こんにちは
映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。
キャッチフレーズは、「わたしたち」がやってくる!
鬼才!ジョーダン・ピール監督最新作!
「アス」
前作『ゲット・アウト』でアカデミー賞脚本賞を受賞したジョーダン・ピール監督が、アカデミー賞女優ルピタ・ニョンゴを主演に迎えた『アス』。
2019年9月に公開後、3日間で動員数&興行収入共に『ゲット・アウト』超えとなる大ヒットとなりました。
今回は、この作品ついてレビューしたいと思います。
製作年:2019年
時間:116分
監督:ジョーダン・ピール
出演:ルピタ・ニョンゴ、ウインストン・デューク、エリザベス・モス、ティム・ハイデッカー、シャハディ・ライト・ジョセフ、エバン・アレックス等
ホラー映画は、とても興味があるのですが、怖いので映画館では観ません。
家では肝心な場面で目をつむったりして恐る恐る観ています。
なら、最初から観なきゃいいんだよとおっしゃる方、本当にそうですよね。
でも、なぜか「怖いけど観てみたい」とう怖いもの見たさの欲求が渦巻き、ついつい観てしまうのです。
このジョーダン・ピール監督の「アス」もどんな映画かとても興味がありましたが、なかなか観れませんでした。
でも、やっと勇気を振り絞って(そこまで覚悟決めなくても・・・)今回観ることができました。
前作「ゲット・アウト」を観て、見た目のグロさとかでアピールする映画ではないんだなと思い、今回観ようと思ったのです。
内容だけではなく音楽もオドロドロしい感じで、ドキドキします。
この不気味だけどひきつけられる映画アスのあらすじ・感想・評価をご紹介したいと思います。
1)映画アスのあらすじ(ネタバレなし)
最初に映画アスのあらすじをご紹介しますね。
ネタバレなしなのでご安心ください。
1986年カリフォルニア州のサンタクルーズの夏、幼いアデレードは、両親(ラッセルとレイン)と共に行楽地にやってきます。
父はゲームに夢中、母はトイレに行き、アデレードは迷子になってしまいます。
アデレードはあるアトラクションハウスの中に入りこんでしまい、そこで驚くべきことが起こります。
その後、アデレードはショックでしばらく失語症になってしまうのです。
年月がたち、失語症が治ったアデレードは、ゲイブと結婚し2人の子供(ジェイソンとゾーラ)に恵まれます。
ゲイブの提案でサンタクルーズのビーチハウスを訪ねます。
アデレードは、幼いころのトラウマがあるため、乗り気ではありませんでしたがゲイブに説得され、行くことにしました。
そのビーチで、友人家族と落ち合い、余暇を楽しむのでした。
その夜、アデレードはゲイブに、昔ここで起こった出来事が元で自分はトラウマになってしまったことを告げます。
ゲイブは、彼女をなだめ安心させます。
その時、停電が起こり、ジェイソンは、家の外に4人の不審者が立っていることに気づきます。
ゲイブは、バットを持ち外に出て、その4人に話かけますが、返答はなく家に乱入してきます。
4人の侵入者たちは、アデレードたち家族とうり二つのドッペルゲンガーでした。
アデレードのドッペルゲンガーの「レッド」は、手にはさみを持ち、しゃがれた声で影の存在について語り始めます。
昔、少女には影がいて、二人は繋がっていました。
少女が温かい食事を食べると、影はウサギの生肉を食べさせられました。
そして、影はずっと、少女を恨んでいたと話しました。
ゲイブが、「何が欲しい」というと、ゲイブのドッペルゲンガーであるアブラハムが襲ってきたのです。
ジェイソンは自分のうり二つのプルートー、ゾーラは自分のうり二つのアンブラとが、それぞれ対決します。
このドッペルゲンガーは、なぜ現れたのか?
目的は何なのか?
アデレードたちは、無事に乗り切ることができるのでしょうか?
2)映画アスの評価・感想
映画アスの評価・感想は下記のとおりです。
評価はあくまでも私の個人的なものになりますので、ご了承ください。
満足度3.7★★★★☆
とにかく雰囲気や音楽がおどろおどろしく、怖くてドキドキします。
自分と同じ顔をしたドッペルゲンガーに殺されそうになるだけで、震えてしまいますよね。
なぜか自分と同じ顔の相手しか狙わないだなんて不思議です。
しかもその動きが、早くてまるでゴキブリが動き回っているような気持ち悪さがあります。
そして、あちこち張り巡らされた伏線やかつてのホラー映画のオマージュがちりばめられて楽しいです。
長男ジェイソンのドッペルゲンガーのプルートーは、みるからに「13日の金曜日」のジェイソンですよね(^^)
彼らが持っている巨大はさみは、ホラー映画「ハロウィン」や「バーニング」など古典的なホラー映画をオマージュにしたものと言えると思います。
また、この作品の冒頭では、1986年の時代の背景を説明しています。
この頃、アメリカ中の人々が手に手を取って東海岸から西海岸までを一つに繋げたイベントで、アメリカの貧困層を救おうという大イベント「ハンズ・アクロス・アメリカ」がありました。
しかし、一般的に偽善的なイメージもあったようで大失敗に終わっています。
そのイベントの「ハンズ・アクロス・アメリカ」が、この映画ではとても皮肉な意味で使われています。
そして、ところどころに出てきた「11:11」という数字。
旧約聖書の三大預言書の一つ、エレミヤ書11章11節のことですが、これはどういう意味なのでしょうか?
52章にわたって唯一神ヤハウェに従わないイスラエルの民が、バビロニアに滅ぼされることを予言した書です。
『それゆえ、主はこう仰せられる。「見よ。わたしは彼らにわざわいを下す。彼らはそれからのがれることはできない。彼らはわたしに叫ぶだろうが、わたしは彼らに聞かない。』
少し一方的すぎる内容にも見えますが、聖書の中のそういう部分を引用することで、私たちは災いから逃れることはできないよと言われているような気がしました。
3)映画アスの口コミ
映画アスの口コミをご紹介しますね。
[映画]アス
結構観てもらいたい映画、ホラーだけど人怖系。コメディ俳優さんが監督をやってるからかゲットアウトも含めてテンポがいいし、差別や格差をある種柔らかく砕き、違う視点から見てるのがいい。そこに感じる皮肉もいい。音楽の使い方がうまい監督だとも思う。https://t.co/sbMhiHsQ9C
— ライス (@rairaimasaru) September 5, 2020
ホラー映画ではなかった。笑えるところもあるし、考察も面白かった。
娘のゾーラが可愛いしカッコよすぎる。理解するのも早いしゴルフクラブを使ってるシーンや車を運転するシーンは最高!!!
4)映画アスをご覧になるには
映画アスをご覧になるには、以下のサービスがあります。
・U-NEXT
U-NEXTですが、
無料トライアル期間中(31日間)に観ることができます。
・Amazon Prime Video
Amazon Prime Videoですが、
30日間無料で観ることができます。
月500円で動画見放題の配信サービスです。
・dTV
dTVですが、
31日間無料で観ることができます。
月550円で動画見放題の配信サービスです。
5)まとめ
いかがでしたか?
前作「ゲット・アウト」がアカデミー賞の脚本賞に選ばれたジョーダン・ピール監督の最新作「アス」のあらすじ・感想・評価をご紹介しました。
不気味だけどひきつけられる雰囲気や音楽にすっかりハマりそうです!!
主演は、「それでも夜は明ける」(2013年)でアカデミー助演女優賞を受賞し、一躍脚光を浴びたルピタ・ニョンゴ。
話題性だけではなく、あらすじを聞いただけで、どんな内容なのかウキウキしてきそうな作品です。
ぜひ観ていない方は、一度ご覧になってください。
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