こんにちは
映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。
「何があっても、守り抜け!」
2017年に公開された韓国映画、「新感染ファイナル・エクスプレス」のキャッチコピーです。
韓国映画の原題を日本語訳すると「釜山行き」ですが、インパクトを考えて「新感染~」とつけたそうです。
今回は、韓国映画の新しいジャンル「ゾンビ映画」で大いに楽しませてくれたこの「新感染ファイナル・エクスプレス」のレビューをしたいと思います。
製作年:2016年
時間:118分
監督:ヨン・サンホ
出演:コン・ユ、キム・スアン、チョン・ユミ、マ・ドンソク、チェ・ウシク、アン・ソヒ等
アニメーション監督として活躍していたヨン・サンホ監督の初の長編実写映画です。
この映画の前日譚となる物語が長編アニメ「ソウル・ステーション パンデミック」として公開。
この映画は、カンヌ映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門で公開された時には、記者たちの度肝をぬき、カナダのファンタジア国際映画祭で最優秀作品賞、スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭で監督賞、視覚効果賞に輝くという大偉業を成し遂げました!
電車の中という狭い空間の中で、何かが起こっている!迫ってくる!
そしてすごいスピード!!
このすさまじくスピーディな速すぎなゾンビたちを描いた「新感染ファイナル・エクスプレス」のあらすじや感想・評価をご紹介しますね。
1)新感染ファイナル・エクスプレスのあらすじ(ネタバレなし)
まず、新感染ファイナル・エクスプレスのあらすじをご紹介しますね。
ネタバレはしないのでご安心ください。
ある村で伝染病が侵入するのを防ぐため、消毒作業が行われていました。
あるトラックが通った時に、消毒員から「村の先にあるバイオ団地から何かが漏れたようだ」と聞きます。
そのトラックは、そのまま通り過ぎますが、途中で鹿をはねてしまいます。
鹿は死んだはずですが、なぜかしばらくたってから、何事もなかったかのように立ち上がりどこかへ行ってしまいました。
ソウルでファンドマネージャーとして働いていたソグは、家庭よりも仕事優先で妻とは別居し、母と娘スアンと3人で暮らしていました。
ソグは、スアンに誕生日のプレゼントとしてWiiを買っていくのですが、すでに以前それを買っていたため、スアンはがっくりします。
ソグは自己嫌悪に陥り、他に何か欲しいものがないか聞いたところ、スアンは釜山にいる母親に会いたいと言います。
ソグは、しぶしぶ引き受け一緒に母親に会うため、ソウル発、釜山行きの高速列車KTXに乗ることにしました。
列車の中には、妊婦のソギョンと夫サンファ、高校生野球チームのジニとヨングクたち、高齢姉妹のインギルとジョンギル、高速バス会社の常務であるヨンソクが乗っていました。
列車に駆け込んできた女性が異様な様子で倒れこみ、乗務員が介抱しようと近づくと、急に襲い掛かってきて噛みついてきたのです。
しばらくすると、その倒れていた乗務員が起き上がり、異様な様子で他の乗客を次々に襲い始めました。
列車内はパニックになり、乗客は逃げ出します。
スアンと共に何とか違う車両へ逃げ込んだソグは、次の大田(テジョン)駅に着けば軍隊が助けてくれると思っていましたが、その軍隊がすでにゾンビ化していたため、列車に出たものの再び列車に逃げ込むことになります。
ゾンビ化した軍隊を列車にやってくるのを防ぐため、スアンをソギョンに預け、ソグはサンファたちと戦っていたのですが、列車に戻った時に、生存者たちが乗り込んだ車両が別だったため分散してしまいます。
絶体絶命のソグ達は、無事にゾンビから逃げ切ることができるのでしょうか?
2)新感染ファイナル・エクスプレスの評価・感想
次に新感染ファイナル・エクスプレスの評価・感想をご紹介しますね。
評価はあくまでも私の個人的なものになりますので、ご了承ください。
満足度4.5★★★★☆
ゾンビの動きが速い!
この作品を観てまずそこに驚きました。
あと、このゾンビには特徴が5つあります。
・場違いなことを何度もブツブツと言い始める
・動きが異様に速く飛んだり跳ねたりする
・暗闇が苦手で動きが止まる
・音に敏感
・ドアを開ける能力はない
身体能力が異常に優れている割には、知能が足りないため、そこに気づいて逃げていくソグ達はたくましいです。
父親失格と自己嫌悪に陥っていたソグですが、最後には立派な父親としての責務を果たせたのではないでしょうか?
これから父親になるサンファに、すでに父親のソグが励まされるというクスっと笑ってしまうシーンもあり、単なるゾンビと人間の追っかけごっこではなく「愛」がたくさんちりばめられた作品になっていると思いました。
親子の愛、夫婦の愛、友情など人間の「愛」の強さや弱さをあちこちで見せてくれて、ゾンビ映画なのに涙腺が緩むシーンもたくさん!
電車の中のゾンビ映画という設定も面白いですよね。
韓国映画としては初のゾンビ映画ということですが、すでにハリウッドではリメイクされるようです。
最初から最後まで目が離せず、「この先どうなるんだろう」とドキドキハラハラしながら楽しませてくれる映画です。
3)新感染ファイナル・エクスプレスの口コミ
新感染ファイナル・エクスプレスの口コミはどうなっているでしょうか?
新感染 ファイナル・エクスプレス
75点
韓国発のゾンビ映画。高速列車にゾンビ発生っていうベタな内容だけど嫌いじゃない。
登場人物のとる行動がそれぞれ違って、同じ状況になったとき自分だったらどう行動する?って考えさせられた。#そーいちろー映画 pic.twitter.com/OLJgCjNn7q— 性なるDJ SOICHIRO@12/25めいどりーみん (@Kamiwota_owata) January 7, 2021
「新感染半島 ファイナル・ステージ」へ向けて「新感染 ファイナル・エクスプレス」見たけどはちゃめちゃ面白かった…ずっと勢いが失われない上に愛が溢れるパニック映画だった。見れて良かったー
— ito-m (@aomoz) January 7, 2021
【新感染 ファイナルエクスプレス】
旧作2本目。
ゾンビ・パンデミックが広がる中で、ソウル発プサン行きKTX内での攻防を描く。
感染したら終わりの中で、無限に涌き出るゾンビとの手に汗握る緊迫感とドラマをテンポよく魅せる。
他者を踏み台にした人への因果応報はお約束。
とても面白かったです。— 月見 (@daifu91225) January 6, 2021
4)まとめ
新感染ファイナル・エクスプレスのあらすじ・評価・感想をご紹介しましたが、いかがでしたか?
今までの欧米のゾンビ映画では観られなかった速すぎなゾンビたちにすっかりハマってしまいました。
そして、子を持つ父親のコン・ユやこれから父親になろうとするマ・ドンソクのゾンビたちとの格闘はとても迫力があり、大きな「愛」を感じました。
モダンホラーの第一人者として著名なスティーブン・キングが、この映画を観て「ジョン・ウーとゾンビ・アポカリプスを合わせたような映画だ。『ウォーキング・デッド』がおとなしく見える」と大絶賛しています。
2021年1月1日にこの作品の続編「新感染半島 ファイナル・ステージ」が公開されました。
ぜひこの作品も観たいと思います。
韓国映画のゾンビ映画、これからもとても楽しみなジャンルになりました♪
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