PR

『告白、あるいは完璧な弁護』ネタバレなし感想|真実が二転三転する韓国サスペンス

ゆっちゃんの映画ブログ 韓国映画
記事内に広告が含まれています。
ゆっちゃん
ゆっちゃん

こんにちは、映画マニアのゆっちゃんです。

「いったい、誰の話を信じればいいの?」

そんな気持ちにさせられる韓国サスペンス映画が『告白、あるいは完璧な弁護』です。

密室で起きた殺人事件と、その前日に起きた交通事故。

一見すると別々に見える2つの出来事が、少しずつつながっていきます。

しかも、物語の中心にいるのは、殺人事件の容疑者となったIT企業社長と、無罪率100%を誇る敏腕弁護士。

「この人は本当に犯人なの?」

そう思いながら観ていると、今度は別の疑問が浮かんでくる。

韓国映画らしい緊張感のあるサスペンスですが、単純に犯人探しだけを楽しむ作品ではありません。

人が自分に都合のいい「真実」を語るとき、その言葉の裏には何が隠されているのか。

私はそこがとても気になりました。

ソ・ジソブとキム・ユンジンの2人が向き合い、少しずつ事件の核心に近づいていく展開は、派手なアクションがなくても十分に引き込まれます。

ネタバレなしで、私が感じた『告白、あるいは完璧な弁護』の魅力を紹介します。


1)作品基本情報

  • 製作年: 2022年
  • 上映時間: 105分
  • 監督・脚本: ユン・ジョンソク
  • 出演者: ソ・ジソブ、キム・ユンジン、ナナ、チェ・グァンイル ほか
  • ジャンル: 韓国・サスペンス/スリラー/犯罪ドラマ
  • トリビア:本作は、スペイン映画『インビジブル・ゲスト 悪魔の証明』を原作とした韓国リメイク作品です。ユン・ジョンソク監督は、原作のミステリー構造を生かしながら、登場人物の感情や物語の背景を韓国映画として描いています。また、ソ・ジソブにとって本作はスリラー作品への本格的な挑戦となった作品。キム・ユンジンは『シュリ』や海外ドラマ『LOST』で知られ、ナナはAFTERSCHOOLのメンバーとして活動しながら俳優としても活躍しています。

2)あらすじ(ネタバレなし)

