こんにちは
映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。
私は昔から映画が大好きです。
2020年ももう終わりに近づいています。
今年は、私たちの生活史上、例を見ない辛い経験をしました。
毎年発表される流行語大賞や今年の漢字に選ばれそうな言葉は、「3密」「ソーシャルディスタンス」「禍」 「密」 「病」等、あまり喜ばしくないものばかり。
そんな明るくない状況の中でも、私をいつでも元気にしてくれるのは「映画」です♪
2020年の今年もまた感動する映画をたくさん観ました。
2020年公開された映画の中で私が「これは面白かった!」と思えたおすすめ作品を皆さんに20選ご紹介したいと思います。
素晴らしい映画の世界に入って、このコロナ渦のうっぷんを感動でかき消しましょう!!
1)2020年公開された私のおすすめ洋画
・エクストリーム・ジョブ
「エクストリーム・ジョブ」は、観客動員数1600万人を動員し、韓国映画の興行収入No.1を記録しためちゃくちゃ大ヒットした作品なんです!
麻薬捜査班が犯人逮捕のためにチキン店を偽装営業するも、その店が大繁盛という面白い発想の作品です。
製作年:2019年
時間:111分
監督:イ・ビョンホン
出演:リュ・スンリョン、イ・ハニ、チン・ソンギュ、イ・ドンフィ、コンミョン、シン・ハギュン、オ・ジョンセ等
評価・感想:麻薬捜査班の個性的なポンコツ5人組が、前半では大笑いさせてくれて、後半は実は一人一人すごい技術の持ち主で、カッコいいアクションシーンを見せてくれるところがサイコーでした♪
※この作品については、こちらで詳しくご紹介していますので、ご覧くださいね♪👇
映画エクストリーム・ジョブ【個性派刑事チキンを揚げて犯人挙げろ!】
・パラサイト半地下の家族
「パラサイト半地下の家族」は、アジア発の2020年のカンヌ映画祭、アカデミー賞を制した衝撃のブラック・エンターテイメント作品です!
韓国映画のクォリティの高さをまざまざと見せつけてくれた大ヒット作です。
製作年:2019年
時間:132分
監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン等
評価・感想:第92回アカデミー賞(2020年)作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞受賞。第77回ゴールデングローブ賞(同年)最優秀外国語映画賞受賞。
育ちの「ニオイ」にとても敏感な富裕層、特に生まれた時から恵まれた環境に育った子供の鼻は敏感なんだなと思いました。
そして、富裕層の世界に入り込んでいく貧困層の家族の悲しい結末を、前半では面白おかしくコメディタッチで描き、後半ではジェットコースターのごとく堕ちてゆく展開にハラハラドキドキしました。
※この作品については、こちらで詳しくご紹介していますので、ご覧くださいね♪👇
【ネタバレ】見ごたえ十分!パラサイト半地下の家族のあらすじと感想
・ジョジョ・ラビット
「ジョジョ・ラビット」は、第二次世界大戦のドイツでひたむきに生きる少年ジョジョの愛らしさがとても伝わってくる映画です。
ジョジョ・ラビットの由来は、ジョジョが、ヒトラー・ユーゲントの訓練で、上官からウサギを殺せと言われて殺せなかったために、周りから「ジョジョ・ラビット」とからかわれたためについたあだなです。
第92回アカデミー賞では作品賞ほか6部門でノミネートされ、脚色賞を受賞しました。
製作年:2019年
時間:109分
監督:タイカ・ワイティティ
出演:ローマン・グリフィン・デイビス、トーマシン・マッケンジー、タイカ・ワイティティ、スカーレット・ヨハンソン、サム・ロックウェル、スティーブン・マーチャント、レベル・ウィルソン等
評価・感想:ジョジョも可愛いのですが、彼を見守る周りの人々も温かく、面白おかしい。
