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映画「愚か者の身分」のあらすじと感想/一度の選択で人生が壊れる社会派問題作【Netflix】

ゆっちゃんの映画ブログ Netflix
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ゆっちゃん
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こんにちは、映画マニアのゆっちゃんです。

「生まれ変わるんだ」

映画「愚か者の身分」のキャッチコピー。

戸籍売買の闇ビジネスに足を踏み入れた男たち3人の、抜けたくてもがき苦しむ様が描かれています。

タイトルからして、重いだろうなと思っていましたが、なかなか見ごたえあるストーリーでした。

現代社会で確実に行われているだろう闇ビジネスの怖さを思い切り教えてくれます。

第2回大薮春彦新人賞を受賞した西尾潤の同名小説を主演北村匠海、共演綾野剛、林裕太で映画化。

この作品は、Netflix「今際の国のアリス」を手掛けたプロデューサー集団THE SEVENが、初の劇場作品として映画化したものです。

そして、第30回釜山国際映画祭コンペティション部門で、北村匠海、綾野剛、林裕太の3人揃って最優秀俳優賞を受賞という大快挙を達成。

素晴らしいですね!

今回は、映画「愚か者の身分」をレビューしたいと思います。

製作年:2025年

時間:130分

監督:永田琴

出演者:北村匠海、綾野剛、林裕太、山下美月、矢本悠馬、木南晴夏、田邊和也、領豪一、加治将樹、松浦祐也等

1)映画「愚か者の身分」のあらすじ

まずは、映画「愚か者の身分」のあらすじをご紹介しますね。

ネタバレはありませんのでご安心ください。

歌舞伎町で暮らすマモル(林裕太)とタクヤ(北村匠海)は、SNSで女性のふりをして男たちを呼び出し、あの手この手で個人情報を引き出して、戸籍の売買を行う闇ビジネスに手を染めていました。

マモルは、親からの虐待から逃れ東京へ来たものの行く当てもなく、生活保護ビジネスで搾取されていた時にタクヤと知り合い、2人で闇ビジネスに足を踏み入れることになったのです。

ある日、闇ビジネスを指示してくる半グレ集団「メディアグループ」の佐藤(領豪一)に、タクヤとマモルは呼び出されました。

そこで、マモルは佐藤から「明日は絶対にタクヤと会うな、電話も出るな」と言われます。

マモルは、タクヤのことが気になり、あとをつけると、タクヤは、マモルの知らない男(梶谷)と車の中で話しているのを見ました。

梶谷と別れたタクヤの前にマモルが現れ、タクヤの手に偽造身分証が握られていたのを見つけると、「抜けるんですか」と聞くも、タクヤは無言。

マモルは、がっかりした様子でその場を後にしました。

翌日、タクヤから連絡がきましたが、佐藤に言われた通り無視。

そこへ、メディアグループの幹部・ジョージ(田邊和也)と佐藤がやってきました。

彼らは、マモルが、タクヤとグルになってジョージが保管していた金を盗んだのではないかと疑っていたようですが、「シロ」と言うことになりましたが、金をとられているジョージは虫の居所が悪く、マモルをアッパーカットしてのしてしまいました。

翌日、マモルは、佐藤からタクヤの部屋が汚れたから掃除してこいと言われ、行くと、部屋は血だらけに。

そこへ、タクヤからのメールが来て、「このメールを読むころには、俺は殺されているか、アメリカの治験でもやらされていると思う」とあった。

そこへ佐藤が来て、「欲しいものを持っていけ、どうせ後で解体屋が来て捨てることになるから」と言うと、服や時計などを品定めしていました。

マモルは、冷凍庫の魚とタクヤの来ていたギャルソンの白いシャツを持っていきました。

佐藤と別れるや否や、マモルは涙が止まりませんでした。

この映画は、ジョージの金強奪事件から組織を抜けるために奮闘した3日間を、マモル、タクヤ、梶谷の3人の視点から描いている3部構成となっています。

上記は、マモルの視点からのお話ですが、次は、タクヤから見た3日間、そして梶谷の3日間を描いています。

タクヤの視点では、兄貴のような存在の梶谷との出会いと闇ビジネスへ足を踏み入れ、抜け出せなくなっていき、くるしむタクヤの心情が描かれています。

そして、その後に、梶谷の視点からのお話で、抜け出そうとしたタクヤに降りかかった不幸を救うために奔走することになります。

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こうした「後味の重さ」が印象に残る作品としては、
実話を基に描かれたこちらの記事もおすすめです👇

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2)映画「愚か者の身分」の感想

次に、映画「愚か者の身分」の感想をご紹介しますね。

主人公のタクヤが闇ビジネスに足を踏み入れた理由は、病気の弟の治療費を捻出するために、戸籍を売ったのが最初でした。

治療費の捻出で自分の戸籍を売るのも極端な感じですが、大きなお金が稼げるのでしょう。

また、タクヤが、その時に知り合ったのが兄貴と呼んでいる梶谷。

そして、タクヤは、マモルが生活保護ビジネスで搾取されているのを見て、可愛い弟を守る気持ちで自分の闇ビジネスに引っ張ってしまった・・・という皮肉な図式。

タクヤとマモルの絆、タクヤと梶谷の絆が強く描かれていて感動しました。

特にタクヤの祖母に教わったというアジの煮つけがまた美味しそう!

