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映画「貴公子」のあらすじと感想【ハートフルな韓国ノワール】

ゆっちゃんの映画ブログ 韓国映画
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ゆっちゃん
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こんにちは、映画マニアのゆっちゃんです。

私は、韓国映画が大好きです。

特にノワール系は大好物!

最近、アマゾンプライムビデオで見つけた韓国映画「貴公子」。

監督は、「The Witch魔女」「新しき世界」のパク・フンジョンと聞けば、もう観るしかありません。

「この男、天使か、悪魔か。」

映画「貴公子」のキャッチコピーです。

今回は、映画「貴公子」についてレビューしたいと思います。

製作年:2023年

時間:113分

監督・脚本:パク・フンジュン

出演者:キム・ソンホ、カン・テジュ、キム・ガンウ、コ・アラ等

1)映画「貴公子」のあらすじ

まずは、映画「貴公子」のあらすじをご紹介しますね。

フィリピンで病気の母親と暮らすマルコは、コピノ(フィリピン人と韓国人男性とフィリピン女性の間にできた子供のことを指す造語)であり、非合法の地下格闘場で日銭を稼いでいました。

彼は、いつか父親を探し出し、母親の治療費を工面してもらうと思っていました。

ある日、マルコのもとに父親の使いだというものがやってきました。

父親は韓国にいて、息子を探しているが、現在は病気で動けないとのこと。

マルコは希望を抱きながら、使いの者たちと一緒に韓国へ向かいます。

韓国へ向かう飛行機の中で、マルコは自分を「友達」と名乗る見知らぬ男と出会います。

父の弁護人たちと車に乗り、森の中を走っていると1台の車に追われます。

その車には先ほど飛行機で出会った「友達」が運転しており、マルコと一緒に乗っていた弁護士たちは皆「友達」に殺されてしまいました。

マルコは、自分も殺されると思い、一生懸命逃げます。

「友達」は、執拗に追ってきますが、何とか逃げおおせて、街に向かいました。

マルコは、父の使いからもらった名刺に電話し、「殺されそうだ」と訴えます。

そこにまたもや「友達」が現れて、「俺は狙った獲物はのがいたことは無い」と言い、追いかけてくるのです。

つかまりそうな時に、マルコは「友達」にパンチを浴びせて、通りがかりの女性の車のに乗せてもらいました。

女性は、実は、マルコの父親の後妻側の長女の味方で、後妻が夫の遺言書で財産を全て長女に譲ると書かせたのですが、それを前妻の長男が知り、どうしても遺言書を書き直させるために、父親に心臓を移植できる息子を探し出していたのでした。

マルコは、自分は殺されに行くんだと悟った時、女性は「あんたは、どちらにしろ殺される、なら今」とピストルで撃とうとしたときに、後ろから「友達」の車が突っ込んできました。

マルコは隙を見て逃げ出したのですが、長男たちに捕まってしまい、父親のもとに連れていかれてしまいました。

マルコは、このまま殺されてしまうのでしょうか?

「友達」とはいったい何者なのでしょうか?

この続きは、ぜひ映画を御覧くださいね。

2)映画「貴公子」の感想

次に、映画「貴公子」の感想をご紹介しますね。

ワイルドでスピーディな話の展開に、手に汗握る韓国ノワールの世界を見せつけられ、最後まで目が離せない作品でした。

しかしながら、最初から血なまぐさいシーンが続き、とにかく血だらけでバイオレンスなシーンが多いのに、なぜか最後は心温まるというか、不思議な感じもしました。

そして、「友達」のキャラクターがすっごく良い。

冷酷な殺し屋なのに、時折見せるユーモラスな部分、血で汚れた自分の靴に対して、「せっかく並んで買ったのに」とか、コーラをストローで飲んだり、自分の新車のミラーが壊れた時に嘆いたりなど、憎み切れない部分がありました。

最初は、ターミネーターのように獲物を追って殺しに来る狂気の殺戮者というイメージでしたが、だんだん「追い待てよ」という気持ちになってきたんです。

主役の「友達」を演じたキム・ソンホの笑顔が不気味で楽しい。

彼は、この映画で初主演だそうです。

ドラマでは、「スタート・アップ:夢の扉」で注目され、「海街チャチャチャ」で大ブレイク。

マルコ役のカン・テジュは、1980倍のオーディションに合格し、選ばれたそうですよ。

そして、大ベテラン俳優のイ・ギヨン、チェ・ジョンウがしっかり脇を固めていましたね。

3)映画「貴公子」の評価・口コミ

次に、映画「貴公子」の評価・口コミをご紹介しますね。

4)映画「貴公子」の予告編

次に、映画「貴公子」の予告編をご紹介しますね。

5)まとめ

いかがでしたか?

映画「貴公子」のあらすじと感想をご紹介しました。

主役のキム・ソンホは、この作品で第60回百想芸術大賞の新人演技賞にノミネートされました。

撮影は、とても大変で、とにかく走る、殴る、撃ちまくるの連続だったそうです。

そんな役者さんの苦労がスクリーンで臨場感あふれる場面として私たちに感動を与えてくれたのだと思います。

コピノという言葉は、この映画で初めて知りました。

コリアン(Korean)とフィリピ―ノ(Philipino)の合成語。

韓国では、社会問題にもなっているそうです。

パク・フンジュン監督が、コピノを取り上げた理由は、韓国社会の暗い側面を浮き彫りにする題材であると考えたためだそうです。

監督の、重いテーマを扱いながらも、より多くの観客に観てもらうためのエンタメ性を忘れず、最後まで飽きさせずに見せてくれる手腕は素晴らしいとしか言えません。

今後の、パク・フンジュン監督の作品に期待しています。

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