映画「女王陛下のお気に入り」のあらすじと感想【嫉妬と野心はいつの世も同じ】

ゆっちゃんの映画ブログエマ・ストーン
ゆっちゃん
ゆっちゃん

こんにちは、

映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。

先日、「哀れなるものたち」を観に行ってきました。

あまりにも衝撃的で見ごたえある作品だったので、ヨルゴス・アンティモス監督の他の作品を観ようと思ったわけです。

時代背景は、こちらの映画は8世紀イングランド、「哀れなるものたち」は、19世紀末イングランドとかなり違いますが、映画的には同じ音の繰り返しのBGMや豪華絢爛な屋敷やインテリアなど空気感が近い感じがしました。

そして、この映画では、3人のキョーレツな女優陣の演技に注目です。

映画「女王陛下のお気に入り」は、第91回アカデミー賞で、9部門11ノミネートで、アン女王役のオリビア・コールドマンが、主演女優賞を受賞しました。

今回は、映画「女王陛下のお気に入り」のレビューをしたいと思います。

製作年:2018年

時間:120分

監督:ヨルゴス・アンティモス

出演者:オリビア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィン、ジェームス・スミス等

1)映画「女王陛下のお気に入り」のあらすじ

まずは、映画「女王陛下のお気に入り」のあらすじをご紹介しますね。

ネタバレはありませんのでご安心ください。

8世紀のイングランド。

フランスと戦争中のイングランドは、アン女王(オリビア・コールマン)がトップとして君臨していましたが、病気がちでメンタルも浮き沈みがあるため、幼馴染のサラ(レイチェル・ワイズ)がほぼ実権を握っていました。

アンとサラは、親友以上の関係でお互い憎まれ口をたたきながらも信頼しあっていました。

そんな時、サラの親戚で父親が賭博で没落してしまった貴族の娘アビゲイル(エマ・ストーン)が頼ってきました。

何でもよいので仕事がしたいとのこと。

アビゲイルは、早速屋敷内のメイドの仕事に就くことになりましたが、他のメイドたちからいじめられる日々。

アンが痛風で痛がっているのを見たアビゲイルは、痛みを和らげる薬草をこっそりアンに塗布しました。

それを見たサラは、勝手なことをしたアビゲイルにむち打ちの刑を命じますが、アンの痛みが引いたことでむち打ちは中止。

アビゲイルは、メイドからサラのアシスタントの仕事に就くことができました。

サラは、フランスとの戦争のことで忙しくなりアビゲイルにアンの世話を頼むことが多くなりました。

ある夜、サラがアンの部屋に行くと、裸のアビゲイルがアンの隣で寝ていたのを見てショックを受けました。

サラは、嫉妬してアビゲイルをアンから離そうとしますが、アビゲイルはいろいろな手を使い、アンから好かれようと必死になるのでした。

そして、アビゲイルは、サラに毒を飲ませてしまいます。

サラは、毒を飲んだ後に馬に乗り森の中へ行くのですが、気分悪くなり気を失ってしまうのでした。

行方不明になったサラをアンは嫌がらせと感じ、探すことはしませんでした。

何とか城に戻ったサラは、アビゲイルを追放しないとアンが自分に送った愛の手紙を公開すると脅してしまい、逆にアンを怒らせ追放されてしまうのでした。

アビゲイルは、城の中でアンの第一のお気に入りとなり、パーティで遊びまくりました。

サラは、アンへ謝罪の手紙を送りますが、アビゲイルに燃やされてしまいます。

アビゲイルは、この先どんな運命が待っているのでしょうか?

サラとアンは、このまま断絶してしまうのでしょうか?

この先はぜひ映画を御覧ください。

2)映画「女王陛下のお気に入り」の感想

次に映画「女王陛下のお気に入り」の感想をご紹介しますね。

エマ・ストーンのしたたかなたくらみが計画通り進めば進むほど、醜い人間に陥っていくようでした。

かつて父親の賭博の失敗により醜いドイツ人の愛妾にされてしまった経験から、どこかが壊れてしまったのではないでしょうか?

愛よりも地位や名声、お金さえあれば幸せだと思うのも仕方ないのかもしれません。

でも、実際に手に入れたかったものを手に入れても人の心までは思うようにはいかないってことですよね。

サラは、きついこと言うけど正直なことを言ってくれる人って一番大切なのかもしれません。

アンの最後の表情は、まるでサラを探しているような感じにも見えました。

時代も時代なので、衣装や屋敷の中のインテリアも豪華絢爛ですね。

長い廊下を行き来しているシーンが多く、いかに大きなお屋敷なのかがわかります。

男性のモコモコしたカツラや化粧、アヒルレースに熱中し、裸の醜いおやじにトマトやみかんを投げて喜んでいるシーンは、「退廃的な時代だなぁ」って感じました。

この作品は、3人の大女優(オリビア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ)の演技のぶつかり合いが一番の見どころです。

特に、私は、レイチェル・ワイズが好きで、「スターリングラード」「ナイロビの蜂」でよい演技をしていました。

3)映画「女王陛下のお気に入り」の口コミや評価

次に映画「女王陛下のお気に入り」の口コミや評価をご紹介しますね。

4)映画「女王陛下のお気に入り」の予告編

次に映画「女王陛下のお気に入り」の予告編をご紹介しますね。

5)まとめ

いかがでしたか?

映画「女王陛下のお気に入り」のあらすじと感想をご紹介しました。

私は、この作品で初めてオリビア・コールマンを知ったような気がしたのですが、実は、映画「ファーザー」に出演していたんですね。

アンソニー・ホプキンスが認知症の父親役をリアルに演じていた作品で、オリビアは娘さん役でした。

この時は、そんなに印象がなかったのですが、今回は素晴らしさが際だっていました。

特にラストの表情はとても印象的!

あと、映画「哀れなるものたち」のようなレンズをのぞき込むような広角レンズでの撮影が面白いですね。

ヨルゴス・ランティモスの世界観がとても好きになったので、また他の作品も観てみようと思います。

その時は、また皆さんにご紹介しますね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました