映画「密輸1970」のあらすじと感想【これぞ生の海中アクション!あっぱれ海女さん】

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ゆっちゃん
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こんにちは

映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。

やってきました!

この作品、早くどこかで配信してくれないかなとずっと待っていました。

さすがアマプラです。

キャッチコピーは、「海は、欲望と駆け引きに満ちている」

平凡な海女さんたち、野心家のチンピラ、カリスマ密輸王、汚職まみれの税関たちの金を求めての大バトルが繰り広げられます。

この作品は、2023年第44回青龍映画賞で作品賞、助演男優賞、新人女優賞、音楽賞を受賞。

ちなみに青龍映画賞は、韓国のアカデミー賞と呼ばれるほどの韓国の中では最も権威のある映画賞の一つとなっているんです。

監督は、「ベテラン」「モガディシュ脱出までの14日間」のリュ・スンワン。

主役は、多くのテレビドラマや映画に出演してきたベテラン女優のキム・ヘス。

最近では、ネットフリックスの「未成年裁判」での犯罪への強い怒りを静かに表現している判事役がハマっていました。

その役と今回の役柄があまりにもかけ離れているため、「さすが女優さんだぁ」って感心!

今回は、映画「密輸1970」のあらすじと感想をご紹介しますね。

製作年:2023年

時間:129分

監督:リュ・スンワン

出演者:キム・ヘス、ヨム・ジョンア、チョ・インソン、パク・ジョンミン、コ・ミンシ、キム・ジョンス等

1)映画「密輸1970」のあらすじ

最初に、映画「密輸1970」のあらすじをご紹介しますね。

ネタバレはありませんのでご安心ください。

1970年代半ば、韓国のクムチョン村では、海女さんが海の海産物を捕って生業にしていました。

しかし、近くに化学工場ができ、その廃棄物が海に流れせっかくとったアワビはほとんど死んでしまっていたため、彼女たちは、生活苦に追いやられている状況。

そんな時、ある密輸ブローカーが「海の中に沈めた密輸品を持ってきてくれたら高給を出す」と言ってきました。

犯罪に手を染めることに最初は躊躇していたチュンジャとジンスクでしたが、背に腹は代えられないと引き受けるのでした。

まぁ、これがアワビ捕りよりもかなりの給与がもらえる為、彼女たちの生活はみるみる贅沢なものに変わっていきます。

アワビ捕りの責任者でもありジンスクの父親でもあるハム船長は、密輸の手伝いに反対したため、チュンジャとジンスクはこっそり密輸の手伝いを続けるのでしたが、ある日、普通なら現れない時間に税関の監視船が姿を見せました。

慌てた船長は、錨をあげようとするのですが、なかなか動かない。

綱を切るとその綱がジンスクの弟に当たり海に落ちてしまいました。

弟を助けようと船長は海に飛び込みますが、船のスクリューに巻き込まれ2人共死んでしまます。

悲しむ間もなくジンスクとその他の海女さん達は捕まってしまいました。

ただ一人チュンジャだけは、隙をついて逃げ出すことに成功。

2年後、チュンジャは密輸品を売りさばいていました。

しかし、密輸王として有名なクォン軍曹になわばりを荒らされたということで捕まってしまいます。

チュンジャは、クォン軍曹に殺されかけた時に苦し紛れにクムチョンでお金儲けができると言ってしまい、軍曹とクムチョンに向かうことに。

一方、刑務所を出たジンスク達は、日々苦しい生活に追いやられていました。

ジンスクの父親が亡くなってから、運送会社はチンピラのドリのものになり、今やジンスクはチンピラのドリに小遣いをもらう状況に陥っていました。

そして、ジンスク達にとってチュンジャは自分たちを税関に売った裏切り者となっています。

そんな村へ金儲けのために乗り込むチュンジャ。

海女さん、密輸王、税関、チンピラが金のために騙し騙されの大乱戦!

最後に笑うのはいったい誰なんでしょうか?

とても見ごたえがあり、観て損はしません。

ぜひ劇場でご覧くださいね。

2)映画「密輸1970」の感想

次に、映画「密輸1970」の感想をご紹介しますね。

舞台が1970年代とあって、カラフルなファッションや流れるBGMが懐かしい!

日本でも末広がりのパンタロンやジーパン、濃いつけまつげ、ミニスカートなど流行りましたね。

レトロポップなにぎやかな風景の中で、「国家が破産する日」「未成年裁判」で堅い役を演じていたキム・ヘスが、ギャーギャーうるさい女性チュンジャを頼もしく演じでいて楽しかったです。

最初は耳障りでしたが、さすが後半はカッコよく他の海女さん達と一緒に海の中を自由自在に暴れまわってくれました。

キム・ヘスとバディを組んだジンスク役のヨム・ジョンア。

彼女の寡黙な雰囲気と悪への憎悪感が表情に強く出ていて、「強い小名」を感じました。

タイプの違う2人の女性がタッグを組み、悪い奴らをバッサバッサと海の中でやっつけるシーンは見ごたえたっぷり!

その2人の間を取り持っているかのような役の喫茶店の若きオーナー、オップンを演じるコ・ミンシは、「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」でキョーレツなサイコパスを演じ、とても印象に残っている女優さんです。

チンピラのドリを演じているパク・ジョンミンは、「ただ悪より救いたまえ」でドラァグクイーン役で素晴らしい演技を魅せてくれました。

忘れてはならないのが、グォン軍曹を演じたチョ・インソン。

彼は、リュ・スンワン監督とは「モガディシュ脱出までの14日間」に続いて2度目のタッグになります。

怖さや色気を見事に演じ、壮絶な生き様を見せてくれました。

以前、チョ・インソンとチョン・ウソンとごっちゃになっていましたが、そう思うのは私だけですかね?

韓国映画は、キャストの迫力ある演技と脚本、BGMなどいつも食いついて目が離せなくなるくらいの中毒性があり、心に残るものが多いです。

3)映画「密輸1970」の口コミと評価

次に、映画「密輸1970」の口コミと評価をご紹介しますね。

4)映画「密輸1970」の予告編

次に、映画「密輸1970」の予告編をご紹介しますね。

5)まとめ

いかがでしたか?

映画「密輸1970」のあらすじと感想をご紹介しました。

この作品は、リュ・スンワン監督の映画制作会社「外柔内剛」のチョ・ソンミン副社長が、群山(クンサン)へ撮影に行った時に訪れた博物館で見た資料を元にしたそうです。

その内容が、1970年代、郡山で横行していた密輸に地元の海女さん達が加わっていた、というものです。

ちょっとした文章からこの映画を思いつくなんて、いつでもどこでもアンテナを張り巡らせていることに驚きと尊敬の念を禁じえません。

1970年代の韓国は、都市部と農村部の所得格差や貧富格差の問題が多く存在していた時代です。

そんな時代でたくましく生き抜いていた女性たちをカッコよく描いてくれたリュ・スンワン監督に拍手を送りたいです。

今まで「ベテラン」「モガディシュ脱出までの14日間」で男性を主役にしたアクション映画でしたが、もはやハードボイルドに男も女もないってことですよね。

監督の次回作は、「ベテラン2」「ヒューミント」が控えています。

日本での公開を心待ちにしたいですね。

韓国映画は本当に面白い。

これからも見ごたえある面白い韓国映画を見ましたら、皆さんにご紹介しますね。

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