映画「ゴジラ-1.0」のあらすじと感想【ドラマチックに圧倒される!】

邦画

こんにちは

映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。

2016年の「シン・ゴジラ」で大いに感動し、次のゴジラはどんな感じになるのかなとワクワクしていました。

そして、今回やっと観ることができました!

監督・脚本・VFXは、「ALWAYS三丁目の夕日シリーズ」「永遠の0」の山崎貴。

感動揺さぶる作品を多く作ってきた山崎監督の今回のゴジラ、とっても感動しました!

今回は、ゴジラ生誕70周年記念作品で、日本で製作された実写版としては30作目。

山崎監督は、1954年の「ゴジラ」がとても印象的で、自分が新しいゴジラを製作するなら、戦争のにおいの残る時代を舞台にしたいと思っていたそうです。

「ゴジラ-1.0」の「-1.0」は、「マイナスワン」と読み、戦争で何もかも失い、ゼロ(無)の状態になった国民を、さらなるゴジラの恐怖でマイナス(負)にまで陥らせた意味だそうです。

今回は、この興奮冷めやらない「ゴジラ-1.0」のレビューをしたいと思います。

製作年:2023年

時間:125分

監督・脚本・VFX:山崎貴

音楽:佐藤直紀

出演者:神木隆之介、浜辺美波、吉岡秀隆、青木崇高、佐々木蔵之介、山田裕貴、安藤サクラ等

1)映画「ゴジラ-1.0」のあらすじ

まず最初に、「ゴジラ-1.0」のあらすじをご紹介しますね。

ネタバレはありませんので、ご安心ください。

1945年、第二次世界大戦の終戦末期、大戸島の守備隊基地に零戦が着陸しました。

敷島浩一少尉(神木隆之介)が、故障したということでやってきたのですが、整備兵の橘宗作(青木崇高)は、どこも故障していないことに疑問を持つ。

そんな時、海から巨大な生物が現れ、島の隊員たちを襲います。

この生き物は、島の伝説で語り継がれてきた「呉爾羅(ゴジラ)」でした。

零戦に積まれていた20ミリ砲で攻撃できるのは、敷島少尉のみ。

橘は、大声で敷島に「ゴジラを撃て」と叫びますが、恐怖でおびえてしまった敷島は撃つことができませんでした。

結果、島の隊員は橘以外全滅。

橘は、敷島に「お前が撃たなかったから、皆死んだ!」と責めたてました。

その年の冬に引き上げ船で敷島は、橘と一緒になります。

そこで、橘は、敷島に死んだ隊員たちの家族写真を手渡しました。

東京へ戻った敷島は、隣に住んでいた太田澄子(安藤サクラ)に両親とも空襲で焼け死んだと伝えられ、生きて戻ってきた敷島に「特攻へ行ったのになぜ生きて戻ってきた!」となじられるのでした。

生きることに後ろめたさを持ちながら、敷島は街中を歩いていた時に、赤ん坊を抱えた大石典子(浜辺美波)に出会います。

最初は、迷惑がっていた敷島も一緒に生きることを始めていきます。

典子たちのために、もっと稼がなくてと思った敷島は、戦時中米軍が残した機雷を除去する仕事に就きます。

掃海艇「新生丸」に乗るのは、艇長の秋津清治(佐々木蔵之介)兵器の開発に携わっていた元技術士官 野田健治(吉岡秀隆)、若手の乗組員水島四郎(山田裕貴)。

仕事を続けていくうちに仲間意識も生まれ、楽しく過ごしていく敷島達。

しかし、敷島は大戸島での出来事が夢にも出てきて、「自分だけが生きているわけにはいかない」と苦悩していました。

一方、典子もいつまでも敷島の世話になっているわけにはいかないと思い、自立のため銀座で仕事を見つけます。

1946年、米軍による核実験がビキニ環礁で行われました。

この実験により、戦艦「長門」が沈没、ゴジラにも被ばく。

ゴジラは、この被ばくにより全身に放射能を抱え、放射熱戦を吐くようになり身体も巨大化していきました。

「新生丸」にゴジラを何とかしろという命令が下ります。

アメリカは、敵対しているソ連を刺激しない方針を取ったため、日本へ向かっているゴジラに軍事支援をしないことを決意。

政府は、戦争に負けたことにより軍を解体してしまった直後のため、あとは民間の有志に頼むしかないという絶望的な状況の中、「新生丸」に白羽の矢が立ったというわけです。

海に出た新生丸ですが、ゴジラに遭遇。

敷島が船の機銃で攻撃しますが、歯が立ちません。

機雷をゴジラの口に押し込んで爆破させますが、細胞が再生して復活。

「もうだめだ!」と思った時に現れたのが、シンガポールから戻ってきた重巡洋艦「高雄」。

これで安心と思いきや結局は、ゴジラの放射熱戦で高雄も海の藻屑へと消えてしまうのでした。

気を失ってしまった敷島は、病院で目が覚めます。

典子に、自分が特攻から逃げ、ゴジラからも逃げてしまい、自分には生きていてはいけないことを吐露します。

典子は、敷島の苦悩を受け止め、「生き残った人間は、きちんと生き続けるべきです」と彼に伝えるのでした。

そして、とうとうゴジラが東京へ上陸します。

東京はこの先、どうなってしまうのでしょうか?

敷島の戦争は終わりを告げることができるのでしょうか?

ゴジラは、どうなってしまうのでしょうか?

先が楽しみで仕方ないですよね!

この先は、ぜひ映画館でご覧ください。

私は、2回目も観たい気持ちになっていますよ!

2)映画「ゴジラ-1.0」の感想

次に、映画「ゴジラ-1.0」の感想をご紹介しますね。

このタイトルを見た時に、なぜマイナス1.0とついているのか不思議でしたが、戦争が終わり、国民が「無」の状態になっている時に、追い打ちをかけるようにゴジラが出現し、「負」へと落とし込まれてしまったからなんですね。

何もかも失い、歯を食いしばって生きていかねばならない中、「特攻隊」から逃げ出したことやおびえてしまい仲間を救えなかったことで自分の中の戦争がまだ終わらない敷島の苦悩がとても痛かったです。

戦争の苦しみや悲しみを突き付けられた上に、ゴジラの歩く「ドドーン」という足音と身震いすような声とフォルム・・・心の中がかなりかき乱されました。

ゴジラが暴れまくるシーンは、とにかく迫力があります。

「高雄」がいったんゴジラを沈めたと思いきや、すぐに浮上し覆いかぶさってきて逆に沈められてしまったシーンは、恐ろしかった!

その時の秋津(佐々木蔵之介)、野田(吉岡秀隆)、水島(山田裕貴)の驚き、叫び、必死さがすごくリアルで恐怖が伝わってきました。

今回、より大きな恐怖感や悲壮感を感じたものに「音楽」があります。

この作品の音楽を担当した佐藤直紀氏は、山崎監督の作品の多くを担当しています。

サウンドトラックには11曲入っていて、楽曲配信サイトで1曲ずつさわりだけ聞いてみましたが、

頭にいろいろなシーンが蘇ってきました。

私の中では、映画には音楽が欠かせないと思っています。

山崎監督の映画では「山崎組」と呼ばれている、毎回同じスタッフや俳優さんたちが集結して撮影していますね。

アットホームな雰囲気で人情派な作品のイメージが強かったので、ゴジラはどんな感じになるのかなと思っていましたが、「こんなに怖いゴジラを描けるなんてすごい!」と感動してしまいました。

一方、新生丸のメンバーがテーブルを囲んで鍋を食べながら、まどろんでいるシーンは「山崎監督のイメージだぁ」って思ってしまいました。

この映画は、戦後の様々な苦しみと戦いながら、得体のしれない怪物に立ち向かう人間たちの姿がとても愛おしく、大きな感動で描かれていますね。

ゴジラを見に来たのに、ハンカチが手放せないんなんて、素晴らしすぎる!

3)映画「ゴジラ-1.0」の評価・口コミ

次に、映画「ゴジラ-1.0」の評価・口コミをご紹介しますね。

#ゴジラ -1.0

やっと観られました!
ゴジラがー!!かっこよすぎた!!✨✨
人間ドラマもいろいろあり、海外版とは違った良さがあって感動しました!
銀座のシーンは鳥肌、メインテーマ曲が流れるとやっぱり胸熱😭
評判いいのも納得でした✨
これはもう一度観なくては! pic.twitter.com/rW1ZWGqVrB — りん🎩@映画垢✨ (@plamp818) November 16, 2023

4)映画「ゴジラ-1.0」の予告編

次に、映画「ゴジラ-1.0」の予告編をご紹介しますね。

5)まとめ

いかがでしたか?

映画「ゴジラ-1.0」のあらすじと感想をご紹介しました。

主演の神木隆之介と浜辺美波は、この作品の前にNHK連続テレビ小説「らんまん」で夫婦役で共演していたんですね。

どうりで息の合った雰囲気だと思いました。

あと、役者さんの演技力が力強くて、観ている私たちをゴジラの恐怖の世界へ思い切り引きずり込んでいきます。

銀座で逃げまどう人々に自分もまきこまれているかのように感じました!!

さて、次のゴジラは誰が作るのでしょうね。

「シン・ゴジラ」の舞台は、現代。

「ゴジラ-1.0」の舞台は、戦後。

となると、次の舞台は??

毎回、ハードルが挙がっていき、監督さんも大変ですよね。

でも、やっぱり期待しちゃいます。

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