こんにちは
映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。
私は映画が大好きです。
特に、戦争映画は見ごたえがあり考えさせられる部分も多くたくさん観てきました。
戦争は、人間がしでかした大きな罪です。
A国がB国を攻撃すれば、その逆も行われます。
そして、軍事力の強い国が相手を負かしていき、とんでもないひどい仕打ちをしていくのです。
ここ昨今のロシアのウクライナ侵攻を見ていると、「どうして人間はあの恐ろしい戦争を忘れて、同じ過ちを繰り返すのだろう」と思わずにはいられません。
私は、戦争を経験していませんが、多くの本や映画を観て、その恐ろしさを感じています。
毎日、何のストレスもなく家のドアを開け、青空の下を不安もなく(自動車には気を付けていますが)歩けていること自体がものすごいしあわせなんだよなぁって感じずにはいられません。
戦争は私たち個人個人が「いけないこと」と感じ、反対していくしかないと思います。
今回は、決して忘れてはいけない戦争・・・特にナチスドイツに関連する映画を5選ご紹介していきたいと思います。
ご興味のある作品がありましたら、ぜひご覧くださいね。
観るべきナチスドイツ映画:サウルの息子
この作品は、カンヌ国際映画祭(2015年)でグランプリ、アカデミー賞・ゴールデングローブ賞(2016年)で外国語映画賞を受賞したハンガリー映画です。
収容所でユダヤ人の死体処理に従事するユダヤ人のサウルが、息子と思われる死体を発見し、きちんと葬りたいという気持ちでラビと呼ばれるユダヤ教の司教を探し回ります。
ここで「ゾンダーコマンド」という言葉を初めて聞きました。
ドイツ語で特殊部隊という意味ですが、ここでは一般的な戦争時の特殊部隊とは少し意味が違っています。
ユダヤ人の囚人たちは、ナチスによって「ゾンダーコマンド」というポストを与えられ、ガス室で殺されたユダヤ人たちの死体処理や掃除、金品を回収する仕事をさせられていたのです。
カメラが主人公サウルの後を追うように撮影されているので、こちらも一緒に収容所内を歩き回ったり、死体を処理したり、飛んでくる弾をよけたりしている感じで、とても臨場感あふれ恐怖感が倍増しています。
地獄とはこういう風景を言うのでしょうか?
そんな恐怖の中でサウルの周りを巻きこんででも成し遂げたい弔いとはいったい何だったのでしょうか?
製作年:2015年
時間:107分
監督:ネメシュ・ラースロー
出演者:ルーリグ・ゲーザ、モルナール・レベンテ、ユルス・レチン、トッド・シャルモン、ジョーテール・シャーンドル等
#面白くないけど好きな映画
サウルの息子ゾンダーコマンドという僅かな生にしがみつく地獄を常にアップで1時間半にわたって見せつけられる。
観返す勇気はなかなか出ないけど脳にこびりついて忘れられない。 pic.twitter.com/qU5Jp6K8aw— AO (@AO61848243) March 1, 2022
day2「サウルの息子」
パッと思ったのがこれ
終始おっさんの顔が映ってるだけなのに下手なホラーより断 然 怖い😣
まさに映画「体験」と追「体験」。ガス室の残虐が、背景に成り下がってしまうという吐き気を催す様な状況。頭ではなく感覚に訴えるアウシュビッツ映画です。#30DayFilmChallenge pic.twitter.com/DkmmCYhEvW— 左腕 (@SA_WADAYO) July 11, 2020
『サウルの息子』
44年10月アウシュヴィッツ。ハンガリー作戦は絶頂を迎えビルケナウのクレマトリウムは連日幾千のユダヤ人を焼却炉に飲み込んでいた。そんな中、ゾンダーコマンド(死体処理係)サウルはガス室での処刑後、まだ息のある少年を発見する。ホロコースト映画に一石を投じた記念碑的傑作 pic.twitter.com/qrC6GarnBR
— 徒然映画雑記 (@metamol_cinema) February 4, 2022