ジョジョのイマジナリーフレンドがヒトラー、言葉を発するたびに「ハイルヒトラー!」と叫ぶ秘密警察の人たち、ジョジョを心から愛する母親役のスカーレット・スワンソン、ジョジョに生きてほしいと強く願う大佐役のサム・ロックウェル、ジョジョの友人で良くわからずに銃をぶっ放すヨーキー等、愛らしいキャラがたくさん出ています。
面白おかしく描いているのに、大人の言うがままに爆弾を抱えて敵地へ走ってゆく子供たちのシーンでは涙が止まりませんでした。
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【ネタバレ】少年がカワイイ!ジョジョ・ラビットのあらすじと感想
・リチャード・ジュエル
「リチャード・ジュエル」は、現在90歳のクリント・イーストウッドの40本目となる最新作です。
「アメリカン・スナイパー」「チェンジリング」等の実話を見ごたえたっぷりに描いたイーストウッド監督が、今回は「冤罪」という重いテーマを扱った作品になります。
製作年:2019年
時間:131分
監督:クリント・イーストウッド
製作:クリント・イーストウッド、ティム・ムーア、レオナルド・ディカプリオ
出演:ポール・ウォルター・ハウザー、サム・ロックウェル、キャシー・ベイツ、ジョン・ハム、オリビア・ワイルド等
評価・感想:早く特ダネをつかみたい記者と犯人を捕まえたいFBIの歪んだ欲望が、冤罪というものを作り出してしまう恐ろしさを教えてくれた作品です。
主人公はとても人が良く、FBIに汚い手で犯人に仕立て上げられるところを弁護士のワトソンに助けられ、反撃に出る場面はワクワクしました。
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【ネタバレ】冤罪はこわい!リチャード・ジュエルのあらすじと感想
・1917命をかけた伝令
「1917命をかけた伝令」は、サム・メンデス監督の祖父の戦争体験を基にした作品で、「ワンカット映像」の撮影も話題になりました。
通信機能が途絶え、重要な伝令を味方に伝えるために若き兵士2名が敵地を突っ切っていく姿を描いた感動作です。
第92回(2020年)アカデミー賞では作品賞、監督賞を含む10部門でノミネートされ撮影賞、録音賞、視覚効果賞を受賞しました。
製作年:2019年
時間:119分
監督:サム・メンデス
撮影監督:ロジャー・ディーキンス
出演:ジョージ・マッケイ、ディーン=チャイルズ・チャップマン、マーク・ストロング、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチ等
評価・感想:己の責務を全うするために若きイギリス兵が、とにかく走ります。
ワンカット映像は、場面のカット割りをせずに長回しで、ずっと撮り続ける手法ですが、攻撃された敵機が自分たちの方へ飛び込んでくるシーンや後ろから敵に発砲される中、逃げて走り続けるシーンなどとても迫力ありました。
この手法は、役者の緊張感や臨場感を維持し続ける効果があり、観ている者も目を離すことができず、場面に引きずり込まれていくメリットがあります。
ごくごく普通の青年が、このミッションの最後には顔つきがキリっとして、頼もしい雰囲気を醸し出していたのに感動しました。
また、脇をコリン・ファースやベネディクト・カンバーバッチなど大物俳優が固め、作品全体的に締まっています。
※この作品については、こちらで詳しくご紹介していますので、ご覧くださいね♪👇
【ネタバレ】走る!走る!1917命をかけた伝令のあらすじと感想
・ナイチンゲール
「ナイチンゲール」は、19世紀のイギリスに支配されていたオーストラリアが舞台の作品です。
イギリス将校に夫と子供を殺された女性の復讐劇を、先住民アボリジニの悲劇や女性蔑視という実際に行われていた歴史を背景に、残酷に描いています。
ナイチンゲールとは、西洋のウグイスと呼ばれた鳥の名前で、主人公の女性が美しい歌声を持つところからつけられました。
この映画は、ベネチア国際映画祭(2018年)コンペティション部門で審査員特別賞ほか計2部門を受賞したバイオレンススリラーです。
製作年:2018年
