
こんにちは
映画マニアのゆっちゃんです。
「令和最大の衝撃作」
「すべてがヒントで、すべてが挑発」
映画「爆弾」のキャッチコピーです。
「爆弾」は、2023年の「このミステリーがすごい」で1位。を獲得したクライムサスペンス。
何か月も前から、この映画は絶対に見逃せないぞと楽しみにしていました。
なぜなら、予告編には画面いっぱいの佐藤二朗のアブナイ笑顔が映っていたからです。
対抗する山田裕貴や染谷将太、伊藤沙莉はじめ、若手の寛一郎や坂東龍汰などキャストも魅力的。
監督は、「帝一の國」「キャラクター」の永井聡。
2本ともすっごく面白い映画でしたよ。
さて、今日は公開2日目とあって、比較的映画館の席は埋まっていました。
映画館で映画を観ると、毎回本編が始まるまで15分くらいは予告やコマーシャルが流れるので、2時間半以上の作品の時は、どこでトイレに行っとこうかなと考えてしまうんですよね。
ということで、映画「爆弾」のレビューをしたいと思います。
製作年:2025年
時間:137分
監督:永井聡
出演者:佐藤二朗、山田裕貴、染谷将太、伊藤沙莉、坂東龍汰、寛一郎、渡部篤郎、夏川結衣、加藤雅也、正名僕蔵等
1)映画「爆弾」のあらすじ
最初に、映画「爆弾」のあらすじをご紹介しますね。
ネタバレはありませんのでご安心ください。
ある夜、自動販売機を壊し、酒屋の店員に暴力をふるった中年男(佐藤二朗)が傷害で中野区野方警察署に連行されました。
男は、自分の名前を「スズキ タゴサク」と名乗った。
スズキは、一文無しで記憶もなくなっている様子。
しかし、彼は自分には霊感があり、事件を予測することができると言い出すのです。
最初、等々力刑事(染谷将太)は、相手にしなかったが、スズキが言ったとおりに池袋で爆発が起こったのです。
そして、スズキは、これから3回爆発があり、次の爆発は1時間後に起こると言い出しました。
実際に、東京ドームシティで爆発が起こったため、スズキは連続爆破事件の重要参考人として取り調べが始まりました。
すると、等々力に代わり、捜査一課の清宮(渡部篤郎)が取り調べを行うことになりました。
取り調べの最中に、スズキが「ハセベユウコウ」という名を口にし、刑事たちは驚きます。
ハセベユウコウとは、以前野方署のベテラン刑事で等々力刑事の尊敬していた先輩でもありました。
しかし、彼は事件現場で自慰をするということが周りに知られてしまい、マスコミにすっぱ抜かれてしまったのです。
警察内でも非難され、定年前に退職、数か月後に線路に飛び込んで自殺してしまいました。
そのハセベの名をなぜスズキが口走ったのか?
捜査員たちは、ハセベの家族を当たることにしました。
スズキは、取調室で野球の話をしたり、クイズを出したりなどだらだらと話し続けていました。
そして、クイズの中に次の爆発現場のヒントが隠されていると知った類家(山田裕貴)は、頭脳明晰な脳を使い、考えていきます。
そして、九段下の新聞販売所に絞り、爆発はしてしまいますが被害は出さずに済みました。
次は、代々木の保育園か幼稚園・・・爆弾は見つかり処理されたのですが、同時刻にホームレスのいる炊き出しの場所で爆発が起こったのです。
取調室で類家たちが、懸命に次の爆発場所を見つけるために、スズキに挑んでいる間、外にいる捜査員たちは全力で爆弾を探していました。
それと並行して、ハセベの元妻石川明日香を訪ねた等々力は、スズキについて聞きましたが、知らないとのこと。
そして、ハセベが自殺した後のことを話しだしました。
ハセベが線路に飛び込んだため、家族には多額の賠償金が請求され、マスコミには追っかけられ、家族離散したとのこと。
はたして、スズキの本当の狙いとは何なのでしょうか?
続きはぜひぜひ映画館でご覧くださいね。
2)映画「爆弾」の感想
次に、映画「爆弾」の感想をご紹介しますね。
取調室という狭い空間の中が多いにもかかわらず、観る者を飽きさせず、手に汗握る緊張感で少しも聞き洩らすまいと感じさせる作品です。
それはきっと佐藤二朗と山田裕貴の会話のシーンがすべてではないでしょうか?
そして、映画が終わっても、スクリーンからはみ出すくらいの佐藤二朗の表情が頭から離れないんです。
すごい迫力です。
世の中に嫌気がさし、ぶち壊したいと思うことがあっても、その前に踏みとどまると決めた類家と踏みとどまらずに超えてしまったスズキ。
しかし、人を殺すことは、自分にとってあまりにも割に合わないと言い切る類家の冷静なものの見方も少し怖さを感じました。
それにしても、東京のあちこちで爆発が起こって、あちこちで人が負傷しているシーンは「止めてよ、止めてよ」と心の中で叫んでしまいました。
佐藤二朗は、福田組の映画でコメディ役者という印象が強かったのですが、映画「さがす」「あんのこと」など、シリアスなドラマでもすごいところを見せてくれるんだなと思いました。
この映画は、タイトル通りに刺激的で目が離せない、見ごたえたっぷりな作品です。
忘れてはならないのは、坂東龍汰と伊藤沙莉の名コンビぶり!
取調室で行われている怪物と刑事のやり取りを見た後に、この2人のやり取りをみると、なぜかホッとしました。
そして、染谷将太も脇をがっちり固めていましたね。
ラストのエンドロールで流れる宮本浩次の「I AM HERO」がかっこよいロックでよかったぁ。
きっと来年あたりに配信されるでしょうから、その時も絶対に観ようかと思います。
3)映画「爆弾」の評価・口コミ
次に、映画「爆弾」の口コミをご紹介しますね。
4)映画「爆弾」の予告編
次に、映画「爆弾」の予告編をご紹介しますね。
5)まとめ
いかがでしたか?
映画「爆弾」のあらすじと感想をご紹介しました。
この作品、呉勝浩さんが2022年に発表した小説で、
このミステリーがすごい! 2023年度版(国内編)で第一位!
ミステリーが読みたい! 2023年度版(国内編)で第一位!
と、2冠達成した作品なんです。
その上、直木賞にもノミネートされたそうです。
小説も面白く、キャストも良く、脚本・演出が良ければ、面白くないはずがありませんね。
そして、この話には続編があるらしいんです。
「法廷占拠 爆弾2」
この小説は、2024年7月に発売されているそうです。
ということは、映画「爆弾」の続編が制作される可能性もいありますよね。
もう、今から楽しみです。


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