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社会の闇を描いた問題作映画10選【一度踏み入れたら後戻りできない】

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ゆっちゃん
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こんにちは、映画マニアのゆっちゃんです。

私は映画が大好きです。

気軽に楽しめる映画では、もう物足りません。
観終わったあとに残るのは、感動よりも深い余韻や重さ。
それでも目を背けてはいけない現実が、そこにはあるような気がします。

この記事では、
✔ 気分が重くなる
✔ 救いがない
✔ 社会の闇を直視させられる

そんな「観る覚悟が必要な問題作映画」を厳選して紹介します。

スカッとしたい人には向きません。
それでも、本物の映画体験を求めている人にだけ、届けたい作品たちです。

※この記事で紹介している作品の多くは、無料体験で視聴可能な配信サービスがあります。

1)愚か者の身分

・キャッチコピー

  生まれ変わるんだ。

・なぜ、問題作なのか?

  この映画が突きつけるのは、3人の男たちの「選択した側の視点です。

  貧困、犯罪、抜け出せない環境。
  そこに生きる人間たちは、最初から悪人だったわけではありません。

  ほんの一度の選択が、人生を変え、しかも確実に坂道を転がり落ちていくことがあります。

  観ている側も、「自分ならどうしたか」と考えずにはいられなくなる問題作です。

・一言感想

  観ている間、ずっと「もし自分だったら、どう選択したか」と考え続けてしまいました。

  登場人物たちは特別に愚かなわけではなく、ほんの小さな選択を重ねただけだと思います。

  だからこそ、観終わったあとも気持ちが簡単に切り替わらないのではないかと思いました。

・向いている人/向いていない人

  ◆向いている

  ・実話・社会派作品が好き

  ・人生の分岐点を描いた映画に惹かれる

  ・後味の残る映画を求めている

  ◆向いていない人

  ・明るい娯楽作品を探している

  ・スカッとした展開を期待している

・配信情報・視聴方法

 本作はNetflix独占配信作品です。
 現在、他の動画配信サービスでは視聴できません(2026年2月)。

※Netflix会員の方は、作品名で検索するとすぐに見つかります。

  ▶ 覚悟ができた方はこちら(Netflixで観る)

  気持ちに余裕のあるタイミングで、ぜひご覧ください。

👇『愚か者の身分』の詳しいあらすじと感想は、こちらの記事で解説しています。

映画「愚か者の身分」のあらすじと感想/一度の選択で人生が壊れる社会派問題作【Netflix】

2)でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男

・キャッチコピー

 なぜ、それを信じますか?

・なぜ、問題作なのか?

 本作は、2003年福岡市で実際に起きた冤罪事件、いわゆる教師による生徒へのいじめ事件を基にしたノンフィクションです。

 マスコミの一方的な報道は加速し、あっという間に生徒へのいじめの犯人に仕立て上げられた教師、一度貼られたレッテルは、訂正されることなくどんどん拡散していきます。

 正義感が暴走したとき、人はどこまで残酷になれるのかを突きつけてくる作品です。

・一言感想

 正しさを信じて声を上げた人たちが、いつの間にか誰かを追い詰めていきます。

 マスコミやSNSの報道があまりにも一方的で驚きましたが、これが現実なんですよね、恐ろしい。

 観ていて息苦しくなりました。

 人間は、論理的な内容よりも感情が揺さぶられる、または好奇心がそそられる内容に強く反応してしまうのだそうです。

私もそうかもしれません。

今後は、刺激的な内容を観たら、まずは鵜吞みにせず「これは本当だろうか?」という視点を常に脳に刷り込み、いろいろな媒体をみるように心がけていこうと思います。

向いている人/向いていない人

 向いている人

 ・実話・社会派作品が好きな人

 ・メディアと世論に興味がある人

 向いていない人

 ・明るい娯楽作品を探している

 ・精神的に不安定な状態の方

 ・理不尽な展開が苦手な方

・配信情報・視聴方法

 本作は現在、Netflixで配信されています。

 内容は決して軽くありませんが、観終わったあとに残る余韻は強烈です。

 ▶ 覚悟ができた方はこちら(Netflixで観る)

👇『でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男』の詳しいあらすじと感想は、こちらの記事で解説しています。

 映画「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」のあらすじと感想/実話モデルと綾野剛の演技を考察【Netflix】

3)凶悪

・キャッチコピー

 死刑囚の告発が、未解決の殺人事件を暴く。

・なぜ、問題作なのか?

