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映画「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」のあらすじと感想/実話モデルと綾野剛の演技を考察【Netflix】

ゆっちゃんの映画ブログ Netflix
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ゆっちゃん
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こんにちは

映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。

映画『でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男』が、Netflixで配信開始となり再び注目を集めています。

綾野剛が演じるのは、ある日突然「殺人教師」として世間から糾弾される小学校教師。

実話をもとにしたこの物語は、事実よりも“空気”や“報道”が人を裁いていく恐ろしさを容赦なく描き出します。

観終えたあとに残るのはカタルシスではなく、割り切れない疑問と重たい余韻──それこそが本作の最大の魅力です。

この記事では、『でっちあげ』のあらすじ・感想、綾野剛の圧倒的な演技についても考察していきます。

「なぜ、それを信じますか?」

映画「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」のキャッチコピーです。

バイオレンスの巨匠と呼ばれている三池崇監督、そして「日本で一番悪い奴ら」「カラオケ行こ!」の綾野剛が主演しています。

今回は、映画「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」についてレビューしたいと思います。

製作年:2025年

時間:129分

監督:三池崇

出演者:綾野剛、柴咲コウ、木村文乃、光石研、亀梨和也、小林薫、大倉孝二、小澤征悦、高嶋政宏、迫田孝也、安藤玉恵、美村里江、北村一輝等

この作品は、「正義」と「悪」が簡単に決められないからこそ、観終わったあとに強い違和感が残る作品かもしれません。

実際に社会問題となり、上映後も大きな議論を呼んだ「問題作映画」をまとめた記事はこちらです。

1)映画「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」のあらすじ

最初に、映画「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」のあらすじをご紹介しますね。

ネタバレはありませんのでご安心ください。

2003年12月、地方裁判所での氷室冴子の供述。

ある雨の日、教師の薮下誠一は、21時頃に家庭訪問で氷室家を訪ねます。

差し出されたスリッパを踏みつけ、リビングへ行き、座ったとたんに「拓翔くん、ADHDですよね。注意欠陥型多動障害。他の生徒に迷惑をかけているんです」と言い出しました。

母親の律子は、「気を付けてみるようにはしているのですが、すみません」と謝ります。

そして、薮下は、拓翔くんの赤い毛についても「拓翔くんは、純粋ではないんですね。けがれた血なんですね」と言いだし、律子は「それは差別ではないですか」と反論します。

薮下は、「僕も人間ですから差別もしますよ」

場面が、希望が丘小学校の帰り支度の時間に変わります。

薮下誠一がカウントダウンをしながら、生徒たちに帰り支度を急がせていました。

数え終わり、薮下は拓翔くんの耳元で「拓翔、10カウント失敗」と言い、

ランドセルを逆さにして学習用具を床に落としました。

そして、何度も踏みつけるのでした。

「拓翔、刑を決めよう。頭バーンかピノキオかうさぎさん、どれが良い?」

拓翔君は、「えっと、」と言っている間に薮下は、「遅い、ピノキオ」と拓翔君の鼻を指で力いっぱいつまみ、身体ごと振り回します。

床には鼻血がしたたり落ちていました。

マンション近くの公園で、ベンチにたたずんでいた拓翔君を見た母親、律子は、拓翔君の鼻血を見てどうしたのか聞いたところ、「薮下先生にやられた」と言いました。

3週間後、氷室夫妻は希望が丘小学校へ向かっています。

校長室で、氷室夫妻は、薮下誠一を担任から外してほしいと告げます。

「薮下先生は、拓翔に何十回も体罰を与えています」

その後、薮下の授業に監視が付くことになりました。

ある下校時、薮下が拓翔君を待ち伏せし、「君のせいで監視が付いたよ。サボれないしやりづらいよ」と言い出しました。

そして、強いデコピンをされた拓翔君は、悲鳴をあげましたが、薮下が「今の告げ口しないでね」というと、拓翔君は、黙ったまま。

薮下は、「なにその目、君は生きている価値ないから死んだほうがよいかも。死に方教えてあげようか。おすすめは、屋上ドーン」というと、拓翔くんをランドセルごと地面にたたきつけました。