IT企業の社長として成功を収めているユ・ミンホ(ソ・ジソブ)。

仕事では誰もが認めるエリートですが、私生活では妻のいる身でありながら、キム・セヒ(ナナ)と不倫関係にありました。

そんなミンホを突然襲ったのが、セヒの死です。

セヒはホテルの密室で殺害され、第一容疑者となったミンホは潔白を主張します。

しかも、その場にいたミンホは事件の第一容疑者。

当然のように疑いの目を向けられますが、ミンホは自分がセヒを殺したのではないと主張します。

そこでミンホが頼ったのが、ヤン・シネ(キム・ユンジン)という女性弁護士です。

シネは、これまで数々の事件で無罪を勝ち取ってきた敏腕弁護士。

「無罪率100%」ともいわれるほどの実力を持っていますが、依頼人の話をそのまま信じてくれるような弁護士ではありません。

ミンホに対しても、事件について知っていることをすべて話すよう求めます。

ところが、ミンホにはまだシネに話していない出来事がありました。

それが、事件前日にセヒと一緒にいるときに起きた、ある交通事故です。

ミンホは、この事故がセヒの殺害事件と関係しているかもしれないと考え、シネに少しずつ事情を話し始めます。

ここから物語は、ホテルで起きた殺人事件だけではなく、その前日に起きた交通事故まで含めた「二つの事件」を追う展開へと変わっていきます。

しかも、ミンホが語る出来事には、気になる点がいくつもあります。

シネはミンホの言葉を一つずつ確認しながら、事件当日に何が起きたのかを整理していく。

一方で、ミンホ自身も「自分は本当に助かることができるのか」という不安を抱えています。

成功したIT企業社長という立場から一転、殺人事件の容疑者になってしまったミンホ。

そして、依頼人の言葉を疑いながらも、真実を見つけなければ弁護できないシネ。

この二人が雪に閉ざされた山荘で向き合い、事件を一つずつ検証していきます。

んな中、事件について新たな目撃者の存在が浮かび上がります。

それまでミンホから聞かされていた話と、第三者から見た出来事。

果たして、どちらが真実なのでしょうか。

そして、ミンホはシネに本当のことをすべて話しているのでしょうか。

「この人の話を信じていいの?」

そんな疑問を抱えながら観ていると、少しずつ事件の見え方が変わっていきます。

一つの証言によって、それまで信じていた出来事の意味まで変わってしまう。

密室殺人、過去の交通事故、そして複数の証言。

それぞれが少しずつつながっていくことで、物語は予想していなかった方向へ進んでいきます。

真実が明らかになるにつれて、「事件の犯人は誰なのか」だけではなく、人はなぜ真実を隠すのかという部分にも目が向いてくる作品です。

この先に何が待っているのかは、ぜひネタバレなしで観て確かめてみてください。


3)見どころ

① 「この人を信じていいの?」という疑いが続く

この映画で私が一番惹かれたのは、最後まで登場人物の言葉を完全には信用できないところです。

ミンホは自分が犯人ではないと言う。

でも、何か隠しているようにも見える。

一方のシネは、そんなミンホの話を冷静に聞きながら、矛盾がないかを探っていきます。

この2人の会話が、派手ではないのにかなり緊張するんですよね。

「今の話、本当に全部話している?」

そんな疑いを持ちながら観ていると、次の証言によってまた印象が変わっていく。

観客まで事件の中に引き込まれていく感覚がありました。

② 二つの事件が少しずつつながっていく

この作品では、ホテルで起きた殺人事件だけを追うわけではありません。

その前に起きていた交通事故が、少しずつ物語の中に入り込んできます。

最初は「これがどう殺人事件につながるの?」と思うのですが、話が進むにつれて、それぞれの出来事が無関係ではないことが見えてくる。

情報が一気に出てくるのではなく、会話の中から少しずつ明らかになっていくので、私は次の展開が気になってしまいました。

「次は何が出てくるんだろう」と考えながら観るのが楽しい作品です。

③ 雪に閉ざされた山荘が生み出す息苦しさ

ミンホとシネが事件の真相を追う場所となるのが、雪に閉ざされた山荘です。

外の世界から切り離されたような空間だからこそ、2人の会話にも独特の緊張感が生まれます。

華やかな場所で繰り広げられるサスペンスではありません。

静かな雪景色の中で、登場人物の表情や言葉がじわじわと迫ってくる。

この「静かなのに落ち着かない」空気感が、私は印象に残りました。


4)こんな人におすすめ

  • 二転三転するサスペンスが好きな人
  • 犯人や真相を考えながら映画を観たい人
  • 密室ミステリーが好きな人
  • 会話中心の緊張感ある映画が好きな人
  • ソ・ジソブ、キム・ユンジンが好きな人
  • 韓国映画らしい重めのサスペンスを楽しみたい人

