映画「無垢なる証人」のあらすじと感想【人はみんな違う!】

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引用元:映画.com

こんにちは
映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。

心が近づいたとき、真実が見えてくる―

映画「無垢なる証人」のキャッチコピーです。

この作品は、第5回ロッテシナリオ公募展で大賞を獲得した脚本を元に、映画「ワンドゥギ」のイ・ハン監督がメガホンを取りました。

そして、主役のチョン・ウソンが、この作品で第40回青龍映画賞の主演男優賞を受賞したんです!

チョン・ウソン、「私の頭の中の消しゴム」「アシュラ」など、今や実力派俳優の彼がここでは、正義を貫くことに疲れてきた弁護士役を演じています。

そして、もう一人自閉症役を見事に演じたキム・ヒャンギ。

彼女は、「神と共に」シリーズで注目された若手女優です。

本当の自閉症かと思うほどの演技力で感動してしまいました。

この作品は、韓国での動員数230万人突破の大ヒット!

今回は、この映画「無垢なる証人」についてレビューしたいと思います。

製作:2019年

時間:129分

監督:イ・ハン

出演:チョン・ウソン、キム・ヒャンギ、イ・ギュヒョン、チャン・ヨンナム、ヨム・ヘラン等

1)映画「無垢なる証人」のあらすじ

最初に、映画「無垢なる証人」のあらすじをご紹介しますね。

ネタバレはありませんのでご安心ください。

弁護士スノ(チョン・ウソン)は、かつては情熱を持って弁護士業務に力を入れてきましたが、父親の借金返済に追われ、より給与の良い弁護士事務所へ転職し、現実と妥協し俗物になることを決めたのでした。

そして、出世のかかった、ある殺人事件の弁護士に指名されることになるのですが、その証人として殺人現場の近くに住んでいた自閉症の15歳少女ジウ(キム・ヒャンギ)を立たせることに・・・。

被害者は、ウンテクという男性、容疑者は家政婦のミラン(ヨム・ヘラン)。

ミランが、ウンテクの顔にビニールをかぶせて窒息死させたという容疑です。

早速、スノがミランに話を聞くと、ウンテクは、妻に先立たれてから精神科に通い、自殺願望があったため、事件の日も自殺しようとするウンテクをミランが止めようとして、間に合わず死んでしまったとのこと。

スノは、事件の唯一の目撃者であるジウに詳しい話を聞こうと自宅へ行き、母親に頼むのですが、意思疎通が難しいということで断られます。

しかし、事前に検察側からジウには証言能力があると聞いていたため、何度も接触を試みます。

最初は、なかなか心を開いてくれませんでしたが、スノは根気よく自閉症について調べたり、ジウが好きなクイズなどで何度も声をかけてきたりして、徐々にジウの気持ちをほぐしていきました。

そして、いよいよジウが証言台に立つ日がやってきました。

ジウは、証言台に立つ際、時計の音がうるさいということで耳をふさいでしまったので、時計を撤去してもらいました。

自閉症の方は、時計の音やコーヒーをすする音などちょっとした生活音にとても敏感で、時計の秒針の音も耳の中で響いていたようです。

まずは、検事から「何を見ましたか?」と聞かれ、ジウは、袋を被ったおじさんが、女性に追われ、攻撃されていたと言いました。

ミランを無罪にしたいスノは、ジウにあるテストをします。

人の表情の顔のイラストをいくつかジウに見せ、一つずつ指差し、怒っているのか悲しんでいるのかなどの質問をしていきました。

しかし、目が怒っていて口が笑っている顔を見せた時に、ジウが混乱してしまい、パニックになってしまいます。

そして、スノは、「精神病患者は、攻撃しようとしているのか助けようとしているのかの判断ができない」と断言し、ミランを無罪へ導こうとしました。

結果的に、無罪を勝ち取ったのですが、ジウを傷つけてしまったスノはとても落ち込みました。

しかし、裁判が終わった後、スノはミランが誰かの方を見てニヤッと笑ったのを見ました。

スノはその時、大きな疑問を持ち始めたのでした。

検事側が控訴してきましたが、この裁判の行方はどうなるのでしょうか?

そして、スノとジウの関係は良くなるのでしょうか?

この続きは、ぜひ映画をご覧くださいね。

2)映画「無垢なる証人」の感想

次に映画「無垢なる証人」の感想をご紹介しますね。

端正で甘いルックスのチョン・ウソンですが、この映画では悪に挑む熱血弁護士!なんて雰囲気は全く無く、逆に疲れてしまって、長いものに巻かれてしまった弁護士の役をこなしていましたね。

それでも、最後は自分の中の良心を取り戻し、めでたしめでたしという感じで気持ちよく観れました。

容疑者役の家政婦は、現在ネットフリックスで放映されている「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」で、娘のために奮闘する母親役を演じているヨム・ヘラン。

彼女の演技がとてもうまいと思いました。

特に、拘置所の中でチョン・ウソンと面会するシーンですが、最初に泣き出してしまったヨム・ヘランにまず「僕にうそはだめです。うそを言われたら力になれません」と言います。

すると、彼女はジッとチョン・ウソンを見据えて無表情で「ご心配なく。先生だけが頼りですから」と答えているところは、後から考えると、事実と違うけどこのまま通さなきゃという本人の必死さがにじみ出ていた演技だったのかもしれません。

すごい女優です!

証人役のキム・ヒャンギもまた、素晴らしい女優さんでした。

自閉症という難しい役を一生懸命演じています。

ネットフリックスで放映中の人気ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」も観ていますが、自閉症というものについて、いろいろと勉強させられました。

チョン・ウソンが、自閉症のことを調べている時に、youtubeで「自閉症の人たちの目に映っている世界」を見ていましたが、「こう見えるんだぁ」と私自身初めて知りました。

そして、ほんの小さい生活音も本人たちには、とても大きく騒音のように聞こえるんですね。

障害者の方たちに接する前にまず、「知る」ことが必要なんだなととても勉強になりました

この映画は、弁護士役のチョン・ウソンだけではなく、検事役のイ・ギュヒョンの心優しさも描かれていて、観ていてとても感動しました。

 

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3)映画「無垢なる証人」の口コミと評判

次に映画「無垢なる証人」の口コミと評判をご紹介しますね。

4)映画「無垢なる証人」の予告編

次に映画「無垢なる証人」の予告編をご紹介しますね。

5)まとめ

いかがでしたか?

映画「無垢なる証人」のあらすじと感想をご紹介しました。

 

「普通と違うことが、必ずしも劣るとは限らない」

「ひとは、みんな 違う」

ここのチョン・ウソンの口から出た言葉に本当に感動しました。

こういった障害者への理解を深めてくれて、感動するヒューマンドラマをこれからもたくさん観ていきたいと思います。

 

チョン・ウソンは、1995年に放送された日本の大ヒットドラマ「愛していると言ってくれ」のリメイク版に出演が決定しているそうです。

北川悦吏子脚本で、豊川悦治・常盤貴子のラブストーリーです。

豊川悦治の聴覚障害のある画家をチョン・ウソン、常盤貴子のアルバイトをしながら劇団で頑張っている女優の卵役をシン・ヒョンビンが演じるそうです。

ウソンは、10年ぶりのドラマ復帰ということで、とても楽しみですね。

これからも見ごたえのある韓国映画をたくさん観て、皆さんにご紹介していきますね。

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