マンションの屋上で、今にも拓翔くんが落下しそうなときに、律子が駆け寄ります。

拓翔君は、「僕の血どうやったら入れ替えられるの? お金いくらかかる?」と律子に訴えるのでした。

数か月後、「週刊春報」編集部。

鳴海記者と氷室夫妻が、「小学校教諭が児童をいじめ、『血が穢れている』と発言」という地方紙の記事を目の前に話しています。

「この教師は今、どうしているんですか?」

「学校は何も手を打たずに何の処罰も受けていません」p

鳴海は、自分に任せてくださいと告げました。

数日後に、週刊春報には、薮下誠一は、殺人教師と書かれ、SNSでも拡散されていました。

薮下の実名や自宅の写真なども投稿されていました。

数か月後、地方裁判所では、前代未聞の教師による児童虐待事件の民事裁判が開かれました。

教師と向井市を相手取り、原告の児童及び両親を支えるのは、大和弁護士率いる550人の大弁護団。

大和弁護士が訴状を読み上げ、裁判官は薮下に答弁・認否を述べてくださいと言い渡しました。

薮下は、しばらく黙っていましたが、顔をあげ、毅然とした表情で言いました。

「今、読み上げられた内容には、『真実』はどこにもありません。すべては、氷室律子さんとその息子拓翔君のでっちあげです」

そして、ここからは、今まで起こっていた場面が違うものになっていきます。

氷室律子からの証言を基にした画像と180℃違うストーリーが始まります。

続きは、ぜひ映画をご覧ください。

映画『でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男』は
Netflixで配信されています。

実話をもとにした重たい内容なので、気持ちに余裕のあるタイミングでの視聴がおすすめです。

▶ Netflixで『でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男』を観る

2)映画「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」の感想

次に、映画「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」の感想をご紹介しますね。

これが、実際に起こった事件だなんて信じられません。

きっと、当時は毎日ワイドショーを騒がせて、私も見ていたかもしれませんが、人間忘れてしまうもんですね。

校長や教頭の教師の言い分をいっさい聞かない態度や、はっきり否定できなかった教師に少しイラつきましたが、きっとその場に立つと「この場を収めたい」気持ちが勝ってしまい、同じことをしてしまうかもしれません。

羅生門スタイルを用いた今回の作品。

同じ出来事を複数の視点から描くことを言うらしいが、まさしくこの映画はそうだ。

しかも前半に氷室律子の視点から描かれていた薮下の姿が、とても衝撃的でした。

タイトルの殺人教師と呼ばれた男をそのまま演じていて、ほんとにひどい教師だと思うほどです。

これは、綾野剛の演技力がすごいとしか言いようがないと思います。

そして、一番不気味だった柴咲コウの氷のような鋭い眼光で淡々と話している姿は、どこか病んでいるんだろうと思ってしまうほどでした。

でも、小林薫のような弁護士に出会わなかったら、この先生はどうなっていたのでしょうか?

この映画のキャッチコピー、「なぜ、それを信じますか?」とあります。

人は、多くの人がそうだと言えば、「そうなんだ」と思ってしまいます。

SNSや新聞でこの人が犯人だとか書かれていれば、「ひどい奴がいるもんだ」と疑うことすらしませんよね。

でも、実はそれが真っ赤な嘘だったら・・・、私たちはこれからどうやって物事を見ていけばよいのでしょうか?

一つの情報をうのみにするのではなく、いくつかの視点からみるようにし、一人の意見だけではなく、いろいろ人の声を聞くようにしようと思いました。

気がかりなのは、裁判を起こした氷室夫婦の息子、拓翔君はその後どういう人生を送っているのだろうということです。

観終わったあとに、「正しさ」とは誰が決めるものなのかを
考えさせられる映画でした。

正義や世論が、簡単に一人の人生を壊してしまう現実。
もし「人生そのものを芸に捧げる人間の覚悟」を描いた作品に興味があれば、
映画『国宝』 もぜひチェックしてみてください。

▶ 映画『国宝』のあらすじと感想はこちら

3)映画「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」の口コミと評価

次に、映画「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」の口コミと評価をご紹介しますね。

4)映画「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」の予告編

次に、映画「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」の予告編をご紹介しますね。

5)映画「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」が刺さった人におすすめの映画

次に、映画「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」が刺さった人におすすめの映画をご紹介しますね。

📌 ①『碁盤斬り』

身に覚えのない罪を着せられた男が、娘と共に復讐を果たす時代劇。

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📌 ②『新聞記者』

メディアと国家権力の実態を抉る社会派サスペンス。
真実と報道の関係を問い直す、考えさせられる一作です。

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📌 ③『罪の声』

未解決事件・社会の影に翻弄される人々を描いた重厚な物語。
『でっちあげ』と同じく、事実と見えるもののズレが観る者を突き刺します。

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6)まとめ

いかがでしたか?

映画「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」のあらすじと感想をご紹介しました。

原作は、福田ますみさんのルポルタージュ「でっちあげ 福岡『殺人教師』事件の真相」。

この作品は、第6回新潮ドキュメント賞を受賞しています。

綾野剛と三池崇は「クローズZERO Ⅱ」以来16年ぶりのタッグだそうです。

クローズZERO懐かしい。

大勢の学生がぶつかり合うシーンが刺激的でしたね。

三池監督は、バイオレンスやスリラーなど暴力描写が多く描かれている作品が多いように思います。

今回は、「モンスターペアレンツ」「いじめ」など教育現場の問題を真正面から取り組み、事実に即しながらもエンタメ的要素を含め、見ごたえたっぷりの作品に仕上がっています。

まだ見ていない方は、ぜひご覧ください。



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