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映画「アイアンクロー」のあらすじと感想【父の夢に引きずられた息子たちの悲劇】

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ゆっちゃん
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こんにちは、映画マニアのゆっちゃんです

「家族は、鉄の爪(アイアンクロー)のようだった」

映画「アイアンクロー」のキャッチコピーです。

以前から評判が良かった映画だったので、アマゾンプライムビデオで配信されてすぐに鑑賞。

1970年代、ジャイアント馬場や猪木とも戦ったことのあるフリッツ・フォン・エリック。

彼は、世界ヘビー級王者になれなかった自分の夢を息子たちに託し、厳しいトレーニングや価値観を押し付けていきますが、その結果次から次へと悲劇が襲います。

監督は、「マーサ、あるいはマーシー・メイ」「不都合な理想の夫婦像」のショーン・ダーキン。

次男ケビンに「グレイテスト・ショーマン」のザック・エフロン、三男デビッドに「逆転のトライアングル」のハリス・ディキンソン、四男ケリーに「一流シェフのファミリーレストラン」のジェレミー・アレン・ホワイトが演じています。

今回は、映画「アイアンクロー」のあらすじと感想をご紹介します。

製作年:2023年

時間:132分

監督:ショーン・ダーキン

製作:A24

出演者:ザック・エフロン、ジェレミー・アレン・ホワイト、ハリス・ディキンソン、モーラ・ティアニー、スタンリー・シモンズ、ホルト・マッキャラニー、リリー・ジェームス等

1)映画「アイアンクロー」のあらすじ

まずは、映画「アイアンクロー」のあらすじをご紹介しますね。

ネタバレはありませんので、ご安心ください。

1960年~70年代に活躍した伝説的プロレスラー、フリッツ・フォン・エリックの必殺技は、「アイアンクロー」(鉄の爪)。

彼は、プロレスの新団体「NWAビッグタイム・レスリング」をテキサス州ダラスで設立し、プロモーターを始めます。

彼の夢は、自分が成し遂げられなかった世界ヘビー級チャンピオンの座を息子たちにつかませることでした。

長男は、幼少時に事故死しているため、次男ケビンが長男として、弟たちを引っ張っていきます。

ケビンがまず父親フリッツに鍛えられ、スターレスラーとして躍進。

三男デビッドも負けじと頑張り、4男ケリーは、円盤投げでオリンピックに出場するはずでしたが、政治がらみの問題で出場できなくなりプロレスに転向します。

5男マイクは、プロレスよりも音楽に興味があり、時間があればギターを弾いていました。

兄弟は仲が良く、いつも声を掛け合いながらトレーニングに励んでいました。

1979年、ケビンはNWAテキサス州ヘビー級王座を獲得。

父フリッツは、自分の夢をかなえるためにNWAヘビー級王座を取らせたいため、時の王者ハーリー・レイスとのノンタイトル戦を組みます。

ケビンは、張り切って挑むのですが、場外でハリーのブレーンバスターを受け、しばらく動けませんでした。

結果的にはハーリーの反則負けとなるのですが、フリッツは、慰めの言葉一つかけずにその場を去ります。

4男ケリーが円盤投げ選手からプロレスへ転向し、ケビン、デビッド、ケリーの3兄弟でフリッツは売り出すことに成功。

ケビンと違い、派手な戦いやマイクパフォーマンスのデビッドやケリーに人気が移り、ケビンはだんだん2人のサポート的な役割を担うようになります。

その頃、ケビンは付き合っていたパムの妊娠をきっかけに結婚式をあげます。

そのパーティの最中に、デビッドがトイレで吐血しているのをケビンは見つけ、声をかけるもデビッドは大丈夫の一点張り。

その後、日本へ渡ったデビッドはホテルで内臓破裂で急死してしまいます。

デビッドの追悼試合で、ケビンはNWAヘビー級王者リック・フレアーと闘いますが、反則負けとなります。

リック・フレアは、ケビンの反則技プレイを褒め、次の試合でベルトをかけても良いと言いました。

しかし、その時ケリーもリックと闘うと手を挙げたため、フリッツは、コイントスで決めることにし、ケリーがリックと闘うことに。。

そして、ケリーは、リックに勝ち、フォン・エリック家の悲願を果たすことができました。

ケリーは、勝った夜に酒を飲み、その後バイクを飛ばし、事故で右足を喪失。

マイクは、母にミュージシャンになることに反対され、フリッツの勧めでレスラーなります。

しかし、デビュー後まもなく試合中に相手のドロップキックを受け、肩を負傷し、毒素性ショック症候群になります。

体中の痛みで苦しんだマイクは、薬を多量に摂取し自ら命を絶ちます。

2人の弟を失ったケビンは、これは一族の呪いだから妻や子供たちに連鎖してはいけないと家を出ます。

これから、この一族の運命はどうなるのでしょうか?

続きは映画を御覧ください。

涙なくしては見れません。

2)映画「アイアンクロー」の感想

次は、映画「アイアンクロー」の感想をお伝えしますね。

まず、ザック・エフロンの身体は絶対にCGだと思っていたのに、実は肉体改造した本物のザックの姿だと知った時の驚き!

青春映画で可愛い感じのザックが、いつの間にか演技派のベテラン俳優に成長していたんですね。

この映画が、実話だなんて「事実は小説よりも奇なり」ってホントです。

長男ジャックが幼少時に事故死、次男ケビンが兄弟で唯一存命しており、3男デビッドは病死、4男ケリーは拳銃自殺、5男マイクは薬の過剰摂取による自殺、6男クリスは、拳銃自殺。

映画では、5男までしかいない設定でしたが、あまりの悲劇を観客に見せるには酷すぎるという監督の配慮だったそうです。

死んだ兄弟たちが笑顔で抱き合っているシーンは、泣けて仕方ありませんでした。

こんなにも仲がよかった兄弟が、次々と死んでいくだなんて悲しすぎます。

すべては、父親のエゴ、そして母親は祈りしか信じないというとんでもない毒親。

勝たなければ意味がない、そのためには痛みを鎮痛剤で抑え、ステロイド剤で筋肉増強、高揚感のためのコカイン・・・体に悪いものばかりを摂取して勝っても、続くわけないのに・・・。

でも、兄妹を失ったケビンがたくさんの子供と孫たちに囲まれて生きていることを知れて、とても安心しました。

映画としても見ごたえあり、最後まで飽きずに見入ってしまいました。

3)映画「アイアンクロー」の評価・口コミ

次に、映画「アイアンクロー」の評価・口コミをご紹介しますね

4)映画「アイアンクロー」の予告編

次に、映画「アイアンクロー」の予告編をご紹介しますね。

5)まとめ

いかがでしたか?

映画「アイアンクロー」のあらすじと感想をご紹介しました。

今まで映画化の話は何回かあったそうですが、プロレスの再現を映像化する難しさなどでなかなか実現できなかったそうです。

スキャンダラスさやホラーテイストに描くアイディアもあったそうですが、家族愛を描いた人間ドラマに仕上げましたね。

プロレスを舞台にした映画では、ネットフリックスの「極悪女王」、ミッキー・ローク主演の「レスラー」を思い出します。

どれも、見ごたえのある傑作でした。

この「アイアンクロー」は、実話とは思えないほど刺激的な出来事が描かれていますが、家族愛、兄弟愛を感動的に描いていて、見ていない方にはぜひオススメしたい作品です。

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