こんにちは
映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。
「よみがえれ!首里城!」
映画「シュリ」のキャッチコピーです。
1999年2月に韓国で公開されるやいなや、「タイタニック」の記録を破る大ヒット!
あれから25年、「シュリ デジタルリマスター」として、4Kデジタルで鮮やかによみがえりました。
日本では、2024年9月にリバイバル公開されています。
当時駆け出しだったソン・ガンホ、チェ・ミンスクなど今や韓国映画界では欠かせない大物スターが観られます。
そして、ラスト近くに端役でファン・ジョンミンが出演していました!
何だかお得な気分♪
今回は、この映画「シュリ」のレビューをしたいと思います。
製作年:1999年
時間:125分
監督:カン・ジェギュ
出演:ハン・ソッキュ、キム・ユンジン、チェ・ミンシク、ソン・ガンホ、ユン・ジュサン、パク・ヨンウ等
カン・ジェギュ監督は、最近「ボストン1947」が公開され、涙涙の感動作でした。
彼の作品は、「ブラザーフッド」「マイウェイ12、000キロの真実」等戦争の悲惨さを基にしたものが多いですね。
キム・ユンジンは、「ハーモニー心をつなぐ歌」「国際市場で会いましょう」など心揺さぶる感動作に出演していますね。
ハン・ソッキュは、「監獄の首領」「悪の偶像」などシュリ以外では地味な作品ですが、とても良い役を演じています。
ソン・ガンホは、若いですね。
世界的に知名度を上げた「パラサイト半地下の家族」でアカデミー賞を取り、世界的に知られたころは、少し貫禄のある中年おじさんになっていましたね。
チェ・ミンスクは、何といっても「オールド・ボーイ」の印象が強く、大鐘賞や青龍賞など韓国を代表する映画賞で主演男優賞を総なめしました。
1)映画「シュリ」のあらすじ
最初に、映画「シュリ」のあらすじをご紹介しますね。
ネタバレはありませんので、ご安心ください。
1992年、北朝鮮では、韓国に潜入するためのスパイ養成のため、過酷なトレーニングが行われていました。
潜入スパイ中には、イ・バンヒという有名なヒットマンも含まれています。
1998年、韓国情報部員のユ・ジュンウォンは、アクアショップのオーナーであるイ・ミョンヒョン(キム・ユンジン)との結婚を控えていました。
ジュンウォンは、機密事項が多い業務のため、仕事内容についてはミョンヒョンに伝えていません。
ジュンウォンは、相棒のジャンギル(ソ・ガンホ)と共にイ・バンヒを追っていましたが、追っているうちに、イ・バンヒの正体が、ミョンヒョンであることを突き止めてしまいます。
イ・バンヒは、研究所からすさまじい威力の爆弾「CTX」を盗み出そうとしていていることを知り、ジュンウォンたちは、爆破を止める為、奔走しますが、ある建物が爆破されてしまいました。
ジュンウォンは、ミョンヒョンのことを調べていくうちに、彼女は本当のミョンヒョンではないことを知ります。
本当のミョンヒョンは、済州島の病院にいました。
本物のミョンヒョンが姉と呼ぶ、イ・バンヒがミョンヒョンの顔に整形してたことをジュンウォンは、知ります。
一方、ジャンギルは、研究所内の情報が外に筒抜けになっていることに疑問を持ち、探っていましたが、諜報部内の熱帯魚の中に盗聴器が仕掛けられていたことをキャッチ。
熱帯魚は、以前ミョンヒョンのアクアショップから諜報部が購入したものでした。
ジャンギルは、すぐにミョンヒョンのいるアクアショップへ行き、事の真相を確かめ、最後に「ジュンウォンはきみを愛していた。君はどうなんだ」と聞きます。
その時、ミョンヒョンのボスであるパク・ムヨンが現れジャンギルを撃ち、ミョンヒョンを連れて逃げていきました。
ジュン・ウォンが到着した時には、ジャンギルは息絶え絶えになり、「CTXはサッカースタジアムに仕掛けられている」と言い残し、死んでしまいます。
サッカースタジアムでは、南北の合同試合が開催予定で、各国の首脳も観戦する予定になっていました。
ジュンウォンは爆破を阻止する為、一人でスタジアムへ向かうのでした。
ジュンウォンは、無事に爆破を阻止できるのか?