特に、派手なアクションよりも「会話の中に隠された真実」を追うタイプの映画が好きな人には、かなり相性がいいと思います。


5)ゆっちゃんのひとこと

『告白、あるいは完璧な弁護』は、観ている側の「思い込み」をうまく利用する映画だと思いました。

最初は「この人が犯人なのでは?」と思っていても、話が進むと別の可能性が見えてくる。

そして、また違う情報が出てくると、「あれ?さっきまでそう思っていたけど……」となる。

この繰り返しが面白かったです。

私は韓国映画のサスペンスをいろいろ観てきましたが、こういう「人の言葉を簡単には信じられない」作品には、やっぱり惹かれます。

特に印象に残ったのが、ミンホとシネの距離感。

ミンホは自分を助けてもらうためにシネを頼る。

でもシネは、依頼人だからといって何でも信じるわけではありません。

むしろ、ミンホが話す内容を冷静に確認しながら、少しずつ矛盾を探していく。

この関係性が、物語を引き締めていました。

そしてソ・ジソブが演じるミンホも、単純な「かわいそうな被害者」という感じではありません。

追い詰められている表情、何かを考えているような沈黙、言葉を選ぶ姿。

観ている側としても、「この人はいったい何を知っているんだろう」と気になってしまいます。

一方、キム・ユンジン演じるシネは落ち着いていて、簡単には相手のペースに乗らない。

この2人のやり取りを見ているだけでも面白いんですよね。

ただ、私はこの映画を「真相だけを楽しむ映画」とは感じませんでした。

もちろん真相を知ることは大きな見どころです。

でも、それ以上に、人は自分にとって都合の悪いことをどこまで正直に話せるのか。

そして、同じ出来事でも立場が変われば、まったく違う見え方になるのではないか。

そんなことを考えさせられる作品でした。

タイトルにある「告白」という言葉も、観終わったあとに少し違って見えてきます。

誰かが語ったことが真実なのか。

それとも、語られなかったことの中に本当の答えがあるのか。

こういう映画は、観終わったあとに「あの場面はどういう意味だったんだろう」と振り返りたくなりますね。

派手なアクションを期待すると少し違うかもしれません。

でも、静かな場所でじっくり人間の心理を追いながら、少しずつ真実に近づいていくサスペンスが好きなら、私はおすすめしたい作品です。

そして何より、ネタバレを知らない状態で観るほうが絶対に楽しめる映画。

これから観る方は、できるだけ何も知らずに観てみてください。

「この人の言葉は本当なのかな?」

そんな疑いを持ちながら観ると、より楽しめると思います。


6)視聴方法

『告白、あるいは完璧な弁護』は、現在Amazon Prime VideoやU-NEXTなどで視聴できます。

配信状況は変更されることがあるので、観る前に各サービスで最新情報を確認してください。

👉 今すぐ観たい方はこちら

韓国サスペンスが好きなら、105分と比較的観やすい長さなので、休日などにじっくり楽しむのもおすすめです。

▶ 今すぐ『告白、あるいは完璧な弁護』を観る

👉 Amazonプライムでチェック 👉 U-NEXTでチェック

※配信状況・料金・無料トライアルの内容は変更される場合があります。
最新情報は各サービス公式サイトでご確認ください。

👉 Amazonプライムでチェック

Amazonプライム・ビデオなら、対象作品が見放題になることがあります。

プライム会員なら映画だけでなく、お買い物や音楽などさまざまな特典も利用できるので、映画をよく観る方には便利なサービスです。

▶ Amazonプライムでチェックする

👉 U-NEXTでチェック

U-NEXTでは『告白、あるいは完璧な弁護』が見放題作品として掲載されています。

韓国映画や韓国ドラマをまとめて楽しみたい方にも相性のいいサービスなので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

▶ U-NEXTでチェックする

7)関連作品

韓国サスペンスが好きな方には、こちらの記事もおすすめです。

Amazonストアフロント

韓国映画をもっと探したい方は、私のAmazonストアフロントもぜひのぞいてみてください。

映画好きの私が気になる作品を中心にまとめています。

▶ ゆっちゃんのAmazonストアフロントをチェック


8)まとめ

『告白、あるいは完璧な弁護』は、密室殺人をめぐる謎だけでなく、「人はなぜ真実を隠すのか」というところまで考えさせられる韓国サスペンスです。

ソ・ジソブ演じるユ・ミンホと、キム・ユンジン演じる弁護士ヤン・シネ。

限られた空間の中で、この2人の会話を中心に物語が進んでいくため、派手なアクションがなくても、じわじわと緊張感が高まっていきます。

そして、実はこの作品、スペイン映画『インビジブル・ゲスト 悪魔の証明』を韓国でリメイクした作品です。

ただ、ユン・ジョンソク監督は原作をそのまま再現したわけではありません。

原作のミステリー構造を生かしながら、ユン・ジョンソク監督が韓国映画として新たに描き直した作品です。

ここを知ってから観ると、「なぜこの人物はこんな行動をするのだろう」と、単純な犯人探しとは違った見方もできるのではないでしょうか。

さらにユン・ジョンソク監督は、本作で第42回ファンタスポルト・オポルト国際映画祭の監督週間部門最優秀監督賞を受賞しています。世界各地の映画祭にも招待され、韓国だけでなく海外でも評価された作品です。

そして、映画好きとして気になるのが監督の次の作品。

ユン監督はインタビューで、近代史に興味を持って資料を読み込んでおり、次回作ではそうしたテーマに取り組みたいと語っていました。

『告白、あるいは完璧な弁護』で見せた、複雑な人間心理と社会への視線。

これが次の作品でどんな物語として描かれるのか、私はちょっと気になります。

韓国映画は、サスペンスやミステリーというジャンルの面白さだけではなく、その奥に社会や人間の弱さを忍ばせている作品が多いですよね。

『告白、あるいは完璧な弁護』も、ただ「犯人は誰?」で終わらせるのではなく、観終わったあとに登場人物の選択や言葉を振り返りたくなる一本でした。

まだ観ていない方は、ぜひ結末を知らないまま楽しんでみてください。

そして観終わったら、もう一度この映画のタイトルを思い出してみると、「告白」という言葉の意味も少し違って感じられるかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました