映画「侍タイムスリッパー」のあらすじと感想【ホンモノの侍が魅せるチャンバラ活劇】

ゆっちゃんの映画ブログ 時代劇
ゆっちゃん
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こんにちは

映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。

以前からかなりの評判で機会があったら観ようと思っていました。

時代劇はあまり得意ではないので、どうかなと思っていたのですが、見始めたらあっという間の2時間!

クスクス笑ってしまうシーンや迫力ある殺陣のシーンでは見入ってしまうほどです。

この作品は、2024年8月に池袋のたった一つの映画館でしか上映されていませんでした。

それが、SNSで口コミが口コミを呼びあっという間に全国へ拡大、大ヒット!

第48回日本アカデミー賞(2025年)で7部門ノミネート、最優秀作品賞、最優秀編集賞を受賞。

コメ農家をしながら自主映画を撮っていた安田淳一監督が、自分の貯金など2600万円を捻出して製作し、低予算で大ヒットを飛ばした「カメラを止めるな」を彷彿させるような作品を作り出しただなんてすごいですよね。

今回は、映画「侍タイムスリッパー」のあらすじと感想をご紹介しますね。

製作年:2024年

時間:131分

監督:安田淳一

出演:山口馬木也、冨塚ノリマサ、沙倉ゆうの、峯蘭太郎、井上肇、田村ツトム、福田善晴等

1)映画「侍タイムスリッパー」のあらすじ

最初に、映画「侍タイムスリッパー」のあらすじをご紹介しますね。

ネタバレはありませんのでご安心ください。

幕末、会津藩士の高坂新左衛門(こうさかしんざえもん)は、密命を受け、長州藩士の山形彦九郎を討つべく京都にやってきます。

そこで、刃を交えた時、落雷と共に気を失ってしまいます。

目が覚めた新左衛門は、京都の時代劇撮影所にタイムスリップ。

ちょうど撮影中に出くわし、監督や役者さんたちに大迷惑をかけてしまいますが、新左衛門は、機材に頭をぶつけてしまい、病院に入院してしまうのでした。

病院から外を見た新左衛門は、街の風景が自分の見てきたものと全く違っていることに驚き、外に出て街をさまよいます。

そんな時に、ポスターに目が留まり、今が幕末から140年後であることを知るのでした。

元の時代に戻る方法もわからず雨の中さまよい、混乱してしまう新左衛門ですが、途中ある住職夫妻に助けられ、そこで居候することになりました。

ある日、新左衛門は、テレビで時代劇を見てとても感動し、自分の生きる道は「斬られ役」だと確信し、「検心会」という斬られ役専門のプロ集団に入門することにしました。

殺陣師として名をはせていた関本のの指導のもと、新左衛門はめきめきおと力を発揮し、斬られ役として順調に活躍していくのでした。

そんな時、10年前に時代劇を引退した人気俳優の風見恭一郎が、新作時代劇の制作発表をしたのですが、その準主役に風見直々の指名で新左衛門が抜擢されたのです。

風見がなぜ相手役に新左衛門を選んだのか?

そこには、ちゃんとした理由があったのです。

この先は、ぜひ映画を御覧ください。

とても感動しますよ。

2)映画「侍タイムスリッパー」の感想

次に、映画「侍タイムスリッパー」の感想をご紹介しますね。

この映画が大ヒットを飛ばし、全国公開されてもなかなか見に行こうと思っていませんでした。

時代劇は嫌いではないのですが、そんなに好物でもなく、キャストも好きな俳優が出ているわけでもなかったからです。

でも、アマゾン・プライム・ビデオて配信され、「試しに見てみるかな」って軽い気持ちで鑑賞。

すると、まぁ笑えて面白く、今では時間があればついまたポチッと見てしまうくらい中毒になっています。

主演の山口馬木也の発する会津なまりのセリフが耳障りよく、バックに流れる和太鼓の音も気持ち良い。

監督が叫ぶ「カァ〜ット!」という声も大声やら優しい小さい声てバリエーションがあるところも印象的です。

なぜこんなに引き込まれるのか不思議です。

硬くコワモテの山口馬木也がお惚けな感じでとまどい、助監督の優子さんへの淡い恋心などクスクス笑ってしまうのですが、いざ刀(本物ではないですが)を手にすると侍魂が沸き起こり、目つきや動きがシャープになるところが良いですね。

昔、低額予算で大ヒットした「カメラを止めるな」を見た時は、そんなに私には響かなかったのですが、たぶん今回のこの作品は、私の感性にビビッときたに違いありません。

映画の影響は。その時の人の気持ち、環境などに左右されるのかもしれませんね。

主役だけでなく、脇役の方々もユニークな方が多く楽しめました。

テレビ時代劇の主人公、心配無用之助を演じた錦京太郎(俳優さんは田村ツトム)の決めセリフが昭和チックでイケてるし、住職夫婦の吉本新喜劇に出てくるような観てるだけで笑ってしまうような雰囲気も楽しい。

笑いだけではなく、伏線をしっかり回収したところも素晴らしいし、時代劇の殺陣のシーンでは皆うまくて緊張感を醸し出していました。

男の世界の中で紅一点頑張っている山本優子助監督を演じた沙倉ゆうのが可愛くて魅力的です。

何となく国仲涼子に似ていませんか?

この作品は、「出会ったその時代で一生懸命生き抜くことが大事」と教えてくれました。

3)映画「侍タイムスリッパ―」の口コミと評価

次に、映画「侍タイムスリッパー」の口コミと評価をご紹介しますね。

4)映画「侍タイムスリッパー」の予告編

次に、映画「侍タイムスリッパー」の予告編をご紹介しますね。

5)まとめ

いかがでしたか?

映画「侍タイムトリッパ―」のあらすじと感想をご紹介しました。

安藤淳一監督は、この映画が3本目だそうです。

1本目が、2014年「目玉焼きと拳銃」、2本目が、2017年「ごはん」です。

「侍タイムスリッパー」は、カナダのモントリオールで行われたファンタジア国際映画祭で最優秀アジア長編映画賞の観客賞金賞を受賞し、海外でも注目されているんです。

その会場で監督は、ある車いすの女性に「この映画を観て、明日から頑張ろうと思いました」と言われたそうです。

監督は、この映画を作って本当に良かったと感動したそうです。

映画の力はすごいですよね。

映画は、私含めてたくさんの人に感動や生きる勇気を与えてくれます。

この映画は、低額予算でも、無名キャストでも私たちの心をわしづかみにする素晴らしい作品は作れるんだということを教えてくれました。

これからもこのような素晴らしい映画に出会った時には、すぐに皆さんにご紹介しますね。

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