映画「非常宣言」のあらすじと感想【映画館でしか味わえない臨場感がここにある】

ゆっちゃんの映画ブログ韓国映画
映画「非常宣言」公式サイトより

こんにちは
映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。

「TAKE YOUR SEAT」

映画「非常宣言」のキャッチコピーです。

2023年1月6日に公開されたばかりの韓国映画を観てきました!

韓国映画界には欠かせないソン・ガンホ、イ・ビョンホンが出演していると聞いたら観るしかありません!

それ以外にも韓国ドラマ「ミセン-未生-」で素晴らしい青年役を演じていたイム・シワン、韓国ドラマ「赤と黒」でクールな男を演じ、映画「クローゼット」で謎の霊媒師を演じたキム・ナムギル、映画「藁にもすがる獣たち」のチョン・ドヨンなどベテラン俳優たちがしっかり固めています。

今回は、この映画「非常宣言」についてレビューしたいと思います。

製作年:2022年

時間:141分

監督:ハン・ジェリム

出演:ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ナムギル、イム・シワン、キム・ソジン、パク・ヘジュン等

1)映画「非常宣言」のあらすじ

まずは、映画「非常宣言」のあらすじをご紹介しますね。

ネタバレはありませんのでご安心ください。

ある朝、仁川空港ではいつものように混雑し、その中の一人パク・ジェヒョク(イ・ビョンホン)も娘スミン(キム・ボミン)と共にハワイ・ホノルル行きの出発ロビーで搭乗口が開くのを待っていました。

そんな時に怪しい男ジンソク(イム・シワン)が、自分の不審な行動をスミンに見られたため、執拗に絡んできます。

ジェヒョクは、ジンソクを追い払いその場を離れたのですが、なんと同じ飛行機でジンソクを見かけてしまいます。

嫌な予感がしていたジェヒョクですが、案の定、機内の乗客の一人が身体のあちこちから出血し死亡、他の乗客も次々と体調が悪くなってきました。

一方、地上の方では、ベテラン刑事ク・イノ(ソ・ガンホ)が、妻とハワイに行けず愚痴をこぼしながら任務にあたっていました。

バイオテロの犯行予告動画をSNSにアップしたということで、リュ・ジンソクという名前までこぎつけて、彼の住まいへと足を運びます。

すると、そこにはウイルスで殺された住人の死体とネズミを使った実験映像が残されていました。

そして、ク・イノは、ウイルスが撒かれた飛行機に妻チョン・ヘユンが乗っていることを知り、愕然とします。

その頃、機内では一人また一人とウイルスに侵され、機長までも発症してしまうという絶体絶命の危機に陥ってしまいます。

機内の乗客は助かるのでしょうか?

バイオテロ犯のジンソクの本当の目的とはいったい何なのでしょうか?

あとは、映画館でぜひご覧ください。

この作品は、臨場感ハンパないです!

映画館の大きなスクリーンで鑑賞することをおすすめします。

そして、さすが韓国映画、泣けるシーンもちゃんとあります。

2)映画「非常宣言」の感想

次に映画「非常宣言」の感想をご紹介しますね。

まずは、最後まで飽きさせません。

機長らがウイルスに侵され、操縦がうまくいかず、旅客機が落ちていくシーンがあるのですが、その時機内では、乗客が上下ぶつかり、ぐるぐる回転していて、観ている方も目が回りそうでした。

この墜落シーンで乗客が360度回転しながら落ちていくシーンは、実際に旅客機の機体に電動の回転台を設定し、機体を回転させるということを実現したということです。

かなり迫力ありましたよね。

映画「新感染ファイナルエクスプレス」の逃げまどう列車の乗客たちもそうですが、役者さんの演技が一人一人がすごい迫力なんです!

韓国映画のすごさは、この完成度のクオリティが高いところにあるんだなといつも感じます。

そして、地上と機内と2か所をうまく分けながら、それぞれで白熱していく流れも見ごたえたっぷりです。

あとは、地上のソン・ガンホ、機内のイ・ビョンホン、2人の主役が2つのドラマを完成させたと言えるのではないでしょうか?

そして、機内の乗客たちと地上の国民たちの「自分さえよければ、あとは死んでもよい」みたいなエゴが爆発した出来事とも取れますよね。

いざとなると人間こうなってしまうのか・・・っていう哀しい現実。

私もその時になったら、どっちの方につくのかなあ・・・考えさせられました。

 

ところでこの「非常宣言」という言葉、最初にスクリーンで説明されていましたが、

「非常宣言」とは

飛行中の航空機が燃料切れや災害などの危機的状況に直面し、正常な運航が不可能と判断された場合、操縦士は「非常宣言」を布告し、管制当局に緊急事態を通知する。

これが布告された航空機には優先権が与えられ、他のどの航空機より先に緊急着陸できる。

いかなる命令も排除できるため、これは航空運航における戒厳令の布告にも値する宣言である。

ということだそうです。

この映画で、この宣言が行使されるかどうかは、大きな見どころの一つです。

そして、この映画を観ながら、思い出したのが、2001年9月11日の悲劇の1つを題材にした「ユナイテッド93」です。

これは、乗客たちの正義で自らを犠牲にしていくとても悲しい実話でした。

最後のシーンは、現在のコロナ渦で研究者たちがワクチンや抗生剤を作り続けている中、私たち世界中の国民が新しい未知の恐怖への対抗策として決断して進んでいかねばならない状況だということを案じているような気がしてなりません。

3)映画「非常宣言」の口コミと評価

次に映画「非常宣言」の口コミと評価をご紹介しますね。

4)映画「非常宣言」の予告編

次に映画「非常宣言」の予告編をご紹介しますね。

5)まとめ

いかがでしたか?

映画「非常宣言」のあらすじと感想をご紹介しました。

この映画は、144分とは思えないくらい、あっという間でした。

ストーリーも音楽もキャストもどこをとっても「観てよかった!」と思える作品です。

イム・シワンはか細く優しい青年といった雰囲気なのに、こういうサイコキラーのような役もグッとハマるんですね。

これからのイム・シワンに大いに注目したいと思います。

 

あと、自衛隊戦闘機は民間の航空機を撃墜できるのか?という疑問があります。

これについては、1983年旧ソ連による大韓航空機撃墜事件をきっかけにしてシカゴ条約が見直され、領空侵犯した民間航空機を撃墜することは禁止されたそうです。

大韓航空機の撃墜事件は、当時のナビゲーションシステムの操作ミスが原因だったという説が有力らしいですが、仕事のミスで乗客全員死んでしまうなんておかしいですよね。

というわけで、2023年の第一弾にパニックスリラーで気持ちを高揚させることができました。

思い出せば2021年1月1日公開の「新感染半島ファイナル・ステージ」を年明け早々に観たことを思い出しました(^^;

では、また面白い映画を観て、皆さんにご紹介しますね。

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