引用元:シネマトゥデイ
観るべきナチスドイツ映画:黄色い星の子供たち
この作品は、第二次世界大戦下、ナチスドイツの占領下のフランスで行われたユダヤ人大量検挙事件(ヴェル・ディヴ事件)を元にしています。
検挙されたユダヤ人は、国外から避難してきた無国籍のユダヤ人で、検挙数は、1万3152人(そのうち子供の数は、4115人)だったそうです。
検挙されるぎりぎりまで住民は、「まさか家族ばらばらにするとか捕まるだなんてないだろう」とのんきに構える人が多く、情報がない状況では仕方ないなと感じました。
もし、当時SNSがあれば、すぐに状況を察知して行動を起こせたのではと強く感じました。
そして、空気を読めない愛らしい子供たちが悲しいです。
映画では脱走して生き残った少年たちがいましたが、実際は検挙された子供たちはほぼ全員生き残ることができなかったようです。
母親と子供が引き離されるシーンは、まるで自分がそこにいるかのように胸が締め付けられます。
あまり言ってはいけないと思いますが、「そこにいなくて本当に良かった」と感じました。
ちなみに、この事件から70年たって初めて、オランド大統領がフランスの責任を認め謝罪しています。
製作年:2010年
時間:125分
監督:ローズ・ボッシュ
出演:メラニー・ロラン、ジャン・レノ、ガド・エルマレ、ラファエル・アゴゲ、ルベルデ等
黄色い星の子供たち(🇫🇷🇩🇪🇭🇺 2010)
監督:ローズ・ボッシュ
出演:メラニー・ロラン ジャン・レノ1942年のフランスで実際に起こったユダヤ人一斉検挙事件(通称:ヴェル・ディヴ事件)を描いたノンフィクション映画。
心が痛む😢#好きな映画#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/vPMsnfGav1
— Hal (@hal_27june) December 28, 2020
『黄色い星の子供たち』見た
第2次大戦中ドイツ占領下のフランスでフランス政府自らが行った大規模なユダヤ人一斉検挙ヴェル・ディブ事件を映画化
ナチスではなくフランス人が積極的にユダヤ人迫害する姿はショッキングでおぞましい pic.twitter.com/bknzfNwOfg— 外薗昌也@鬼畜島 パンプキンナイト 闇異本 犬神連載中 (@hokazonomasaya) January 3, 2018
#座・れら
それでもミープのように行動した勇気ある人たちがたくさんいた。
映画の「黄色い星の子供たち」でもフランスの人たちがユダヤ人を匿って半分しか集めれなかった描写があった。
それだけ多くの人たちが戦ったのもまた事実。
いい舞台でした!感動をありがとう!— おかちゃん(おかざきともみ)@酒ディプロマ資格取ったよ (@okapitumu) December 1, 2019
ローズ・ボッシュ監督 『黄色い星の子供たち』 http://ow.ly/61Jml を観た。1942年のパリ、フランス政府がユダヤ人を一斉検挙し、ドイツ軍が強制収容所に送り込んだ事件を扱った映画。この事実は知らなかったな~。重いテーマだがよくできた映画。看護師役の女優がいい。
— 河添 誠 KAWAZOE Makoto (@kawazoemakoto) August 12, 2011
引用元:シネマトゥデイ
観るべきナチスドイツ映画:定められし運命
レーベンスボルンといえば、最近『定められし運命』という映画をAmazon Primeで観ましたよ。
Prime会員無料です。
重い映画ですが、よかったですよ。
(・ω・)https://t.co/KW3oBtgkao— 闘うブースカちゃん (@Booskachan_Ver2) February 9, 2021
プライムで「定められし運命」をやっと観たんだけどめちゃくちゃよかった。悲しい話ではあるけど。未公開だったのか情報が全然ないけど何故未公開だったん!あと字幕変だよ!でもみせてくれてありがとうアマゾンプライム!めちゃくちゃ良い映画だったよ…
