映画「哀れなるものたち」のあらすじと感想【エマストーンの体当り演技がすごい!】

ゆっちゃんの映画ブログエマ・ストーン
ゆっちゃん
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こんにちは

映画マニアのマーキングマザー、ゆっちゃんです。

映画「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンが、今回すごい役に挑戦したと聞き、さっそく観に行ってきました。

この作品は、ゴールデン・グローブ賞で作品賞と主演女優賞を受賞し、第96回アカデミー賞では、11部門にノミネートされているんです(アカデミー賞の発表は、2024年3月10日)。

新生児の脳を頭に埋め込まれ、身体は大人の女性というマッドサイエンティストにより作られたのが、エマ・ストーン演じるベラ。

この難しい役を演じる為、エマは、羞恥心と先入観を取り払うように努力したとのことです。

「R18+]と書かれている通り、性描写が多いので、カップルや家族で観る映画ではないですね。

でも、単なるエロ映画ではなく、無垢な脳を持つベラの成長日記と言っても良いような、見ごたえある内容になっていました。

今回は、映画「哀れなるものたち」についてレビューしたいと思います。

製作年:2023年

時間:142分

監督:ヨルゴス・アンティモス

出演者:エマ・ストーン、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー、ラミー・ユセフ、ジェロッド・カーマイケル、クリストファー・アボット、スージー・ベンバ等

1)映画「哀れなるものたち」のあらすじ

最初に、映画「哀れなるものたち」のあらすじをご紹介しますね。

ネタバレはありませんのでご安心ください。

悲しい表情の女性、ベラ(エマ・ストーン)は橋から身を投げ自殺します。

死体を研究していた天才外科医ゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)は、まだ硬直していないベラの死体を発見し、自分の家へ運びます。

そして、ベラのお腹に身ごもっていた胎児の脳をベラの頭に移植することで奇跡的に生き返ります。

脳は新生児、身体は立派な大人の女性。

最初は、歩き方も不安定、食べ方もままなりませんが、少しずつ学習していきます。

ゴッドウィンの助手マックス(ラミー・ユセフ)は、いわゆる実験体のベラの日々を記録していく仕事を任されます。

毎日のベラの様子をマックスは、逐一記録していくのでした。

日々を共に過ごしていくことでマックスは、ベラに魅かれていきました。

それを見ていたゴッドウィンは、マックスにベラと結婚することを提案します。

マックスは、喜んで受け入れ、結婚の手続きを取ることにしました。

ゴッドウィンは、結婚の契約を取りまとめるために弁護士のダンカンを招き入れたのですが、この男が女好きのいい加減な男。

また、ベラの成長も大きく進歩しており、より広い世界を見てみたいという好奇心が強くなってきました。

ある日、不埒な弁護士ダンカン(マーク・ラファロ)に誘われるがまま、家を飛び出します。

純粋無垢で性の悦びを憶えたベラは、毎日のようにダンカンと抱き合い、時には自慰に明け暮れます。

脳が幼いベラは、ダンカンに連れられて社交の場に行きますが、まだ社会性が身についていない彼女は、下品な言葉を発したり、奇抜なダンスを始めたり自由奔放に動き回るのでした。

ベラは、脳も身体も日々成長していき、自分の進むべき道を模索していきます。

果たして、ダンカンとの旅の結末はどうなるのでしょうか?

ゴッドウィンとマックスとの関係性はどうなっていくのでしょうか?

あとは、ぜひ映画館でご覧くださいね。

2)映画「哀れなるものたち」の感想

次に映画「哀れなるものたち」の感想をご紹介しますね。

ウィレム・デフォーのいわゆるマッドサイエンティストの役が本当にハマっていますね。

彼は、「プラトーン」での哀しき兵士、「スパイダーマン」の宿敵グリーン・ゴブリンなど、一癖も二癖もある役をこなしてきました。

今回もまたキョーレツなフランケンシュタインのような傷だらけのメイクで死体を切り刻んだり、鶏犬のような倫理的にどうだろうっていうものを作っていましたね。

昔の映画「フリークス」を思い出しました。

そしてやはり一番体当たりな演技で感動させてくれたのは、エマ・ストーン!

冒頭に書いたように、彼女は本当に羞恥心と先入観を取っ払って思い切り体張って演技を魅せてくれました。

実はこの映画の前に、彼女は「Naked in New York City」というミュージカルで全裸で踊りながらゴミ収集車に乗る姿を披露したそうです。

この経験が彼女の役の幅を広げたのかもしれませんね。

脳のどこかの部分がツンツンつつかれているような音楽とファンタジックな色彩の景色や町など、見るものすべてが斬新で美しく、目が離せないシーンばかりです。

また、マーク・ラファロも好きな俳優の一人なんですが、「スポットライト世紀のスクープ」(2015年)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたり、「アベンジャーズ」では、アメコミヒーローの一人であるハルク役を演じたりと、あらゆる役に挑戦しているところがスゴイ!

今回も何ともクズ野郎というか自己中心的で好きなように生きていたのに、自分以上に自由奔放で純粋なベラに魅かれてしまい、ボロボロになってしまう役を見事に演じきりました。

しかも、ベラとダンカンの濃厚な性交シーンが多くの場面で描かれており、「ちょっとやり過ぎじゃないか?」と思うほどです。

この映画の最初のベラから最後のベラまでの大きな成長期間をエマ・ストーンは、細かい手足の動きや表情まで繊細に演じ、立派な女性へと成長させていきます。

クスっと笑えるシーンもあり、解剖シーンで目を背けることもあり、最初から最後まで私の脳の中は刺激されっぱなしでした。

こういう映画、他にもあればきっと見てしまうだろうなと思います。

ヨルゴス・アンティモス監督の他の作品にも目を向けてみたくなりました、

3)映画「哀れなるものたち」の口コミや評価

次に、映画「哀れなるものたち」の口コミや評価をご紹介しますね。

4)映画「哀れなるものたち」の予告編

次に、映画「哀れなるものたちへ」の予告編をご紹介しますね。

5)まとめ

いかがでしたか?

映画「哀れなるものたち」のあらすじと感想をご紹介しました。

風景や街並み、空などが水彩画の絵の具で描きなぐったような色合いでつい見入ってしまうほどでした。

この思わず目が丸くなってしまうような映画を作ったヨルゴス・アンティモス監督の名前は、この作品で初めて知りました。

「女王陛下のお気に入り」(2018年)では、アカデミー賞で9部門ノミネートされたそうです。

「ロブスター」(2016年)も何だか興味深そうな作品ですね。

今度ぜひ見てみようと思います。

また、面白い作品を観たら、ぜひ皆さんにご紹介したいと思います。

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