ジュンウォンとミョンヒョンはどう決着をつけるのか?
この先はぜひ映画を御覧くださいね。
リバイバル上映されている映画館やアマゾンプライムで観れますよ。
2)映画「シュリ」の感想
次に、映画「シュリ」の感想をご紹介しますね。
今や韓国映画界では知らない人はいない位の大物俳優、ソ・ガンホとチェ・ミンシクが若い!
オープニングの北朝鮮特殊部隊の過酷な訓練シーン、そして主要人物の暗殺がスピーディな音楽と共に流れていくシーンは、とても迫力ありゾクゾクしました。
死ぬには早いだろって思ったら夢だった・・・という唐突な場面も楽しませてもらいました。
南北統一の目的は同じなのに、なぜ憎み合い、戦争をしようとするんだろうと理解が難しい内容でもあります。
後半、チェ・ミンシクがハン・ソッキュに対して北朝鮮の過酷な環境を鬼気迫る演技で吐き出すシーンはとても迫力があり、心に重くのしかかってきました。
さすが、カリスマ俳優、この役で彼は韓国の百想芸術大賞で主演最優秀男優賞を受賞。
激しいアクションシーンが多い反面、敵対する男女のロマンスも美しく哀しく描かれていますね。
アクアショップというシチュエーションがまた良い。
いくつもの水槽がおかれ、泳いでいる熱帯魚に手で触れ、ロマンチックな会話で見つめ合う二人。
だから、最後のシーンは哀しみが倍増し、涙が止まらなくなる名シーンになったんだろうと思います。
タイトルの「シュリ」とは、海水と淡水を行き来する魚という意味だそうです。
映画ではキッシング・グラミーという熱帯魚が出ていますが、北と南を行き来するという意味で取り上げたとのことです。
キッシング・ミラーは、キスをする魚と言われていますが、このキスは本来オス同士のけんかをする際に見られる行動だとか?
前半のシーンで、ジュンウォンとジャンギル、ミョンヒョンの食事のシーンがあるのですが、人の良さそうなジュンウォンと独り者のジャンギルの会話を見ていると、ジャンギルの方が相手を思いやれる優しい気持ちを持っているのかなと感じてしまいました。
ヒロインのキム・ユンジンのライフルを構える鋭い眼光はかっこよく、ジュンウォンと一緒にいる時の物憂げな瞳が哀しみを誘います。
彼女、何となく、高畑充希に似ていませんか?
そして、ラストで流れるラスト・キッドが歌う「When I Dream」が心に染みわたりました。
3)映画「シュリ」の口コミと評価
次に、映画「シュリ」の口コミと評価をご紹介しますね。
4)映画「シュリ」の予告編
次に映画「シュリ」の予告編をご紹介しますね。
5)まとめ
いかがでしたか?
映画「シュリ」のあらすじと感想をご紹介しました。
この映画は25年前製作された映画で、当時日本でも大ヒットを飛ばし、日本での韓国映画の地位を大きく押し上げた最初の作品と言っても良いそうです。
「シュリ」の大ヒットがきっかけとなり、「JSA」「殺人の追憶」「オールド・ボーイ」など韓国映画の進出は目覚ましく、韓国映画のブランドイメージを確立させたと言っても過言ではないでしょう。
カン・ジェギュ監督の「ボストン1947」を最近観ましたが、とても感動し、涙が止まりませんでした。
今後もこういった作品を作ってほしいと思います。
そして韓国映画これからもたくさん観たいです。
良い作品に出会えたら、また皆さんにご紹介しますね。
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