 本作が問題作とされる理由は、1999年に実際に起きた「上申書殺人事件」を基にとても残酷な事件を取り上 げており、人間はどこまで悪になれるのかを考えさせられる点です。

 また、凶悪犯罪そのものよりも、それを追う側・伝える側の「正義」までも疑わせる内容になっていて、とても考えさせられます。

・一言感想

 とにかく、リリー・フランキーの笑いながら残虐なことをしている場面が恐ろしすぎです。

もちろん、ピール瀧が演じる須藤の信じられない位に簡単に犯罪を起こしてきた責任は「死刑」に値すると思いました。

でも、救いのない犯罪を描きながら、観ていて最も怖かったのは個々の人間が感じる「正義」の危うさです

 悪事を働く側だけではなく、悪を追求する側もまた、「お前は正しいのか?」と思わせます。

 その事実を真正面から描くことで、簡単に善悪の判断ができなくなってきました。

 観終わったあと、言葉を選びたくなる映画ですね。

向いている人/向いていない人

 向いている人

 ・実話・実録系の重い映画が好きな人

 ・後味の悪さにも、見る価値があると思う人

 ・善悪がはっきりしないストーリーに興味がある人

 向ていない人

 ・スカッとする勧善懲悪を求める人

 ・暴力描写などが苦手な人

・配信情報・視聴方法

 本作は現在、Amazonプライムビデオで配信されています。

 ▶ この映画をAmazonプライムで観る

 配信状況は時期によって変わるため、最新の情報は各サービスの公式ページをご確認ください。

4)葛城事件

・キャッチコピー

 家族という地獄

・なぜ、問題作なのか?

 本作が問題作とされる理由は、事件そのものよりも、

 「なぜ誰も止められなかったのか」という、事件が起こるまでの長い時間を描いている点にあります。

・一言感想

 三浦友和の支配的で傲慢な父親役が見事でした。

 そして、父親の周りの家族がどんどん壊れて荒んでいく様がわかりやすく描かれています。

 派手な描写はないのに、観終わったあと重さだけが残る映画でした。

 誰か一人が悪いとは言えず、見過ごされ続けた時間そのものが事件を生んだように感じます。

 家族内の抑圧感が静かに蔓延し、それが取り返しのつかない恐ろしい事件につながっていくという怖さを感じました。

向いている人/向いていない人

 向いている人

 ・社会派・実話風の重い作品が好き

 ・家族や環境が人に与える影響を描いた映画に惹かれる

 ・鑑賞後に答えが出ない映画を受け止められる

 向ていない人

 ・明確な犯人像やカタルシスを求めている

 ・テンポの速い展開を期待している

 ・重たい余韻を引きずりたくない人

・配信情報・視聴方法

 本作は現在、Amazonプライムビデオで配信されています。

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 配信状況は時期によって変わるため、最新の情報は各サービスの公式ページでご確認ください。

5)怪物

・キャッチコピー

 怪物だーれだ

・なぜ、問題作なのか?

