるSWAT舞台に助けられます。

そして、「身内が殺された者だけが入隊できる」という条件を満たしたため、入隊します。

彼らは、元警官など十数名で編成された特殊部隊。

ある理由により、本部の意向を無視してISISと戦い続けています。

その理由は、秘密でカーワにも知らされていません。

マシュー・マイケル・カーナハン監督は、もともと脚本家で「ワールド・ウォー Z」「21ブリッジ」等をてがけ、今回監督デビューを果たしました。

そして、アベンジャーズシリーズのルッソ兄弟がプロデュースを担当しています。

製作年:2019年

時間:102分

監督:マシュー・マイケル・カーナハン

出演:ヘール・ダッバーシ、アダム・ベッサ、イスハーク・エリヤス、クタイバ・アブデル=ハック等

見どころ:隊長役のヘール・ダッバーシは、アカデミー賞作品「ハート・ロッカー」に出演、若き警官カーワ役のアダム・ヘッサは、「タイラー・レイク-命の奪還-」に出演した際に見込まれ、この作品に出演となったようです。

見どころは、SWATとISとの壮絶な銃撃シーンで、手に汗に握る緊迫したシーンも続きます。

この映画は、ヴェネチア国際映画祭やトロント国際映画祭で取り上げられ、世界中に注目されたため、SNSに脅迫メッセージなどが届けられたそうです!

怖いですね。

おすすめ戦争映画:正義のレジスタンス

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ナチス占領下のオランダで、レジスタンスを支援するために地下銀行を作り、闘い続けた銀行家の話です。

銀行員のままでいれば、そのまま普通の生活をすごせたはずなのに、レジスタンスの支援を選びみずから危険な道へと突き進んでしまう・・・その正義感に胸が詰まります。

製作年:2018年

時間:123分

監督:ヨラム・ルーセン

出演:バリー・アトスマ、ジャコブ・デルウィフ、ピエール・ボクマ、ヤープ・スパイケルス等

見どころ:鉄道ストを起こすことで武器や兵士を送ることを遮り、アウシュビッツへ運ばれるユダヤ人も救える・・・そう考えた主役のウォーリー。

しかし、そこで発生するのがスト中の鉄道員の給与だ。

鉄道員は3万3千人、そんな莫大な給与をどこから捻出するのか?

ウォーリーが思いついたのが「銀行強盗」といっても、よくある拳銃持って覆面しての強盗ではなく、銀行にある国債を偽物とすり替えるというミッションだ。

そのすり替えるシーンは、この映画の一番の見どころではないだろうか?

賢い銀行家の頭脳をフル活用して、レジスタンスの支援を進めていたウォーリーに対して尊敬の念を感じずにはいられません!

でも、結局は、悲しい結末を迎えるわけですが、ウォーリーの妻は、その後地下銀行の残金で新たな基金を設立。再婚せずに過ごし、兄のヘイスはアムステルダム市長になったそうです。

2010年、オランダ銀行の前にウォーリーの記念碑が建てられたとのこと。

おすすめ戦争映画:ラッカは静かに虐殺されている

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「ラッカは静かに虐殺されている」という言葉は、映画のタイトルではなく、2014年シリアのラッカを制圧したイスラム国(IS)に戦いを挑んだジャーナリスト集団の名称なんです。

かつては、「ユーフラテス川の花嫁」と言われるほどの美しさを保っていたラッカが、イスラム国の制圧以降、日々残忍な公開処刑が行われ、市民は恐怖のどん底で生活を強いられました。

そこで立ち上がったのが、市民ジャーナリスト集団「ラッカは静かに虐殺されている」(RBSS)。

スマホを使い、SNSに次々とラッカの惨状を投稿し続けています。

でも、イスラム国は黙っていません。

次々と仲間や家族を殺していきます。

それでも、「ラッカは静かに虐殺されている」は突き進んでいきます。

この映画は、第70回全米監督協会ドキュメンタリー監督賞をはじめ、多くの賞にノミネートされたり、受賞しています。

製作年:2018年

時間:92分

監督:マシュー・ハイネマン

出演:アジズ、アムード、モハマド、ハッサン ※ドキュメンタリーのため、全員実名です。

見どころ:ドキュメンタリーで実在のメンバーを追っているため、ものすごい緊迫感を感じます。

街中にさらされている首、後頭部から次から次へと撃たれていくシーン、そして家族がネット上で公開処刑されているシーン。

これが映画ではなく本当の場面だと思うと信じられない気持ちです。

どこにいても死の恐怖と隣り合わせの状況の中、記事を発進し続ける彼らの強い意志に感動します。

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1945年、第二次世界大戦下、イギリス空軍による「カルタゴ作戦」のさなか、誤ってデンマークの寄宿学校を誤爆してしまい、多くの子供たちが亡くなった事件を映画化したものです。

冒頭で、タクシーに乗っていた3人の女性と運転手が楽しくおしゃべりしているところへ後ろから爆撃されてしまうシーンがあるのですが、すさまじいシーンです。

しかもパイロットのミスで銃撃されてしまったのです。

仕事のミスで人が簡単に死んでしまうという何とも恐ろしい。

「カルタゴ作戦」とは、イギリス空軍がデンマークで活動しているレジスタンスを救出するための作戦で、コペンハーゲンのゲシュタポ司令部をターゲットにしていたものでした。

その近くで起こった寄宿学校への誤爆により生徒86名を含む125名の民間人が犠牲となったのです。

製作年:2022年

時間:99分

監督:オーレ・ボールネダル

出演:バートラム・ビスゴ・エネボルドセン、エスター・バーチ、エラ・ヨセフィーネ・ルンド・ニルソン、マレーナ・ルシア・ロダール等

見どころ:第二次世界大戦下でのデンマークについては、よく知りませんでした。

1940年デンマークはナチス・ドイツの占領下となり、「HIPO」という組織が発足します。

この組織は、ゲシュタポの傘下にあるデンマークの予備警察隊です。

このようにデンマークでは、ナチスドイツに協力する者とレジスタンスとして抵抗するものと分かれていたため、街中では、誰がどちら側についているのかわからないので、市民たちは疑心暗鬼になっていたようです。

この作品でも、父親に怒鳴られながらも「HIPO」に加わった青年がいましたが、結局は逃げ出します。

一番の犠牲者は、大人の事情など知らない子供たちです。

学校が爆撃される前に、門から出ていった女の子を見て、ホッとしましたが、生と死は本当に「運」なんだなと感じました。

その時、自分がどこにいるか、どういう気持ちで動いているかで人生が変わってしまうんですね。

 

まとめ

いかがでしたか?

おすすめ戦争映画10選をご紹介しました。

戦争映画といっても、いろいろな国のいろいろな戦争があるんですね。

第二次世界大戦、ベトナム戦争、中東のテロリストたちとの戦争など、いつの世も地球上のどこかで戦争が行われているのは、とても悲しいことです。

戦争映画を観て、初めて「こういう戦争があったんだ」と勉強になりました。

私は、多くのことは、映画から学んできたなと感じています。

まだまだ知らないことが多いので、どんどん映画を観て感じていきたいと思います。

また、面白い見ごたえある作品に出会いましたら、皆さんにご紹介しますね。

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