
こんにちは
映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。
忘れかけていたコロナ渦での出来事を、この作品は思い出させてくれました。
「乗客乗員56か国、3,711名、感染者数不明、治療法不明。これは、全世界が経験したパンデミックを描く、事実に基づく物語。」
「未知のウイルスに最前線≪フロントライン≫で挑んだ、事実に基づく物語」
映画「フロントライン」のキャッチコピーです。
ここに出てくる出演者は、ほぼ実在の人をモデルにしているんです。
空想のヒーローではなく、実際に未知のウイルスと闘ってきた人たちがいたんです。
「経験がない」「知識がない」など言っていられない状況に直面した時、あとは「自分の中に道義的な気持ちがあるかどうか」だと教えてくれます。
小栗旬が演じていた実在の人物が、実際に彼の演技を見て、当時を思い出し涙ぐんだそうです。
そのくらい事実に即した演技でこの作品は作られていたんだなと思いました。
今回は、映画「フロントライン」のあらすじと感想をご紹介しますね。
製作年:2025年
時間:129分
監督:関根光才
企画・脚本:増本淳
出演者:小栗旬、松坂桃李、窪塚洋介、池松壮亮、森七菜、桜井ユキ、美村里江、光石研、滝藤賢一、吹越満等
1)映画「フロントライン」のあらすじ
最初に、映画「フロントライン」のあらすじをご紹介しますね。
ネタバレはありませんのでご安心ください。
この映画は、事実に基づくお話です。
2020年2月、横浜港に3、711名を乗せた豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号が入港。
香港で下船した乗客1人に新型コロナウイルスが感染したことが確認されたため、横浜で検疫が行われることになったのです。
その結果、船内には10名の感染者が出たため、2週間船は隔離されることになりました。
出動要請を受けたのは、災害派遣医療チーム「DMAT(Disaster Medical Assistance Team)ディーマット」。
DMATは、阪神・淡路大震災を教訓に2005年に地震・洪水などの災害対応のプロチームとして発足。
未知のウイルスに関する知識や経験のないチームのため、指揮官に任命された結城英晴(小栗旬)は困惑しますが、苦しんでいる人たちを救うため立ち上がります。
チームには、厚労省の立松信貴(松坂桃李)、船内での対応をするリーダーの医師・仙道行儀(窪塚洋介)とDMAT隊員の真田春人(池松壮亮)たちがいました。
結城と仙道は、重症患者の搬送先を優先的に行い、立松は、感染者を受け入れてくれる病院を手当てり次第探し、真田たち隊員は船内で必死に患者の治療を続けていました。
船内には、外国人も多くいたため、フロントデスクの職員の通訳が欠かせません。
外国人の夫婦で、夫が重症化したため、パニックになっていた妻に寄り添っていたのが通訳の職員でした。
小さい子供と一緒にいた糖尿病の母親は、薬がいつ届くかの不安とストレスいっぱいの息子が心配でしたが、食事を届けてくれる職員が笑顔でおもちゃをくれたりとか、優しい声がけで癒されていました。
感染症の専門家として船に入った医師が、DMATの対応を批判する記事を投稿し、世論を揺さぶり、マスコミは視聴率を上げるために煽り立てています。
風評被害や子供のために職場を去っていた職員たちも大勢いました。
しかし、残されたDMAT隊員たちは、何とかしてこの危機を乗り越え死者を出さないよう頑張るのでした。
あとは、映画を御覧くださいね。
2)映画「フロントライン」の感想
次に、映画「フロントライン」の感想をご紹介しますね。
コロナが日本で蔓延する前のダイヤモンド・プリンセス号のニュースは、何となく覚えています。
その頃は、日本でもこれから流行するのかなと不安を感じていました。
今では、まだまだ課題は残っていますが、ワクチンができ、薬もでき、5類になり何となく落ち着いています。
でも、今この映画を作ることの意義はとても大きいと思います。
単なるエンタメとして「ああ、面白い」で済ますのではなくー、当時実際に船内で活躍していた医師たちをモデルにして描かれているところが、今後の課題を含めて私たちに何が大切なのかを教えてくれていると思います。
どんなに困難な状況になろうとも、希望を捨てずに共に立ち向かうこと、お互いに支え合うことが大切だと強く感じました。
感じてもなかなかその場に立てば難しいのでは?
とも思いますが、人道的なものの考え方は学習して身につけることができると、ネットで情報収集した際に書かれていました。
もしそうなら、SNSやマスコミが流す記事に惑わされることなく自分の考えを見出すことができるのだろうか?
今後、再び未知のウイルスや地震など私たちを惑わすことが出てきた場合に、人道的な見地から物事を考えていけるようにしたいです。
それにしてもこの映画、何とも豪華キャストで、それだけでも興奮気味。
「銀魂」「罪の声」の小栗旬、「孤狼の血」「流浪の月」「空白」の松坂桃李、「セトウツミ」「愛にイナズマ」の池松壮亮、そして「GO」「ピンポン」の窪塚洋介など主役級のイケメン4名がぶつかり合い、脇を固める俳優陣も滝藤賢一、光石研、吹越満、桜井ユキ、森七菜、美村里江と安定感ばっちりです。
3)映画「フロントライン」の予告編
次に、映画「フロントライン」の予告編をご紹介しますね。
4)映画「フロントライン」の口コミ・評価
次に、映画「フロントライン」の口コミ・評価をご紹介しますね。
『フロントライン』②
— はいぱーとんれら (@haipa27327) June 21, 2025
情報も何も無い見えないウイルスと戦う覚悟。
どれだけの恐怖があったことだろう。
あらためて顔の見えないヒーローたちの存在を思い出させてくれました😌
ぼくたちが平穏を取り戻せたのは恐怖や偏見よりも善意や優しさが多かったからだと思える、そんな素晴らしい映画でした😭 pic.twitter.com/TLD089wlzP
「フロントライン」
— すーぱん (@aquacom1234) June 22, 2025
よかったです!
一言で言えば関係者全員の「献身」で成り立っていたなぁ。目に見えない物と戦う恐怖、焦燥が伝わり冷や汗が出た…。
できる限りお涙頂戴を削ぎ落としていたのもよかった。
客船での救助活動に関わった「DMAT」やクルー、全ての方に敬意を表したくなる映画でした。 pic.twitter.com/0v27Pud0IC
5)まとめ
いかがでしたか?
映画「フロントライン」のあらすじと感想をご紹介しました。
私たち含め世界中が経験したコロナ渦での出来事を事実をベースにして作り上げた映画です。
この映画の企画・脚本・プロデュースを担当したのは、「劇場版コード・ブルー」、ネトフリ「THE DAYS」の増本淳さん。
彼は、「THE DAYS」の撮影中に、このダイヤモンド・プリンセス号についての話を聞き、そこでコロナで苦しんでいる患者に対して自分の人生を危険にさらしてまでも頑張っているDMATの存在を知り、多くの人にこの人たちのことを知ってほしいという気持ちから作ったそうです。
映画パンフレットには、結城英晴(小栗旬)、仙道行儀(窪塚洋介)、立松信貴(松坂桃李)、真田春人(池松壮亮)のモデルとなった人たちが顔写真付きのインタビューが掲載されています。
彼らは、やはり映画のように自分をしっかり持ち、意志の強い人たちでした。
この映画は、アマプラかネトフリで配信になったら、定期的に見てしまうような作品になると思います。
まだ、ご覧になっていない方はぜひ見てください。
自分たちが通ってきたいろいろな記憶が呼び戻されるかもしれません。
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