映画「最後まで行く」のあらすじと評価【韓国版のリメイクにとどまらないこの迫力!】

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こんにちは
映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。

マズい男 VS. ヤバい男

映画「最後まで行く」のキャッチコピーです。

2014年に公開された韓国映画のリメイク版が昨日公開されました。

韓国映画がとても面白かったので、リメイク版も絶対にアタリだろうって思っていました。

何といっても「ザ・ファブル」、NHK大河ドラマ「どうする家康」の織田信長役などいろいろなジャンルで大活躍の岡田准一と「ヤクザと家族 The Family」「日本で一番悪い奴ら」「新宿スワン」等一癖も二癖もある役がうまい綾野剛!

この2人の共演映画と聞いたら、「観たい!」ってなっちゃいますよね。

監督は、藤井道人。

「余命10年」「ヤクザと家族 The Family」など、今の映画界を牽引しているといってもよい注目の監督です。

映画「新聞記者」では、日本アカデミー賞(2020年)で、5部門ノミネート、3部門受賞(最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞)という快挙を成し遂げました。

今回は、昨日公開されたばかりの映画「最後まで行く」のレビューをしたいと思います。

製作年:2023年

時間:118分

監督:藤井道人

出演:岡田准一、綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、駿河太郎、山中崇、杉本哲太、柄本明等

映画「最後まで行く」は、フランス・中国、フィリピンでもリメイクされていて、フランス版は、現在Netflixで配信されています。

1)映画「最後まで行く」のあらすじ

最初に、映画「最後まで行く」のあらすじをご紹介しますね。

ネタバレはありませんので、ご安心ください。

激しい雨の中、刑事・工藤は車を走らせていました。

携帯が鳴り出ると、上司から「うちの署で裏金が作られているというタレコミがマスコミに入ったが、関係していないか?」とのことでしたが、工藤は口ごもりながらもなんとかやり過ごし、電話を切ったと思いきや、次は妻の美沙子からの着信。

「お母さんが亡くなった」とのこと!

工藤は、あまりのショックでぼぉっとしてしまいましたが、その時ドスンという音がし、人を撥ねてしまったことに気づきます。

工藤は、轢いてしまった男が絶命したことを知ると、血の気が引き、とりあえず何とかしなくちゃと車のトランクに入れました。

途中、検問にひっかかり、危うくトランクの中を見られるところでしたが、何とか逃げ出すことに成功。

しかし、署では上司から裏金について責められまくり、何とかやり過ごした後に母親の葬儀場へ向かいました。

工藤は、死体を隠すためになんと母親の棺桶の中に入れることを思いつき、葬儀場の担当者に「今まで母子2人で頑張ってきたから、最後は2人で過ごしたい」と言い、霊安室で2人になり、通風孔に隠していた死体を母親の上に乗せました。

ホッとしたのもつかの間、工藤宛に「お前は人を殺した。知っているぞ」というメッセ―ジが入ります。

そして、メッセージの相手は、死体のありかを必死に聞いてきます。

また、やくざの親分・仙葉から寺の財産が隠されている宝庫の鍵を尾田という男が持ち逃げしたから探してくれと頼まれていたが、その尾田は工藤が轢いてしまった男だったため、工藤はますます焦ります。

工藤にメッセージを送った男は、県警本部監察課の矢崎。

矢崎は尾田と会わなければいけない秘密の事情があり、必死に工藤を追っていました。

追われる工藤と追う矢崎。

12月28日から96時間、ノンストップで2人の追いつ追われつの戦いが始まります!

工藤は矢崎から逃げきることができるのか?

この先はぜひ映画館でご覧くださいね。

2)映画「最後まで行く」の感想

次に映画「最後まで行く」の感想をご紹介しますね。

先に韓国版を観ていたので、つい重ねて観てしまいましたが、ところどころ変えている部分があり、面白かったです。

韓国版にはなかった「2匹のトカゲ」も、地べたを這いつくばってでも生きてやるという「追うもの」と「追われるもの」をうまく描いていました。

最後の2人の四つん這いで動き回るシーンはまさに「トカゲ」です!

あと、文化の違いで火葬と土葬の違いなどもあり、興味深かったですね。

岡田准一のあわあわした焦り具合が何とも言えず、笑ってしまいました。

「ザ・ファブル」でコメディ路線もいけるんじゃないかって言われていた岡田准一ですが、その頃は「コメディに向いているのかなぁ?ちょっと無理しているかな?」と半信半疑。

でも、この作品をみて、何だかわかりませんが、あちこちで笑ってしまいました。

彼は、人間焦っている時に出てしまう仕草や表情を出すのが、一段とうまくなったような気がします。

何とか言い訳を言おうとしても口から出てこない「あわあわ感」が良い!

そして、必死に追ってくる綾野剛のキレた演技がスゴイ!

綾野剛は、藤井道人監督のテレビドラマ「アバランチ」で白い歯を見せたダークヒーロー的な役もステキですが、この作品のような悪の塊のような役も見事です。

それにしても最後のアクションシーンは、2人ともズタボロ!

人間そこまでタフかなぁ?と思ってしまいました(^^;

 

とにかく、この2人は、年々演技に磨きがかかってきたような気がします。

もちろん、脇を固めるやくざの親分役の柄本明、ひょうひょうとした警官役の山中崇、チンピラ役もうまい磯村勇斗、そして家庭を大切にする常識的な妻役の広末涼子らの素晴らしい演技力がより映画を盛り立てています。

3)映画「最後まで行く」の口コミと評価

次に映画「最後まで行く」の口コミと評価をご紹介しますね。

4)映画「最後まで行く」の予告編

次に映画「最後まで行く」の予告編をご紹介しますね。

5)まとめ

いかがでしたか?

映画「最後まで行く」のあらすじと感想をご紹介しました。

慌てふためく岡田准一と氷のように冷たい目で追ってくる綾野剛の共演は大成功と言えるでしょう!

この2人は、2010年映画「SP 野望編」で共演していたんですよね。

その頃から、岡田准一は、綾野剛の成長ぶりをずっと見てきたとのことです。

そして、綾野剛は岡田准一と共演することが一つの目標で頑張ってきたそうです。

2人ともお互いに注目していたんですね。

役者として磨きがかかった2人のアクションシーンは、迫力あり目が離せませんでした。

この「最後まで行く」のタイトルですが、韓国版では、一つの区切りがついたような終わり方でしたが、日本版は、まさしくタイトル通りと言えるでしょう!

この「タイトル通りだ!」と思わせてくれた藤井道人監督の手腕に脱帽しました。

韓国版も良いし、この日本版も良かったので、次はフランスのリメイク版をNetflixで鑑賞してみようかと思います。

 

韓国版については、下記の記事をお読みいただければと思います👇

映画「最後まで行く」のあらすじと感想【迫力満点!日本でもリメイクが公開間近】

 

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