母ではなく祖母というところで、親の愛に恵まれなかったんだなと分かりますし、そのアジを頬張るマモルの頭をなでようとした時に、マモルは、反射的にしり込みし、その腕に煙草の痕が見えた時に、親からの虐待を受けて生きてきたんだなと言うことがわかります。

2人のやり取りは、とても楽しそうで本当の兄弟のように温かいものを感じましたが、半グレの金歯のジョージと佐藤が怖い!

本当に怖くて、ホンモノのヤクザじゃないの?と思い、思わずwikiで確認。

2人共ちゃんとした俳優さんでした(あたりまえですよね)

佐藤とタクヤとマモルの3人が食事している時に、魚の目玉の話をしている佐藤がキモかったし、何だか伏線のような気がして嫌な予感はしていました。

もう絶望的な思いで見続けていましたが、思わぬ方向に話が進んでいき、かすかな光も見え少し安心。

また、梶谷の彼女(木南晴夏)が、牛乳パックの値段や賞味期限を気にして話しているシーンは、何だか「これが幸せなのかなぁ」ってほのぼの感があり良かったです。

闇ビジネスに足を踏み入れ、なかなか抜けられない若者たち。

この映画を観ると、本当に怖いなと感じます。

闇ビジネスから抜けようとするタクヤに梶谷が「抜け出すのは簡単じゃない、笑えねえくらい、カンタンに死ぬぞ」と言っていたセリフが、心に突き刺さりました。

怖すぎます!

虐待や極貧で悲しい経験をしてきた人間が、他の人間をだまし続ける道を選んでしまうのは、他の選択が無かったからなのでしょうか?

タクヤがマモルにアドバイスとして、闇ビジネスは都会でしか成立しないから東京を離れろと言います。

でも、何だか怖くていつも周りをキョロキョロしてしまいそうですよね。

「あー、やめてやめて!」って叫んでしまうシーンもあるのですが、それでも青年3人のそれぞれの絆が素晴らしく感動しました。

時々観たくなる作品です。

ぜひ、皆さんもご覧ください。

3)映画「愚か者の身分」の評価・口コミ

次に、映画「愚か者の身分」の評価と口コミをご紹介しますね。

4)映画「愚か者の身分」の予告編

次に、映画「愚か者の身分」の予告編をご紹介しますね。

5)映画「愚か者の身分」が刺さった人におすすめの映画

次に、映画「愚か者の身分」が刺さった人におすすめの映画をご紹介しますね。

『愚か者の身分』のように、社会の歪みや人間の弱さを描いた映画が好きな方には、
以下の作品も強くおすすめできます。

📌 ①『怒り』

人を信じることが怖くなる映画です。

八王子夫婦殺人事件を発端に、3つの舞台(千葉・東京・沖縄)で犯人ではないかと疑われた男たちと、彼らの周りの人たちからの疑いや信頼を描いた物語。


📌 ②『空白』

怒り、悲しみ、罪悪感といった人間の業が、すさまじい緊張感で展開される映画です。

万引きした女子中学生が、逃げた挙句に車に轢かれて死んでしまい、娘を亡くした父親は、娘を追いかけたスーパーの店長を執拗に追い詰めます。

「全員被害者、全員加害者」の状況へとエスカレートしていく物語。


📌 ③『すばらしき世界』

刑務所から出た人間が、社会でどのように生きていくかを本人の葛藤や周りの偏見などを通して描かれている映画です。

次こそまっとうな人間として生きると誓った三上ですが、人生の半分以上を刑務所で過ごしてきた彼にとって、社会はなかなか受け入れてくれません。

映画「愚か者の身分」は、特別な悪人ではなく「どこにでもいる若者」が、社会の闇に落ちていく過程を描いた映画です。

観ていて決して楽しい作品ではありません。
それでも、現実と地続きの物語だからこそ、強い説得力と後味の重さを残します。

もし本作が心に引っかかったなら、同じように社会の歪みや人間の弱さを描いた映画も、もっと深く刺さるはずです。

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気になる作品があれば、無料期間を利用してまとめて観てみるのもおすすめです。

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6)まとめ

いかがでしたか?

映画「愚か者の身分」のあらすじと感想をご紹介しました。

タクヤ、マモル、梶谷3人男たちは、どこで選択を間違えたのか?

他の選択肢はあったのか?

とても考えさせられる作品ですね。

西野潤著の「愚か者の身分」は、続編が出ており「愚か者の疾走」というタイトルで、2025年11月11日に発売されています。

前作の3年後を描いたものですが、映画化されればすぐに観に行きたいなと思います。

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