時間:136分
監督:ジェニファー・ケント
出演:アシュリン・フランシオーシ、サム・クラフリン、バイカリ・ガナンバル、デイモン・ヘリマン、ハリー・グリーンウッド等
評価・感想:前半の優しく美しい声でイギリス兵たちの前で歌っている主人公が、後半では、鋭い目つきで復讐のために必死にイギリス将校を追い詰めていくところは、ものすごい執念が伝わってきました。
主人公を演じたアシュリン・フランシオーシの険しくも哀しい表情が、胸を締め付けます。
・スウィング・キッズ
「スウィング・キッズ」は、人気K-POPグループ「EXO」のD.O.が主演、ブロードウェイミュージカルの最優秀ダンサーに授与される「アステア賞」を受賞したジャレッド・グライムスが出演しています。
1951年、朝鮮戦争中の捕虜収容所でイメージアップの為、タップダンスチームが編成されます。
そこで繰り広げられる韓国人対アメリカ人の対立や韓国人同士の裏切りなど戦時中ならではの暗く、鬱屈した状況の中、空を突き破るようにのびのびとタップダンスチームが踊るシーンは、観る者の心をワクワクさせてくれます。
製作年:2018年
時間:133分
監督:カン・ヒョンチョル
出演:D.O.(EXO)、ジャレッド・グライムス、パク・ヘス、オ・ジョンセ、キム・ミンホ
評価・感想:映画の中で流れるデビッド・ボウイやビートルズの曲に合わせて、ダンスするシーンは、迫力あり、生きようとする若者の力強さを感じました。
どんな苦境の中でも好きなことに没頭して頑張る姿は感動します。
「Fucking Ideology!(イデオロギーなんてクソくらえ!)」
好きなことをするのに国籍や人種なんて関係ない!!と心の底から叫んでいるジャクソンの言葉が胸に突き刺さりました。
※この作品については、こちらで詳しくご紹介していますので、ご覧くださいね♪👇
映画スウイング・キッズ世界中が歌とダンスが好きなら、きっと平和だ
・ミッドサマー
「ミッドサマー」は、「ヘレディタリー 継承」で高評価されたアリ・アスター監督の第二弾のホラー作品です。
事故で家族を失ったダニーは、仲間に誘われスウェーデンの奥地の村で開催される90年に一度の祝祭「夏至祭(ミッドサマー)」に参加します。
そこでは一見楽園に見えて実は恐ろしい世界が繰り広げられていました。
製作年:2019年
時間:147分
監督:アリ・アスター
出演:フローレンス・ピュー、ジャック・レイナー、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー、ウィル・ポールター、ビョルン・アンドレセン等
評価・感想:古くから伝わるその村での儀式に何の違和感もなく従ってきた人々。
明るく晴れた気持ちの良い青空の下で行われる恐ろしい儀式に、気持ち悪さを感じました。
そして、笑いながらことを進めていく住民に「新興宗教にどっぷりつかった信者」を連想させます。
私は怖がりで小学校のお化け屋敷ですら悲鳴を上げてしまうほどなんですが、ホラー映画はなぜか好きで手で目を覆いながらいつも観ています。
この作品は、大きな音でびっくりしたり、何かが急に現れて襲われるというありがちなシーンは少なく、だけど胸に鬱々と嫌なものが沸き上がってくるような、今までホラー映画を観ていた時の気持ちとはまた違った気分になりました。
昔ビスコンティの「ヴェニスに死す」で驚くほど美少年で話題になったビョルン・アンドレセンが、撲殺される老人役で出演していたのにはとても驚きました。
・ハーレイ・クインの華麗なる覚醒
「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」は、「ザ・スーサイド・スクワッド」に出ていたバットマンの宿敵ジョーカーの元恋人で狂気の精神科医ハーレイ・クインのスピンオフ作品になります。
破天荒なハーレイに対して恨みを持つ刑事や悪党は、彼女がジョーカーと別れたと知るや急に命を狙いだします。
そして、ダイヤを盗んだ少女をめぐって残酷でサイコ野郎のブラックマスクと対決することに!
ブラックマスクには、「トレインスポッティング」「スターウォーズ ファントム・メナス」のユアン・マクレガーが演じます。
製作年:2020年
時間:109分
監督:キャシー・ヤン
出演:マーゴット・ロビー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジャーニー・スモレット=ベル、ロージー・ペレス、クリス・メッシーナ、エラ・ジェイ・バスコ、ユアン・マクレガー等
評価・感想:とにかく破天荒でめちゃくちゃすぎるハーレイ・クインは、チャーミングで見ていて楽しいです。
ローラースケートを使ったカーチェイスや最後の個性的な仲間たちと一緒に戦うシーンは、ワクワクしました。
・幼い依頼人
「幼い依頼人」は、2013年韓国で実際に起こった事件(漆谷(チルゴク)継母児童虐待死亡事件)を基に作られた映画です。
10才の少女が7歳の弟を殺したと告白された弁護士が、最初は乗り気でなかったのが、あることがきっかけで、事実を追求していくことになるのです。
主人公の弁護士ジョンヨプ役を「エクストリーム・ジョブ」のイ・ドンフィが熱演しています。
韓国の幼児虐待傷害件数が、2001年4、133件、2015年19、208件、2017年34、169件。
日本も他人事ではなく、毎年深刻な問題として取り上げられています。
製作年:2019年
時間:119分
監督:チャン・ギュソン
出演:イ・ドンフィ、ユソン、チェ・ミョンビン、イ・ジュウォン、コ・スヒ、ソ・ジョンヨン等
評価・感想:幼児虐待は世界中の問題になっていて、こういう作品を観ると本当に心が痛みます。
少女役のチェ・ミョンビンの目や表情の演技が素晴らしい♪
日本でも実際に起きた事件を基にした作品があります。
1988年の「巣鴨子ども置き去り事件」を基に作られた、是枝裕和監督の『誰も知らない』(2004年)と、2010年の「大阪二児放置死事件」を基にした 緒方貴臣監督の『子宮に沈める』(2013)です。
幼児虐待がこの世からなくなることを切に願います。
・ストーリー・オブ・マイ・ライフ私の若草物語
「ストーリー・オブ・マイ・ライフ私の若草物語」は、ルイザ・メイ・オルコットの名作小説「若草物語」を次女ジョーの視点を中心に描いた作品です。
隣家の青年ローリーのプロポーズを断り、作家としての道を進むジョーでしたが、しっかり者の長女メグ、内気な三女ベス、人懐こい末っ子エイミー、大らかで明るい母親ミセス・マーチに囲まれながらいろいろな経験をして成長していきます。
第92回アカデミー賞(2020年)では、衣装デザイン賞を受賞しています。
製作年:2019年
時間:135分
監督:グレタ・ガーウィグ
出演:シアーシャ・ローナン、エマ・ワトソン、フローレンス・ピュー、エリザ・スカンレン、ローダ・ダーン、ティモシー・シャラメ、メリル・ストリープ、ジェームズ・ノートン、ルイ・ガレル等
評価・感想:4人姉妹の性格がわかりやすく描かれています。
場面の時代が前後して最初は戸惑いますが、背景の色合いで判断ができるのでわかりやすく、すんなり物語に入り込めます。
美しい風景やファッショナブルな衣装、姉妹愛、男女の愛、親子愛等、現在の社会でも共通するような願いや希望を描いており、特に主役のジョーの生き方に共感を覚えました。
ティモシー・シャラメは、とてもキレイな顔立ちでそこにいるだけで、目の保養になりますね♪
・TENET(テネット)
「TENET(テネット)」は、「ダークナイト3部作」「インセプション」「ダンケルク」等大ヒット作を飛ばしてきたクリストファー・ノーラン監督の待ちに待った最新作です!
