2022アカデミー賞作品賞「Codaコーダあいのうた」が今アマプラで観れる

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引用元:Amazon

こんにちは
映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。

聴こえない家族の「通訳」係だった少女の知られざる歌声。

それは やがて家族の夢となるー

映画「Codaコーダ あいのうた」のキャッチコピーです。

今年公開され、今年のアカデミー賞で3部門受賞(作品賞・助演男優賞・脚色賞)した作品です。

2014年製作のフランス映画「エール!」のリメイク版です。

赤裸々な家族のやり取りや音楽が素晴らしい!

アマゾンプライムでこんなに早くこういう素晴らしい映画を見せてくれたことに感動すらしています。

今回は、この映画「Codaコーダあいのうた」についてレビューしたいと思います。

製作年:2021年

時間:112分

監督:シアン・ヘダー

出演者:エミリア・ジョーンズ、トロイ・コッツァー、マーリー・マトリン、ダニエル・デュラント、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、エウヘニオ・デルベス等

1)映画「Codaコーダあいのうた」のあらすじ

まずは、映画「Codaコーダあいのうた」のあらすじをご紹介しますね。

ネタバレはありませんのでご安心ください。

マサチューセッツ州の漁港近くに住む高校生のルビーは、父、母、兄と4人で暮らしています。

父フランク、母ジャッキー、兄レオは、聴覚障害者。

唯一健聴者のルビーは、3人の通訳係として家族を支えています。

例えば、漁師のフランクとレオの言葉を、他の漁師や仲売人に伝えたり、また逆もしかり。

ある日、両親が病院へ行くため、ルビーもついていきます。

父がインキンタムシのため、2週間SEXは禁止と医者に言われてしまいますが、情熱的な夫婦は無理だと嘆きます。

兄レオは、しょっちゅう出会い系サイトで女子を品定めしています。

そんな中、ルビーは高校で合唱の授業を受けます。

歌は好きですが、人前で歌うのは苦手なルビー。

最初は人前で歌うのが嫌で逃げ出してしまうのですが、その後機会があり、合唱のV先生の前で歌います。

V先生は、ルビーの歌に可能性を見出し、定期的にトレーニングしようと提案してくれます。

そして、秋の学園コンサートでクラスメイトのマイルズとデュエットするように言われ、2人は最初はぎごちなかったのですが、だんだん気持ちが通じ合うようになり、歌だけでなく気持ちも繋がっていくのでした。

ある日、ルビーは、V先生にバークリー音楽大学に進学しないかと提案されます。

夜間と週末には訓練してくれると言い、お金は奨学金を得ればよいと言われますが、ルビーは悩みます。

なぜなら、自分が遠い大学へ行くと、残された3人の家族の通訳係をすることができなくなり、困るのではないかと思ったからです。

父と兄は、漁師の仕事に対して儲けが少ないのに手数料が上がるということに怒り、仲売人たちとの集会に参加します。

そこで、ルビーに通訳してもらいながら、勢いで「組み合を作る」と宣言してしまいました。

母は、ルビーが一緒にやってくれるなら頑張ると言いましたが、兄は、ルビーに頼りっぱなしの父母に対して快く思いません。

それからは、家族で直接顧客を勧誘したり、組合を作るためにチラシを作ったり忙しい日々が続きました。

ルビーは、V先生の訓練の時間に遅刻しがちになり、マイルズとの距離も開いたままです。

V先生は、そんなルビーにやる気があるのかと感情的になります。

大学へ進学したいルビーは、家族に相談します。

父と母は、ルビーの才能を知らないため、いなくなったら通訳係がいなくなるので困ると訴えます。

ルビーは、自分の人生は自分で決めたいと叫ぶのでした。

しかし、あるトラブルが発生し、父と兄は、健聴者が同乗しないと船に載ってはいけないと言い渡されてしまいます。

ルビーは好きな歌を続けることができるのでしょうか?

ルビーに助けてもらってきた家族は、どういう判断を下すのでしょうか?

あとは、ぜひアマプラで鑑賞ください。

2)映画「Codaコーダあいのうた」の感想

次に映画「Codaコーダあいのうた」の感想をご紹介します。

ルビーが歌ったジョニ・ミッチェルの「青春の光と影」(Both Sides, Now)がとてもよかったです。

音のない世界が当たり前の家族の中に歌が大好きな娘が一人・・・とても不思議な感じがします。

でも、学園コンサートでルビーが嬉しそうに歌い、そのルビーに対して周りの観客が笑顔で拍手しているシーンを父と母は見て、娘の才能に気づくことができました。

終盤に父の耳元でルビーが歌うのですが、音が聞こえないけども音の振動で感動が伝わっているんだなぁって思いました。

音がないのに、いつも家の中は賑やか!って感じでとても明るい家族なんですよね。

父も母も開放的で情熱的で、しゃべるのが疲れるくらいに手が疲れていたと思います。

そして、妹を気遣う兄の愛情も忘れてはいけません。

妹の進学を何よりも喜び、最初手元に置いておきたい不満を漏らしていた父と母に反抗していましたね。

 

CODAとはどういう意味でしょう?

調べてみると、「child of Deaf Adults」(聴こえない親の元に生まれた聴こえる子供)とありました。

もともと、1914年に製作されたフランス映画の「エール」をリメイクしたものです。

こちらは父と兄は漁師でしたが、「エール」では農夫です。

「エール」では、全員健聴者が演じていましたが、この作品では、聴覚障害者役を実際のろう者が演じています。

母ジャッキー役は、マーリー・マトリン。

彼女は、1986年映画「愛は静けさの中に」で映画初主演、史上最年少(21歳)で第59回アカデミー賞主演女優賞を受賞しています。

父フランク役は、トロイ・コッツァー。

彼は、聾学校を卒業後、大学で映画や舞台の勉強をして、映画やテレビに出演しています。

2013年には監督デビューも果たし、2022年には全聾者のキャストと共演するスポーツドラマも控えているそうです。

今年のアカデミー賞では、助演男優賞受賞! 素晴らしいです。

兄レオ役は、ダニエル・デュラント。

彼も聴覚障害者で、手話演劇の劇団に参加し、その後テレビや映画へ進出しています。

久しぶりに心の底から笑顔で「良かったぁ」って思える作品でした。

3)映画「Codaコーダあいのうた」の口コミと評判

次に映画「Codaコーダあいのうた」の口コミと評判をご紹介しますね。

4)映画「Codaコーダあいのうた」の予告編

次に映画「Codaコーダあいのうた」の予告編をご紹介しますね。

5)まとめ

いかがでしたか?

2022年今年1月に公開された作品がもうアマプラで観れるなんてとっても感動しました!

しかも、本年度のアカデミー賞3部門受賞作品!

女性監督のシアン・ヘダー監督は、実は濱口監督の「ドライブ・マイ・カー」を大絶賛してるんです。

「永遠に記憶に残る映像もあり、人間であることに対する美しく壮大な詩だ!」とべた褒めです。

彼女は次回作についてこう言っています。

「社会の隅っこに追いやられ、自分の居場所を獲得するために戦わなければいけない人々にとても惹かれる」とのこと。

そして、そのストーリーは、社会に変化を起こすことのできるパワフルなツールになりうると思うし、これからもそういう作品を作っていきたいと言っていました!

シアン・ヘダー監督の次回作に大いに期待しましょう。

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