 同じ出来事でも、立場によってまったく違う見方になってしまうことを描いています。

 誰もが「正しい」と信じて行動しているからこそ、取り返しのつかない結果が生まれてしまう。

 この作品は、同じ出来事でも立場をけることで見方が全く違って見えるという「羅生門」(黒澤明)スタイルをとったそうです。

・一言感想

 母親役の安藤サクラ、教師役の永山瑛太、生徒役の黒川想也と柊木陽太が、同じ出来事上でそれぞれの視点での場面を演じているのですが、こういう描き方はとても見ごたえがあり興味深く感じました。

同じ出来事を見ているはずなのに、母親、先生、生徒・・・と立場が変わるだけで印象がここまで揺らぐのかと驚かされます。

 誰もが「正しい」と信じて行動しているからこそ、見ている側も答えを一つに絞れない。

 ラストは、鑑賞者の判断にゆだねられる結末ですが、私はネガティブなラストを想像してしまいました。

向いている人/向いていない人

 向いている人

 ・視点が反転する映画が好き

 ・教育・社会テーマに関心がある

 ◆向ていない人

 ・明確な答えが欲しい人

・配信情報・視聴方法

 ▶ 本作は現在、Amazonプライムビデオ、Netflixで配信されています。

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 ▶ 覚悟ができた方はこちら(Netflixで観る)

👇『怪物』の詳しいあらすじと感想は、こちらの記事で解説しています。

 映画「怪物」のあらすじと感想【是枝裕和&坂元裕二&坂本龍一の最強タッグ!】

6)Winny

・キャッチコピー

 殺人に使われた包丁をつくった職人は逮捕されるのかー

・なぜ、問題作なのか?

 技術、正義、国家の狭間で、一人の開発者が裁かれていきます。

 「誰が責任を取るのか」という問いを 今の時代にも突きつける実話です。

・一言感想

 この映画のキャッチコピーのように、器を作ったけど、それを悪用した人間だけではなく、作った技術者も裁かれるなんて、誰も何も作らなくなってしまうのでは…と思ってしまいます。

 理不尽さが淡々と描かれる分、リアリティを感じました。

 正義とは何か、誰が守られるべきなのかを考えさせられ、観終わったあとも怒りが静かに残りました。

向いている人/向いていない人

 向いている人

 ・実話・社会制度に興味がある

 ・現代日本の問題を考えたい

 向いていない人

 ・軽いエンタメを求めている人

・配信情報・視聴方法

 ▶ 本作は現在、Amazonプライムビデオ、Netflixで配信されています。

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 配信状況は時期によって変わるため、最新の情報は各サービスの公式ページでご確認ください。

7)怒り

・キャッチコピー

 愛した人は、殺人犯だったのか?

・なぜ、問題作なのか?

 人を信じることの危うさを、ここまで容赦なく描いた作品は多くありません。

 善意も疑念も、同じ場所から生まれてしまう現実が描かれます。

・一言感想

 1つの殺人によって、3つのストーーリーが同時並行していきます。

 ・妻夫木聡・綾野剛

 ・渡辺謙・松山ケンイチ

 ・広瀬すず・森山未來

それぞれのストーリーがきちんと作られていて、人間の信頼と疑念、裏切りが重く深く描かれています。

人を信じることが、こんなにも怖い行為なのかと思わされました。

 疑うことで守れるものと、信じたからこそ失うもの。

 その境界があまりに曖昧で、感情が揺さぶられ続けます。

 観終わっても、胸の奥がざわざわしていました。

向いている人/向いていない人

 向いている人

 ・重い人間ドラマが好き

 ・感情を揺さぶられたい

 向ていない人

 ・軽いエンタメを求めている人

・配信情報・視聴方法

 ▶ 本作は現在、Amazonプライムビデオ、Netflixで配信されています。

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 配信状況は時期によって変わるため、最新の情報は各サービスの公式ページでご確認ください。

8)日本で一番悪い奴ら

・キャッチコピー

 道なき道、反骨の。

・なぜ、問題作なのか?

 2002年に発覚した北海道警察の不祥事「稲葉事件」をモチーフにした悪徳刑事の出世と転落を描いています。

 成果を求められる組織の中で、少しでも点数を稼ごうと、上司に褒められるために、どんどん罪を犯していく刑事の正義とは何か?