「時間軸」をテーマにした作品で、1回の視聴ではなかなか理解できないノーラン監督の映画ですが、今回も難解です。
ある決死のテストに合格した『名もなき男』は、未来の第三次世界大戦を防ぐために、未来からやってきた敵と戦うミッションを課せられます。
未来では、<時間の逆行>と呼ばれる装置が開発され、人や物が文字通り、未来から過去へと進められるようになっていました。
製作年:2020年
時間:150分
監督:クリストファー・ノーラン
出演:ジョン・デビッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、ケネス・ブラナー、アーロン・テイラー=ジョンソン等
評価・感想:「メメント」で記憶が10分しか持たない男の話、「インセプション」で相手の夢に忍び込みアイディアを盗む話、「インターステラー」で地球以外の惑星を探すためにワームホールを抜け5次元の世界へ向かう話・・・どれも斬新で驚きの世界を見せてくれたノーラン監督の今回のこの作品もびっくりの世界です!
1回だけの鑑賞ではなかなか理解できないので、レンタルDVDやVODで配信されたら必ず観ようと思います。
2)2020年公開された私のおすすめ邦画
・カイジファイナルゲーム
「カイジファイナルゲーム」は、「カイジ人生逆転ゲーム」「カイジ2~人生奪回ゲーム~」に続く第三弾です。
いつもわめているシーンの多い藤原竜也さんですが、この映画でも大金を得るために、恐ろしいゲームに挑戦して頑張っています。
時間:128分
製作年:2020年
監督:佐藤東弥
出演:藤原竜也、福士蒼汰、関水渚、新田真剣佑、吉田鋼太郎、松尾スズキ、伊武雅刀、生瀬勝久、天海祐希、山崎育三郎、金田明夫等
評価・感想:今回は、敵役の役者さんも目が離せません!
蜷川幸雄の舞台劇やシェークスピア劇で通る声で迫力ある吉田鋼太郎さん、さわやか青年のイメージだったのにイメチェンした福士蒼汰さんの悪役ぶりは見ごたえありました。
※この作品については、こちらで詳しくご紹介していますので、ご覧くださいね♪👇
【映画カイジファイナルゲーム】生きるって辛いけど、まんざらでもない
・AI崩壊
「AI崩壊」は、大沢たかおが好きで観に行った映画です。
2030年の近未来が舞台で、国民の個人情報を網羅して生活をコントロールしていたAIが暴走し、それを止めるべく開発者が戦うというものです。
製作年:2020年
時間:131分
監督:入江悠
出演:大沢たかお、賀来賢人、広瀬アリス、岩田剛典、松嶋菜々子、余貴美子、三浦友和、高嶋政宏等
評価・感想:まずは豪華キャストがうれしいですね。
高齢化・少子化社会が否応もなく突き進み、いずれはAI医療が進化していくことは止めることができないと思います。
但し、AIを扱うのは人間です。
AIが暴走するのはAIのせいではなく、異なる考えを持つ人間の仕業、つまり人間対人間の戦いなんだなと思いました。
それにしても天才開発者が、「ダイ・ハード」や「ミッション・インポッシブル」ばりのアクションをこなせるなんて苦笑してしまいました。。
・ヲタクに恋は難しい
「ヲタクに恋は難しい」は、隠れ腐女子とゲームヲタクとの不器用な恋模様を描いた作品で、「勇者ヨシヒコ」「今日から俺は!」の福田雄一監督がミュージカル仕立てのコメディ作品に仕上げています。
製作年:2020年
時間:114分
監督:福田雄一
出演:高畑充希、山崎賢人、賀来賢人、菜々緒、斎藤工、今田美桜、ムロツヨシ、佐藤二朗等
評価・感想:ヲタク用語が何とも面白い!