— さっちゃん! (@s_dog_blues) February 10, 2022
定められし運命視聴
まさかの昨日に続いてレーベンスボルンが出てくる話だと思わなかった。ナチスって今のコンプライアンスに上がるであろう全てを全力で最大限に行ってたんだな。虫唾が走る…
でも最後少佐と今でもラブラブに幸せなのは救いだった。ヒリヒリする悲しさがあったけど良い映画— ばちこん (@7974bba) January 26, 2021
観るべきナチスドイツ映画:サラの鍵
この作品もまた、ヴェル・ディヴ事件を元にした映画です。
サラは、幼い弟を守るために納戸に隠し、鍵を閉めた後にナチスドイツに連行されます。
そして、現代、女性ジャーナリストのジュリアがヴェル・ディヴ事件について調べてい行くうちにサラの人生にぶち当たり、その悲劇を目の当たりにするのです。
過去と現代を行き来しながらのストーリーで、サラの人生とサラの軌跡を追うジュリアの人生が並行して描かれており、最後には希望の光が残される結末で、ホッとします。
残酷なシーンはありませんが、家族の離別、友達との離別、夫との離別など、人との別れには必ず悲しみが付きまといますよね。
ちなみにジュリア役のクリスティン・スコット・トーマスは、「イングリッシュペイシェント」「ミッションインポッシブル」等数多くの作品に出演し、アカデミー賞やゴールデングローブ賞でノミネートされている方ですが、2005年には、フランスのレジオン・ドヌール勲章を受章、2015年には大英帝国勲章DBEを授与されているのです。
勲章だなんて何だかすごいですよね。
製作年:2010年
時間:111分
監督:ジル・パケ=ブレネール
出演:クリスティン・スコット・トーマス、メリュジーヌ・マヤンス、ニエル・アレストリュプ、エイダン・クイン等
今日見た映画
『サラの鍵』★★★★★
監督:ジル・パケ=ブレネール 2010年
ドイツの占領下にあったフランスでユダヤ人検挙に協力させられる
フランス警察に踏み込まれた時サラは弟を納戸に隠し、鍵をかけたまま連行される
その後のサラを探し求めるジャーナリスト
知りませんでしたが中々の名作です pic.twitter.com/E2cWpxuZDi— コルチャック先生 (@hide98683950) February 15, 2022
2010年の『サラの鍵』と言う映画、ヴェルディヴ事件と現代とを交差させて描いている。心、苦しくなるけど、観てしまう。物資的に満たされると、人間は新たな不満を持つように…。何のためににモノが作られるるか、大切にしているか。人が人らしくあるために。逃げずに生きられること、ありがたいなと。
— 岡田眞善 (@shinzenOKADA) September 27, 2020
映画「サラの鍵」 監督:ジル・パケ=ブランネール
「ヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件」の概要を知らなくてもいい、当時10歳のサラが背負った重い「罪の意識」によって決定づけられてしまった、彼女の生の全てになった悲惨さに思いを寄せるだけで。それは同時にユダヤの民に象徴される ☞ pic.twitter.com/4tx0PnLCEs— イシカワケイダイ+敬大 (@UP6luwjvEAKQ7IS) September 30, 2020
[c]2010 – Hugo Productions – Studio 37 -TF1 Droits Audiovisuel – France2 Cinema
SNSでは様々なニュースが飛び交い、便利になりましたが、フェイクニュース(虚偽報道)というものも存在しています。
私たちは何を信じればよいのでしょうか?
今まで、ナチスドイツのユダヤ人大虐殺は事実で、ガス室で600万人以上の死者が出たということを信じてきました。
しかし、その点について「真実なのか?」「虚偽なのか?」の論争が繰り広げられた裁判があったのです!
