
こんにちは、映画マニアのゆっちゃんです。
私は、ロバート・デ・ニーロが大好きです。
ダウンタウンのざわめき・・・街の女
光のカクテル・・・濡れたアスファルト
けだるいジャズの吐息・・・
ニューヨークの夜が、ひそやかな何かをはらんで
いま、明けてゆく・・・
これは、映画「タクシードライバー」のキャッチコピーです。
映画が始まるやいなや、まさしくこのキャッチコピーのような雰囲気なんですよね。
けだるいジャズの響きが、時折寝落ちしてしまいそうな感じです(^^;
今回は、昔見たけどまた見直してみようかなと思った作品「タクシードライバー」についてレビューしたいと思います。
製作年:1976年
時間:114分
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ポール・シュナイダー
出演者:ロバート・デ・ニーロ、ジョディ・フォスター、アルバート・ブルックス、ハーベイ・カイテル等
1)映画「タクシードライバー」のあらすじ
早速、映画タクシードライバーのあらすじをご紹介しますね。
ネタバレはありませんので、ご安心ください。
ベトナム戦争帰りの元海兵隊員、トラビスは、不眠症が続いています。
そのため定職に就くことができず、タクシー会社に入社。
下ネタ話をする同僚には多少の嫌気もさしているが、余暇はポルノ映画を観て、日々の愚痴を日記に書き連ねて、毎日をやり過ごしていました。
夜のマンハッタンは、ネオンがまぶしく、麻薬や暴力などがはびこっており、けだるいジャズが似合っています。
トラビスは、街でタクシーを走らせている時に、選挙事務所に勤務するベッツィーを見かけ恋をします。
何とかデートまではこぎつけたものの、いつもの習慣でポルノ映画館に入ってしまい、彼女を怒らせてしまいました。
トラビスは、彼女に嫌われてしまい、不眠症もがひどくなり、気持ちもすさんでいきます。
そんな時に、ベッツィのボスでもある次期大統領候補のパランタインを暗殺しようと考えますが、失敗に終わります。
ある時、トラビスは13歳の少女をタクシーの乗せますが、彼女は家出してこの街に来てから、声をかけられ売春婦として働いていることを知ります。
そこで、トラビスは彼女を救わないといけないと考え、行動に移すのですが、うまく彼女を救うことができるのでしょうか?
2)映画「タクシードライバー」の感想
次に映画タクシードライバーの感想をご紹介しますね。
まずは、1976年の映画なので、当たり前ですがデ・ニーロが細くて若い!
もう一人の名優ハーベイーカイテルも若くポン引き役で出演してます。
彼は、若い時よりも年を重ねた頃の「スモーク」の渋いおやじ役がステキでした。
映画の中では、26歳の役(デ・ニーロ自身は33歳)ですが、ベトナム帰りだとそのくらいの設定になるのでしょうね。
ベトナム戦争の後遺症で不眠症になり、何に対しても批判的で不満足な気持ちで生きている様子が伝わってきます。
それでも生きていかなくてはいけないという気持ちがあり、タクシー運転手として働くのですが、トラビス(デ・ニーロ)の目から見るマンハッタンの街並みは、ネオンと麻薬・暴力、セックスでいっぱいの悪の権化のように映っていました。
自分本位で時に感情的になり、好きな人の職場へ駆け込んでゆくような男なのに、毎日きちんと日記を連ねているところは興味深いですね。
「俺の人生に必要なのは、きっかけだ」
「自分の殻だけに閉じこもり、一生過ごすのはばかげている」
と綴っています。
人生に投げやりな気持ちでいるようで、実は正義の味方にも憧れているのではないかなと思いました。
選挙事務所で働くベッツィが、なぜトラビスに対して多少の興味をもっているのか不思議でした。
単なるストーカーだと感じ、拒絶するのではなく今まで会ったことのない
自分本位だけど損得だけに縛られない考え方に少し惹かれたのでしょうか?
でも、トラビスの計画性が無く悪いことをしてもすぐバレるような下手さが、意外なところで思い切りを発揮し、しかも結果的に思いもかけない事態になってしまうところは、映画的にも救われ、楽しめました。
ロバート・デ・ニーロの作品にご興味ある方は、こちらでもご紹介していますので、ご覧ください。👇
3)映画「タクシードライバー」の口コミ
次に、映画「タクシードライバー」の口コミをご紹介しますね。
『タクシードライバー』
— ⁂ ⌘ 背 骨 ⌘ ⁂ (@sebone_returns) September 9, 2025
最後はなんともやるせない気持ちになるのは、それまでのトラヴィスの孤独で空回りする人生を見てきてるから…
誰からも必要とされない、あまりにも何も持たない男のルサンチマン… からの悲しき末路。その悲哀と狂気を描ききった脚本・演出・デニーロの凄さよ ☆5.0#背骨映画 pic.twitter.com/FS9ty7ARsK
「タクシードライバー」
— つますきー🎞️映画 (@tsumasukii) April 3, 2024
心に闇を抱えていない人には一切響かない映画
⭕️見所
・ロバート・デ・ニーロの狂気に満ちた社会不適合者の演技
・少女娼婦アイリス役を演じた当時13歳とは思えないジョディ・フォスターの大人びた演技
・NYの渇いた空気を感じさせるバーナード・ハーマンの気怠いメロディ pic.twitter.com/bawtTlc2pz
4)映画「タクシードライバー」の予告編
5)まとめ
いかがでしたか?
映画「タクシードライバー」のあらすじや感想などをご紹介しました。
デ・ニーロ演じる孤独と狂気の男トラビスは、ちょっと不器用だけど、思い立ったら大胆な行動も起こしてしまう「アブナイ奴」って感じですね。
でも、モヒカン頭を見せてくれた時は、「お、何かを決心したんだな」と失笑しましたが、その結果が・・・トホホな気分で面白いです。
この作品は、今や映画界の最強コンビと言われるスコセッシ監督&デ・ニーロの作品2作目となります(1作目は「ミーンストリート」)。
デ・ニーロアプローチと言われる役作りとして、この映画では、事前に実際にタクシードライバーとして数週間働き、研究したそうです。
ロバート・デ・ニーロの出演する映画は、いつも私たちを喜ばせてくれます。
私は、コメディやアットホームな作品よりも世間からはみ出した人間やギャング役を演じているデ・ニーロが大好きです。
現在82歳のデ・ニーロですが、これからもたくさん映画に出てほしいと思います♪


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