「戦場(せんじょう)」を「いくさば」と言ったり、「40秒で支度すっから」「よろしい、ならばクリーク(戦争)だ」「あくしろよ(早くしろよ)」などなど、聞いたことのない言葉が飛び散って笑わせてくれます♪
賀来賢人のキレッキレのダンス、高畑充希と斎藤工のデュエットでの素敵な歌とダンス、斎藤工のタップダンスは必見ですね。
・仮面病棟
「仮面病棟」は、凶悪犯に占拠された病院の中で医師や女子大生らが決死の脱出劇を試み、予期できない結末へと向かうハラハラドキドキのミステリー作品です。
時間:114分
製作年:2020年
監督:木村ひさし
出演:坂口健太郎、永野芽郁、内田理央、江口のりこ、高嶋政伸、大谷亮平、笠松将、永井大、佐野岳、小野武彦、鈴木浩介、朝倉あき、丸山智己等
評価・感想:色白の坂口健太郎さんは、正義感のある冷静な医師役にぴったりでした。
また、ピエロのマスクをした不気味な男も映画にアクセントをつけ、江口のり子の意味深なシーン、高嶋政伸の予想を裏切らないクズっぷりもサイコーでした。
※この作品については、こちらで詳しくご紹介していますので、ご覧くださいね♪👇
ピエロは何者?思わず引き込まれてしまう仮面病棟のネタバレあらすじ
・影裏
「影裏」は、「るろうに剣心」「3月のライオン」の大友啓史監督がメガホンを取り、ご自身も出身である岩手を舞台にした映画です。
転勤で岩手・盛岡にやってきた今野とそこで知り合った同僚の日浅は、一緒に酒を飲んだり、釣りをしたり楽しい日々を過ごしていたが、急に日浅が会社を辞めて失踪してしまいます。
今野は、日浅を探すうちに彼の影の顔、裏の顔を知ることになるのでした。
製作年:2020年
時間:134分
監督:大友啓史
出演:綾野剛、松田龍平、筒井真理子、中村倫也、國村隼、安田顕、永島瑛子等
評価・感想:全体的に静かな川の流れを感じる作品です。
2人の男性が川で釣りをしているシーンを見ていると、ブラッド・ピットの「リバーランズ・スルー・イット」という映画を思い出します。
また、出演している俳優のレベルが高い為、「間」や「表情」で観る側に判断をゆだねる場面が多いように思いました。
ゲイの今野、それを受け止めも拒否もしない日浅との空虚さと無機質さが漂う関係が、不思議に見えます。
・初恋
「初恋」は、「クローズZERO」「着信アリ」「藁の盾」「悪の教典」等次々とヒット作を飛ばしてきた三池監督の作品です。
タイトルと出演者の雰囲気にずいぶんギャップがありますが、簡単に言うと、余命わずかのボクサーがヤクザに囚われていた少女と運命的な出会いをし、ヤクザや悪徳刑事から一緒に逃げるお話です。
キャストも豪華で話も次から次へといろいろなことが起こり、ジェットコースターのように観る者を引きずり込んでいきます。
少女役には、今回オーディションで選ばれた新人・小西桜子が選ばれ、体当たりの演技を見せてくれました。
製作年:2019年
時間:115分
監督:三池崇
出演:窪田正孝、大森南朋、染谷将太、小西桜子、ベッキー、三浦貴大、内野聖陽、村上淳、ベンガル、塩見三省等
評価・感想:とにかくキャストが豪華でしかも三池監督の作品ということで、すぐに観ちゃいました。
最初から怪しい雰囲気の中で暗い生き方をしてる若者が出てくるのですが、話の展開が早く「どうなるんだろう」ってワクワク感が止まらず、最後まで見入ってしまいました。
染谷将太がとにかくよい味出していて、最後には「やっぱこうなるかぁ」って思わず苦笑してしまいました。
内野聖陽は、渋くて迫力あり、最後までカッコよかったです。
・スパイの妻
最後に「スパイの妻」をご紹介しますね。
恐ろしい国家機密を知ってしまった夫は、その情報を世界に公表しようとし、妻も協力するが国から反逆者として目をつけられてしまいます。
黒沢清監督は、「CURE」「ドッペルゲンガー」などでホラー映画を多く手掛けるだけでなく、「トウキョウソナタ」のようなホームドラマでも評価されました。