映画は、ホロコースト否定論者のイギリスの作家デヴィッド・アーヴィングが、アメリカのホロコースト学者デボラ・E・リップシュタットを名誉棄損で訴えた「アーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件」を元にした実話です。
訴えられた側に立証責任があるイギリスのルールにのっとって、リップシュタット側は、イギリスの大弁護団を結成し、ホロコーストは実際にあったという事実を証明するため四苦八苦します。
この映画で面白いと感じたのは、裁判で対決するのが、リップシュタットではなくイギリス人弁護団対アーヴィングだということと、感情的に真向からぶつかっていきたいリップシュタットを抑え、冷静に現地調査をし、真実をコツコツ積み上げていくイギリス人弁護団の描き方がとても見ごたえありました。
アーヴィングは、ガス室を「霊安室」と言いましたが、リップシュタット側は「なぜ霊安室に覗き穴があるんだ!」と攻め立てます。
世の中には、多くの人が認識している歴史的事実を真向から否定している学者もいるのに驚きました。
レイチェル・ワイズは、以前「スターリングラード」という映画でとてもきれいな女優さんだなと思っていました。
彼女は、「ナイロビの蜂」でアカデミー賞&ゴールデングローブ賞(2006年)で助演女優賞を受賞していますね。
真実をつかむためにチーム一丸となって苦難にぶつかりながらも突き進んでいく映画では、「スポットライト世紀のスクープ」が思い出されます。
製作年:2016年
時間:110分
監督:ミック・ジャクソン
出演:レイチェル・ワイズ、トム・ウイルキンソン、ティモシー・スポール、アンドリュー・スコット、ジャック・ロウデン、カレン・ピストリアス等
「『ドイツに生まれても俺なら抵抗した』そう言う人も居るかもしれない。笑うしかないわ。当時、それが如何に危険で困難だったか想像できる?」
「英雄だと言えるのは後世の人だけ。当時は恐怖しかなかった」
『否定と肯定』視聴。大変な時期にタイムリーな物を観てしまった…https://t.co/n5CuLhamlW— かりょ (@karyoubi) February 26, 2022
映画「否定と肯定」を観る。レイチェル・ワイズ主演。ホロコースト研究者が否定論者に名誉毀損で訴えられ、裁判で自分の弁護人達のやり方に従い、勝利を目指した実話。#否定と肯定 #レイチェル・ワイズ #映画鑑賞 pic.twitter.com/bkGiXHs6wk
— 斉藤一博 (@fns124) February 26, 2022
「荒唐無稽な否定論を歴史的事実と並び立たせてしまうのは絶対にあってはならない。相対的な真実など存在しないし、紛れもない事実というものはありますからね。実際に法廷でやったのは相手の説の論拠をたどり、ひとつずつ情報源を突き止めること。捏造や嘘ばかりでした」https://t.co/F8hnqj8Skf
— ペロンパー(前事不忘 後事之師) (@klezmer722) February 26, 2022
引用元:映画ナビ
まとめ
いかがでしたか?
決して忘れてはいけないナチスドイツ映画を5選ご紹介しました。
ガス室で600万人以上が虐殺された事実を地球上の人間は、決して忘れてはいけないと思います。
余談ですが、「ガス室」での虐殺は、時間や労力もかかり、効率が悪いという説が書かれていました。
なぜイエッケルン方式ではだめなのか?
イェッケルン方式という名前の由来は、フリードリヒ・イェッケルンというナチスドイツの親衛隊の将軍の名前から付けられたものです。
イエッケルン方式とは?
SD(ナチス親衛隊)がリガ・ゲットーの住民を連行し、500人から1000人ずつ列に並べさせて10キロほど南の処刑場へ歩かせる。処刑場で所持品や衣服を奪って裸にさせてから、死体の穴の方へ顔を向けさせて後ろから銃殺。死体は自然に穴の中に落ちる。死体の山になった穴は埋める。といったやり方である。
(ウィキペディアより)
いかに多くのユダヤ人を効率的に殺せるかを考えていたナチスドイツに寒気がします。
銃殺し続けていく兵士のメンタルが壊れていくのを防ぐために、ガス室での虐殺を考案したという情報がネットに載っていました。
チャップリンが以前、「一人を殺せば犯罪者、多くを殺せば英雄」ということを言っています。
現在、ロシアが、独立したはずのウクライナへ侵攻し、学校や原発を狙い民間人も殺している事実をネットやテレビを通して目に入ってきます。
とても悲しいことです。
私は、今のところ家を出て、平穏な気持ちで空の下を歩いていられます。
いつまでもこの平穏な日々が続くことを祈っています。
世界中の人達が、平穏な気持ちで毎日を過ごせる日々が来ることを強く願います。。
上記の作品以外でも戦争映画の映画をご紹介していますので、ご覧ください♪
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