こんにちは
映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。
映画館で映画を観たいなと思った時に、イオンシネマで朝いちばんの作品を探します。
今回、大好きな石井裕也監督の「愛にイナズマ」という興味深い映画が公開されたので、観に行ってきました。
石井裕也監督の作品は、「川の底からこんにちは」で感動し、「生きちゃった」「町田君の世界」などいろいろなジャンルの内容で楽しませていただきました。
「この出会い、一億ボルト」
映画「愛にイナズマ」のキャッチコピーです。
主人公の花子は、汚い大人たちに騙され、空気読めない不器用な男との出会いで、10年会っていなかった家族と真正面から向き合っていく姿を描いています。
とにかく豪華なキャストと石井裕也監督の笑える脚本にすっかり見入ってしまいました。
今回はこの映画「愛にイナズマ」をレビューしたいと思います。
製作年:2023年
時間:140分
監督:石井裕也
出演者:松岡茉優、窪田正孝、池松壮亮、若葉竜也、佐藤浩市、仲野太賀、趣里、高良健吾、MEGUMI、三浦貴大、芹澤興人、北村有起哉、益岡徹、中野英雄、鶴見辰悟等
1)映画「愛にイナズマ」のあらすじ
最初に、映画「愛にイナズマ」のあらすじをご紹介しますね。
ネタバレはありませんのでご安心ください。
映画監督デビューを目前に控えた折村花子は、日々カメラを持ち、街中を歩き回っている。
映画「消えた女」のプロデューサーの原と助監督の荒川と3人で脚本の打ち合わせをしている花子。
花子の意見にことごとく「それはありえない」と反対する荒川。
「まぁまぁ、この業界そういもんよ」と適当な言葉で状況を収める原。
そんな中、花子はバーでマスクをした男と出会います。
その男の名前は、舘正夫。
正夫の同居中の友人が花子の映画に出演するというのです。
この衝撃的な出会いで2人は意気投合。
映画の撮影で病院が舞台なりますが、場所を貸す代わりに人間ドックを受けてくれと言われ、花子は受けます。
しかし、その結果花子に病気が見つかってしまい、監督を降板させられてしまいます。
花子は、自分の母を題材にした脚本を返してもらおうとプロデューサーに詰め寄りますが、上が決めたので自分には何もできないと突っぱねられてしまいます。
正夫は、自分の夢探しのために貯めていたお金を花子に託し、激しい雨の中で花子は「絶対に負けない!映画を撮る」と決心するのでした。
映画を撮るために、10年ぶりに実家へ帰った花子。
そこでバラバラになった家族を呼び戻します。
妻に逃げられた父、調子のよい長男、まじめでストレスをためやすい次男が集まります。
10年ぶりに揃った家族は、お互いにメチャクチャ言い合い、思いのたけを爆発させます。
そこで、花子はなぜ母が出ていったのかを知ります。
花子は、この家族の映画を撮りきることができるのでしょうか?
この愛と笑いの感動の作品の続きは、劇場でご覧ください。
2)映画「愛にイナズマ」の感想
次に映画「愛にイナズマ」の感想をご紹介しますね。
とにかく豪華キャストです。
そして、思い切り憎まれ役に徹したプロデューサー役のMEGUMIと助監督役の三浦貴大が前半を盛り立ててくれました。
不器用な花子(松岡茉優)と正夫(窪田正孝)の2人の関係も最初はイラつくけども、だんだんその純粋さに引き込まれていきます。
そして、花子を囲む家族たち。
調子よいけど「僕は長男だから」という自負があり、引っ張っていこうとする誠一(池松壮亮)と優しくて気が小さい真面目な弟の雄二(若葉竜也)も本当に上手い!
特に誠一役の池松壮亮のセリフの理屈っぽい話し方が大好きです。
そして、言わずもがな佐藤浩市の父親役は重厚な存在感がありますね。
赤い服を着せられた男3人(佐藤浩市、池松壮亮、若葉竜也)のシーンは、思わず声を出して笑ってしまいました!
前半は、新しい芽を摘むような大人たちの汚さが際だち、いやな気分になりましたが、後半の素直に向かい合ってぶつかり合う家族、だけど何かあるとかばい合うという心癒されるシーンに感動しました。
脇を固める役者さんたち、仲野太賀、高良健吾、趣里、MEGUMI、三浦貴大、北村有起哉、益岡徹、中野英雄、芹澤興人が作品に厚みを増してくれているため、見ごたえのある内容に仕上がっています。
仲野太賀と中野英雄の親子のニアミス共演がニクイですねぇ。
趣里が演じるマニュアル通りの女子社員と佐藤浩市ら家族の対決もどちらも一歩も引かない対決も面白かったです。
コロナ渦で、見えない不気味なもので分断されてきた人間関係やルール。
失いかけていた家族との絆も一人が立ちあがることで前に進むんだなと思うと、何だか嬉しくなりました。
久しぶりに笑って泣ける感動の家族ドラマを見せてくれた石井裕也監督に感謝します♪
3)映画「愛にイナズマ」の口コミ・評価
次に、映画「愛にイナズマ」の口コミと評価をご紹介しますね。
この2人、クソだった
— 映画大好き神谷さんch (@CinemaKamikyo) November 2, 2023
助監督は、今年No.1クソやろー大賞受賞するかもしれない!
#愛にイナズマ
ヤバい!今夜にでも2回目みたい💦 pic.twitter.com/Kmn4u2f5yQ
#愛にイナズマ
— 映画大好き神谷さんch (@CinemaKamikyo) November 1, 2023
鑑賞から一夜明けても思い返してばかり
本当に最高な映画だった
めちゃくちゃ気分悪くなるシーンも多々あるが
それも含め最高なシーン多すぎ
間違いなく自分の中で、今年ベスト級の1作 pic.twitter.com/aPUTrcGArC
『愛にイナズマ』❤️🔥⚡️
— まー🧜 (@marthisistheway) November 1, 2023
1億点。めちゃくちゃ良かったです!石井裕也ベストにして松岡茉優ベスト。松岡茉優さんはすごい!本当にすごい!壮亮との兄妹喧嘩a.k.a罵り合いは最高でした。刺さったら心臓まで突き刺さります。2023ベストラストカット確定👏
原&荒内コンビだけはグーで殴りたい… pic.twitter.com/FKq4tnHE76
4)映画「愛にイナズマ」の予告編
次に、映画「愛にイナズマ」の予告編をご紹介しますね。
5)まとめ
いかがでしたか?
映画「愛にイナズマ」のあらすじと感想をご紹介しました。
この作品の主題歌は、エレファントカシマシの「ココロのままに」。
石井監督にとって、エレカシは、20代の頃に監督として苦悩していた時代によく聞いていた曲で、今回の映画には絶対に使いたいと思い、起用したとのことです。
『ココロひとつで~ぼくらの夢ははじまるはじまる~』っていう歌詞で、前向きに頑張っていこうって思える元気にしてくれる歌なんですよね!
ストーリーに合った音楽は、観ている私たちの胸に強く響き、音楽に合ったストーリーは、私たちの心の中へ強く染みこんでいきます。
時々無性に観たくなる映画の一つになりそうです。
まだ観ていない方は、ぜひともご覧ください♪
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