この作品は、ベネチア国際映画祭(2020年)で、銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞してます。
製作年:2020年
時間:115分
監督:黒沢清
出演:蒼井優、高橋一生、坂東龍汰、恒松祐里、みのすけ、玄理、東出昌大、笹野高史等
評価・感想:蒼井優のハキハキしたセリフ回しが、小津安二郎等の昭和の映画で出てくる女優さんの言い方に似ていて耳障りが良かったです。
そして、知ってしまった機密情報の恐ろしい内容と戦時中の不穏な空気感の中、いつも風がビュービュー吹き荒れている音が不安を駆り立てます。
蒼井優と高橋一生の演技は、素晴らしく、とても見ごたえありました。
東出昌大の軍人役は、棒読み的な言い回しの方が軍人ぽくなるので、合っていたのではないでしょうか(^^;
レンタルDVDや動画で配信されていないため、原作本をご紹介させていただきますね。
ご興味ある方はぜひご一読ください。
3)2020年公開された私のおすすめアニメ映画
・劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
「鬼滅の刃」は、週刊少年ジャンプで2016年~2020年に連載され、単行本(22巻:最終巻23巻は2020年12月発売)の累計発行部数が1億部突破というとんでもない記録を打ち立てた大ヒット作です。
テレビアニメは、2019年4月~9月迄放映され(竈門炭治郎 立志編迄)、その続きに今回の劇場版「鬼滅の刃」無限列車編が公開されました。
この映画の後のテレビアニメ2期については、コロナ渦もあり放映日が発表されていないのが残念です。
家族を鬼に殺された竈門炭治郎は、鬼になった妹禰豆子を人間に戻すため、そして鬼を退治するために鬼殺隊に入り、善逸、伊之助と柱(鬼殺隊最強剣士)の一人煉獄杏寿郎と共に短期間で40人殺されている無限列車に乗り込みます。
製作年:2020年
時間:117分
監督:外崎春雄
原作:吾峠呼世晴
声優:花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、日野聡、平川大輔、石田彰
評価・感想:テレビアニメがとても面白く夢中になって観ていたので、この映画は必ず観ようと楽しみにしていました。
とにかく風景や動き等とてもキレイで美しいです。
そして、セリフも原作に忠実で、心に残る名セリフに感動しました。
下弦の壱「魘夢(えんむ)」のふんわりした声でしなやかな動きが印象に残り、
上弦の参「猗窩座(あかざ)」は、後半に地響きのようなカッコよい音楽と共に圧倒的な存在感で登場し、ワクワクしました。
主題歌のLisaの「炎(ほむら)」も力強いバラードで、この作品に大きな厚みをもたらしています。
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編は、まだ上映中の為、動画配信サービスやレンタルDVDで観ることはできませんが、この映画に続くまでのテレビアニメでしたら、観ることができます♪
まとめ
いかがでしたか?
2020年に公開された私が面白く感じた映画を20作品ご紹介させていただきました。
韓国映画は衰え知らずで、社会問題をベースにした作品やスピーディなコメディ作等今後も楽しみです。
そして、何といっても10月に公開された劇場版「鬼滅の刃」無限列車編!
この映画が、たった2か月で興行収入が302億!!
歴代の国内映画の年間興行収入1位の「千と千尋の神隠し」の308億迄あと6億!
でも、12か月ではなく2か月で302億ですから、信じられない数字ですよね。
映画は、私にとって心のビタミン剤です。
来年は、どんな面白い映画が出てくるかとても楽しみです。
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