
こんにちは
映画マニアのゆっちゃんです。
この作品は、2020年に公開されました。
ちょうどその頃はコロナが流行し始めた頃です。
規制の多かったこの時期に草彅剛の「ミッドナイトスワン」は異例の大ヒットになりました。
彼は、ジェンダーという難しい役で日本アカデミー賞を総なめにし、演技の幅をまた大きく広げた時期だったかと思います。
今回はこの映画についてレビューしたいと思います。
製作年:2020年
時間:124分
監督:内田英二
出演者:草彅剛、服部樹咲、上野鈴華、水川あさみ、根岸季衣、田中俊介、田口トモロヲ、吉村界人、真飛聖、佐藤江梨子等
映画「ミッドナイトスワン」のあらすじ
まずは、映画「ミッドナイトスワン」のあらすじをご紹介しますね。
新宿のニューハーフショーで働く凪沙は、若くはないトランスジェンダーです。
トランスジェンダーとは、出生時に身体で割り振られた性が自身の性同一性またはジェンダー表現と異なる人々を示す総称です。
凪沙は、故郷の広島では武田健二として生き、30代になってから東京へ行き、「女性」として生きていくことを選びましたが、母親・和子には打ち明けることができませんでした。
そんなある日、和子から電話があり、従姉妹の早織が娘をネグレクトしていたため児童相談所から指導が入り、一時的に叔父である凪沙に預かってもらえないかと相談されたのです。
凪沙は、最初とても嫌がりましたが結局預かることにします。
その娘は、中学生の一果といい、無表情でほとんど口を開きません。
一果の母親は、元暴走族で19歳の時に一果を出産、シングルマザーとしてキャバクラで働いていたのですが、ほとんど家には帰らずネグレクト状態になっていたのです。
凪沙と一果の同居生活は、最初うまくいかず、なかなか打ち解けることができません。
中学生の一果は、学校から家に帰る途中、あるバレエ団の練習風景を見て、とても興味を持ちます。
そして、体験入学をしたいと思い、バレエを始めたのですが、とても楽しくてすっかりのめりこんでいきます。
一果は、同じバレエ団のお金持ちのりんと友達になります。
彼女は、お金がなくて困っている一果に使い古した靴や衣装をあげました。
一果は、バレエを続けたいため、リンに誘われてお小遣いを稼げる怪しいアルバイトをすることになります。
しかし、そのアルバイトが凪沙にばれてしまい、内緒でバレエ団に入っていることもばれてしまいました。
そのショックで一果は傷つき、以前からの自傷行為癖で自分の腕を噛んでしまうのですが、その姿を凪沙は目撃し、彼女の苦しみを目の当たりにしたのでした。
そして、そのころから2人はお互いに心を開き始めていくのです。
一果のバレエをしている姿は、凪沙に大きな感動を与え、彼女にバレエを続けさせるために、安定した職に就こうと決心します。
しかし、ある日、一果の母親・早織が広島から上京し、一果を取り戻しに来たのです。
凪沙は、本物の母親にはかなわないと落ち込みますが、ある決心をします。
凪沙のある決心とは何なのでしょうか?
凪沙と一果は、このまま離れ離れになってしまうのでしょうか?
あとは、映画をぜひご覧ください。
映画「ミッドナイトスワン」の感想
次に映画「ミッドナイトスワン」の感想をお伝えしますね。
見た目が、草彅剛とわかるのに、女性に見えてしまうほどの演技力はさすがです。
手先や歩き方、眼差しの隅々までをとても意識しながら、それを持続させているので、観ているこちら側も何一つ見逃せないぞと思ってしまうのです。
また、パブで働く他の俳優さん(田中俊介、田口トモロヲ、吉村界人など)の演技も素晴らしかったです。
映画で私が重要視するのは、ストーリーはもちろんですが、バックに流れるBGMと美しい光景です。
坂本龍一を思わせるようなピアノの音色は、心揺さぶられるものを感じましたし、一果を演じた新人・服部樹咲のバレエのシーンにはとても癒されました。
トランスジェンダーという重く、難しいテーマですが、学ぶことがとても多い分野だと思いました。
計り知れないほどの苦しみを抱えて生きている人がいるんだなと。。
「お母さん」て呼ばれた時の凪沙の笑顔、忘れません。
服部樹咲は、4歳からバレエを始め、数々の賞を取っていて、今回女優として初めて大抜擢されたそうです。
また、一果の友人のりん役の上野鈴華は、実年齢20歳なのに中学生役を演じていたそうです。
こういった映画での裏話も面白いですね。
映画「ミッドナイトスワン」の口コミ
次に、映画「ミッドナイトスワン」の口コミをご紹介しますね。
映画「ミッドナイトスワン」の予告編
次に映画「ミッドナイトスワン」の予告編をご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
映画「ミッドナイトスワン」は、草彅剛の代表作といっても過言ではないのではないでしょうか?
彼の作品では、テレビドラマ「僕の生きる道」で感動したのを覚えています。
映画「任侠ヘルパー」を見た時には、「やくざ役もはまってるんだぁ」って感心しました。
つまり、草彅剛は、どんな役もこなしちゃうってことなんでしょうか?
最近では、NHKドラマ「青天を衝け」の徳川慶喜役が大絶賛でした。

 
  
  
  
  

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