・一言感想

 新人警察官から悪徳刑事までのプロセスが綾野剛の素晴らしい演技力によって、とても見ごたえのあるものに仕上がっています。

最初から悪を選んだ人間ではなく、評価や成果を求めた結果、少しずつ道を踏み外していく様がみごと。

 警察の人間でありながら、警察内で「罪を犯してでもこっちのホシを挙げろ!」など、何だかおかしいんじゃないかなって雰囲気になってきたのが怖かったです。

 組織に属する怖さと、人が壊れていくプロセスで「何かがマヒしていく様」を感じました。

向いている人/向いていない人

 向いている人

 ・実話・警察ものが好き

 ・組織の闇に興味がある

 ◆向ていない人

 ・ヒーロー像を期待している人

・配信情報・視聴方法

 ▶ 本作は現在、Amazonプライムビデオ、Netflixで配信されています。

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 配信状況は時期によって変わるため、最新の情報は各サービスの公式ページでご確認ください。

9)空白

・キャッチコピー

 空っぽの世界に、光はあるか。

・なぜ、問題作なのか?

 誰も完全に悪くない状況で、責任だけが膨らんでいきます。

 沈黙とすれ違いが生む苦しさが、 非常に現実的に描かれます。

・一言感想

 誰も完全に悪くない状況で、「言葉」という刃が縦横無尽に飛び交います。

 父親役の古田新太の迫力ある怪演と店長役の松坂桃李の追い詰められる様がとにかくすさまじく、ずっと見続けることに、かなりのしんどさを覚えました。

 正しさや配慮が、必ずしも救いにならないことを突きつけられる一本。

向いている人/向いていない人

 向いている人

 ・人間の見えていない部分に興味がある人

 ・感情の余韻を味わいたい

 ◆向ていない人

 ・わかりやすい結末を望んでいる人

・配信情報・視聴方法

 ▶ 本作は現在、Amazonプライムビデオ、Netflixで配信されています。

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 配信状況は時期によって変わるため、最新の情報は各サービスの公式ページでご確認ください。

10)すばらしき世界

・キャッチコピー

 この世界は生きづらく、あたたかい。

・なぜ、問題作なのか?

 更生しようとする人間に向けられる、社会の無言の壁。

 希望を見せながら、簡単には救わせてくれない現実を描いています。

・一言感想

 元殺人犯の三上を演じる役所広司がうまい!

 三上が真面目に生きようとする姿勢を応援したいのですが、やり直そうとする人間に対して、社会は思っているほど優しくありません。

 すぐキレる・・・これは社会の組織で生きていく上でかなり致命的なような気がします。

 でも、根はやさしいし、希望が見える瞬間があるからこそ、切なさも増していく。

 観終わったあと、簡単に前向きな言葉が出てきませんでした。

向いている人/向いていない人

 向いている人

 ・人生の再出発を描いた作品が好き

 ・静かな感動を求めている

 向いていない人

 ・明るい成功物語が好きな人

・配信情報・視聴方法

 ▶ 本作は現在、Amazonプライムビデオで配信されています。

 ▶ この映画をAmazonプライムで観る

 配信状況は時期によって変わるため、最新の情報は各サービスの公式ページでご確認ください。

まとめ

ここまで、一度選択したら後戻りできない世界を描いた問題作映画を10本紹介してきました。

どの作品にも共通しているのは、悪人が特別な存在として描かれていないことです。

ほんの小さな選択や、「正しいはずだった判断」が積み重なり、気づいたときには引き返せなくなっている。

こうした映画は、気軽な娯楽として観るには重たいかもしれません。

それでも、現実の社会や人間を考えるきっかけとして、強く心に残る作品ばかりです。

気になった作品があれば

紹介した映画の中には、現在配信サービスで視聴できる作品もあります。

「今すぐ観たい」と感じたものがあれば、各作品の配信ページや、より詳しく掘り下げた個別レビュー記事を

参考にしてみてください。

※配信状況は変更されることがあります。

最新の情報は、各公式配信サービスをご確認ください。

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